夜更かしは心身に悪影響があることは、広く知れ渡っていますが、寝溜めも良くないことを知っていましたか?
寝すぎることで起きる心身への悪影響や、快眠するための2つの心がけをご紹介します。
今夜から、スッキリと翌朝に目覚められる良質な睡眠をとっていきましょう。
目次
寝すぎると逆に疲れるのはなぜ?
あなたは、休日やその前夜に『寝溜め』と称して、いつも以上に夜更かししてから翌日の昼までぐっすりと眠り続けていませんか?
その睡眠、全く疲れが取れないどころか、余計に疲れを溜め込むことになっています。
睡眠は、心身の回復に必要不可欠です。寝ることで日中働き続けている脳を休め、記憶を整理し、細胞を再生するなどの働きが続々と行われます。同じく、心の疲労回復にも睡眠は重要な役割を果たしています。
しかし、睡眠時間が長ければ長いほど良いというわけではありません。
いつもより2時間長く睡眠をとることで、疲労感が解消しないことがわかっています。
どうして寝すぎで逆に疲れてしまうのか、その理由と適した睡眠をとるために気を付けることをご紹介します。
1.寝溜めすると睡眠の質が低下する
平日に忙しく動き回っている人の中でも、寝溜めが有効と考えている人は一定数いますが、人の体は寝溜めができるようにはできていません。それどころか、寝溜めをすることで睡眠と目覚めのサイクルが崩れ、翌日以降の睡眠が困難になってしまいます。
そうなると、寝溜めで十分な睡眠時間をとっている気分になるだけで、実際には睡眠不足に陥ってしまうこともあります。睡眠不足になれば、注意力や認識力が低下したり、免疫力が低下したりなど心身への悪影響は計り知れません。
また、寝過ぎによって疲労感が増し、うつ傾向になるリスクが上昇するという研究結果も出ているため、寝溜めにメリットはないと言えますね。
適度な睡眠は、夜に寝て朝に起きる。このサイクルを崩さないで維持することが大切です。
2.適度な睡眠時間は6〜8時間を目安にする
人にとって適度な睡眠時間の目安は、6〜8時間ほどが一般的ですが、どうにも体が疲れ切っている時は、それ以上に眠りたくなることもありますよね。
そんな時は、目覚める時間ではなく、入眠する時間を早めましょう。
疲れているならば、もうすぐにでも眠りたいほど眠気がやってきているでしょう。その眠気に逆らわず、そのままいつもの目覚めの時間まで、ぐっすりと眠りについて大丈夫です。
適度な睡眠時間はあくまでも目安なので、多少短くなったり長くなったりしても、それが自分の体調を考慮した結果ならば問題はありません。
ただし、目覚めの時間だけは平日でも休日でも、疲れ果てている時でもできるだけ固定するのがポイントです。
3.布団に入ったら『寝る』以外のことをしない
睡眠の質を高めるには、布団に入ったら寝る以外のことをしないように気をつけてみましょう。
多くの人は、布団に入ってからもひと作業しようとばかりにスマホを開いていませんか?
けれど、その行動が睡眠の質を低下させて、寝ても疲れが取れない要因となっています。
スマホの光に含まれるブルーライトが、眠気を促すメラトニンの分泌を阻害するのは明らかにされています。また、刺激的な内容とは思っていなくても、脳にとっては十分な刺激となっているため、これから眠ろうとしている脳が活性化してしまい、うまく眠りに入ることが難しくなってしまいます。
布団は寝る場所だと脳に認識させることで、布団に入った瞬間に眠気がやってくるようになりますよ。
ぜひ、布団に入る前にスマホを手の届かないところに置いて、布団に入ってみてください。きっと朝まで快眠の喜びを感じられるはずです。
快眠は心と体の健康に直結する
少しだけ寝る前の行動に気を配れば、体と心の疲れをとる良質な睡眠が、簡単に手に入れられます。
睡眠は人にとっては欠かすことのできない回復行動です。適切な時間、適切な環境が整うだけでも、睡眠の質は大きく変わるでしょう。
いつもよりも少しだけ、寝る前の行動に気を配って、心地よい目覚めを体感してみてください。
きっと、心と体の回復状態に驚くはずです。
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