生きやすい?生き辛い?決めるのは、あなたの価値観

生きていて辛いと感じる人もいれば、生きているのが楽しいと感じる人もいます。両者はたとえ同じ環境にあっても、まったく逆の感じ方をするんです。

どうして逆の感じ方をするのか、その違いはどこにあると思いますか?

目次

 

生き辛い価値観

薄いピンクの花の写真

あなたは、どんな価値観を持っているでしょうか?
価値観は、したいしたくないや好き嫌いを決める基準・指針になる考えです。人は価値観によって、物事を判断しています。
その価値観が歪んでいたら、生きるのがとても辛いものになってしまうかもしれません。

あなたには、こんな考えはありますか?もし『ある』ならば、人生に生き辛さを強く感じているんじゃないでしょうか?

  1. 大都市に出て、華々しく活躍して、人々から賞賛を浴びて、使いきれないほど稼いで、自由を満喫する時間もある生活にだけ強い憧れを持っている。
  2. そんな憧れとは逆に、正社員じゃなきゃ、有名企業じゃなきゃ、人に自慢できなきゃ、人より上にいかなきゃ恥ずかしいという強迫観念めいた思いも持っている。
  3. 人から見られて恥ずかしい思いをしないようにしなきゃいけない。人からどう見られているかは何よりも重要。

あなたを生き辛くさせているのは、こういった価値観が心の奥底に隠れているからです。

自信を持っていない人ほど、「私はこういう者です」といえる恥ずかしくない身分、立場、所属するコミュニティなどがなければいけないという見栄えにこだわりが強いですよね。そんなこだわりの全てが、人生を生き辛くさせる原因になっています。

見栄えが悪ければ、背中を丸めて身を隠すように歩き、人から顔を背けてしまう。そんな生活をしている人が、幸せを感じられるはずがありません。その生き辛さは、あなたの価値観が招き寄せているんです。

こうした価値観の多くは、そう簡単に変えることができません。なぜなら、自分自身がそれにしがみつき、「これじゃないと幸せじゃない」と決めつけているからです。理想とする唯一の幸せの形以外は、全てが失敗とみなしてしまっているから、生き辛さを感じずにはいられないんです。

けれど、そういう人達も幸せって本当に唯一絶対だとは思っていません。他にも選びたいだけ幸せの形があることに、本当は気が付いていながら、理想とする幸せから手を離せないだけでもあります。

あなたを生き辛くさせている幸せを手放してみませんか?その為に、まず考えてほしい3つがあります。
あなたを幸せから遠ざけている価値観を、考え直すキッカケになれたら嬉しいです。

 

1.『凄い人』にならなくても幸せはある

誰もが憧れる職に就いて、好成績を残し、社内外から賞賛されたり、人の気持ちを察して動けて、誰よりも気遣いができる人だったり、周りから「凄いね」といわれる人でなくても、幸せにはなれますよ。

幸せになるには、「凄い人じゃないといけない」という価値観は捨てましょう。誰よりも上の存在に立たなければ幸せになれないとしたら、世界中でたった一人しか幸せじゃないことになります。そんなはずはないですよね。

何かの能力が抜きんでていたり、人よりも優れている部分があったりするのは、その人の個性や努力の結果というだけのこと。幸せになるのに、能力の有無なんて関係ありません。
あなたは、あなたのままで幸せになれるんだということを、知ってください。

 

2.人と比較しなければ幸せ

人との比較は何よりも不幸を作り出します。人と比較してわかるのは、その人との違いや差だけ。そこに幸せかどうかの価値観に照らし合わせても、自分勝手にその人との間に上下関係を作り上げてしまうだけです。

人はあなたとは違う人間です。性格も体形も生まれ育った環境も価値観も、全てが違います。似通っている部分があっても、詳細にぴったりと一致する部分なんてひとつもありません。
それほどまでに違う人間と比較すること自体が、おかしな話だと思いませんか?

比較は、『同じ』だからこそ意味があります。もし比較をするなら、その対象は『過去の自分』しかありません。過去の自分よりも成長しているか、過去の自分よりも良くなっているか、それだけが比較してもいい対象です。
人と競うのは、スポーツなどの競技だけにしましょう。

 

3.財布よりも心を満たす

誰もが先の見えない不安を抱え、少しでも安定を求めます。その最たるのはお金ですよね。
お金がなければ食べ物も買えない、住むところもない。命を明日に繋げるのが困難かもしれない不安が強いほど、お金への執着は強まります。

けれど、仕事に就いていて毎月定額の給料が手に入る環境にいれば、まずは衣食住に困ることはありませんよね。「今よりもっと多く稼ぎたい」と思わなければ、生きていくには十分なはずです。
それでもお金に執着しているなら、心が満たされていないことが原因にあげられます。

その心の空洞は、見栄によってつくられます。
人よりも良く見られたい。自分以上の自分に見られたい。人よりも美しく、余裕を持って、豊かでいたい。そんな見栄があると、心が満たされていきません。見栄の為に外見ばかりを着飾っても、「本当の自分は別なのに」と、自分自身がわかってしまっているからです。

人にどう見られるかを心配するよりも、自分の心をどう満たせるかを考えてみてください。自分自身をどう見るか、見え方が変わるはずです。

 

価値観はいくらでも変えていい

湖周りの柵の写真

理想を持つことは良いことですが、その理想じゃなければダメと執着してしまうのはいけません。生きる道が、たった一本の狭い道では、生き辛さを感じやすくなってしまうだけです。

価値観は、人生の道の幅を決めます。歩きやすい道にする為には、道を狭めてしまっている価値観を捨てなければ始まりません。
まずは、あなたを生き辛くさせている価値観を持っていないか、見直してみませんか?

どうしてもその形の幸せが欲しいと思えば、叶える為の努力をするべきです。けれど、その形の幸せじゃなくてもいいかなと思えたら、執着を手放して他にもたくさんある幸せに目を向けてみてください。あなたが幸せと感じられる形は、他にもいくつもあるはずです。

価値観は、時に前に進む力ともなれば、時には視野を狭め、あなたから自由を奪ってしまうかもしれません。
もし、辛いと感じた時には、あなたの人生の指針である価値観を見直してみましょう。そうしたら、目の前に広がる世界が変わって見えるかもしれません。

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