人生の選択に、ただ一つの『正解』を探していませんか?人生は『正解』を追い求めるほど、生き辛さを増してしまいますよ。
目次
『正解』が生き辛さを生む?
小さな頃から、疑問や問題にはたった一つの答えや解決策がありました。まるでテストのようですよね。この答えは正しくて、この答えは間違っているという風に採点され評価され、間違っていたら正しい答えに直さなければなりません。
けれど、人生に『正解』なんてあるのでしょうか?
世の中の物事すべてに、良い悪い・正解不正解をきっちり線引きしようとしてしまうと、そうは出来ない曖昧な物事の多さに、強い不安を抱える羽目になってしまいます。
白黒思考のような極端な思考では、生き辛さが山積みです。
極端な思考の特徴については、こちらの記事も参考にどうぞ
【自分を追い詰める三つの思考。考え方を変えれば、もっと楽に生きられる】
現代は何もかもが高速で進化し、日進月歩で情報が変化しています。昨日には間違いだった情報も、今日には正しいと訂正されるような世の中です。
この世の中では、安易に白黒付けた『正解』を求めることこそ、生き辛さとなってしまいます。
例えば、一流企業に就職したら人生の『正解』でしょうか?
一流企業に就職しても、やりがいのある仕事でなかったら、職場の雰囲気が合わなかったら、どれだけ周りから『正解』だと言われても、そこで生きていくのは辛いでしょう。
何が『正解』なのか?
その答えは、自分の中にしかないものです。誰かに聞いても、それは参考になる情報でしかなく、その答えを出せるのは自分自身しかいません。そして、一般的な『正解』がないからこそ、誰もが答えに迷いながら答えを見つけようとしています。
絶対の安心を掴める正解。失敗しないための正解。それらを探そうとする生き方を変えない限り、生き辛さはついて回ります。
生き辛さを減らすためにも、『正解』を求めるだけの生き方を変えませんか?
1.周りに忖度した『正解』を探すのをやめよう
まずは『正解』を求めることをやめましょう。誰から見ても『正解』なんて、どこを探しても見つかりません。それを探し始めた途端、生き辛さの始まりです。
「これをやっておけば、絶対安心」と言えるような人生の選択は、どこにもないと覚悟を決めましょう。何を選択しても、その反対側には必ずリスクはあるからです。
けれど、リスクを極端に恐る必要はありません。イレギュラーが起きれば、何らかのリスクが生じるくらいのことは、選択には付きものだからです。
まずは、『正解』なんて無いということを改めて覚えてください。
あなたが何を選んでも、それは不正解ではありません。そして正解でもありません。『正解』にするかどうかは、あなた次第なのです。
2.自分の中の『好き』が答えになる
一般的な『正解』なんて無いとわかると、今度は「何を目印にすれば良いか?」に悩んでいませんか?
誰もが通る道です。大丈夫です。その考えは間違ってなんかいません。
小さい頃から、みんなで一つの正解を出すことを目標に教えられてきました。「みんな仲良く」や「礼儀正しく」や「ルールを守る」など。場合によってはどこにでも通用するような教えもありますが、全てが教えられてきた通りにはならないことを、もうすでに経験しているでしょう。
人生は、自分が主役の物語です。どこへ向かうか、どんなストーリーにしていくかは、誰かが決めてくれるわけではありません。全てはあなたが決めるのです。
だから、答えはいつも自分の中にある『好き』や『ワクワク』が目印になります。
周りの環境や常識が時代の流れとともに変化しても、自分の中の『好き』という気持ちや『ワクワク』は変わりません。それらの気持ちが指し示す先は、自分にとっての幸福です。
「〜をしていると心が安らぐ」や「〜をしている時間が一番楽しい」など、自分の気持ちに素直になれば、自分にとっての幸せが簡単に見えてきますね。
これらは、周囲がどれだけ変化しても変わりません。
あなたの『好き』は、どこに向いていますか?
それを見つけてみてください。
誰もが自由に生きていい
『正解』があれば、不安も苦悩もない生き方ができるかもしれません。けれど、もしその『正解』が自分に合わなかったら、それはどれだけ息苦しい人生となると思いますか?
はっきりとした正解がないから、不安になる。
誰に聞いても、正しい答えがわからない。
それはとても自由です。自由は少々の不安と隣り合っています。けれど、息苦しいほどの生き辛さではありません。
自分らしく、自由に生きてみませんか?
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
心のケアや不調の整え方、楽に生きる方法などをご紹介しています。ぜひそちらも読んで、辛さや苦しさを手放せますように。
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