『自分を変える』のは意識による決断ではなく、やらざるをえない環境。決意で人は変われない

何度も何度も、自分を変えていこう。自分の為の人生を送ろう。そうしていこうと決意するのに、結局はいつの間にか気が付かない間に中途半端に終わってしまっていませんか?

実は、人は決意するだけでは変われないんです。変わるには、もっと別のところを変えなければいけません。

目次

 

決意しても変われない

赤いダルマの写真

毎日、日記を書いていこう。
毎月、3冊の本を読んでいこう。
そういった決意をしても、実際にやり続けられる人は多くありません。それはなぜだと思いますか?
人は意識では変われないからなんです。

決意した瞬間というのは、大きな高揚感、興奮に包まれていますよね。その瞬間から自分とそれを取り巻く世界が変わるかのような感覚を体感しています。
けれど、実際にはそれはただの錯覚です。

決意しても変われないのは、決意した瞬間が何よりも気持ちの良い行為だからなんです。

 

1.決意するのは気持ちが良い

『変わろう』そう意識した瞬間は気持ちが興奮状態にあります。変わっていく為に努力をしている自分、それによって変わった自分を想像することは、映画やドラマのシーンにあるような回想のようじゃないですか?その想像をするのはとても楽しく、そして目標値の半分まで到達したかのような満足感さえも味合わせてくれます。
けれど、実際には想像しただけで一歩も前に進んでいませんよね?変わってなんていませんよね?

人の決意は、状況が味方しない限り、ほとんどの場合で役に立たないことが証明されています。
思い出してみてください。誰もが経験したことがあるはずです。「毎日勉強しよう」や「毎日筋トレしよう」と決意したその数日後には、全く何もやらない元通りの生活に戻っていたことが。

決意するということは、その瞬間だけの夢を見ているようなもの。何も達成していないし、目標を立ててもいない段階です。それを理解していないと、決意したという満足感だけで、自分を変える行動に移ることができません。

 

2.やらざるをえない環境をつくる

自分を変える為に必要なものは、『やらざるをえない環境』を用意することです。
例えば、毎日のように甘いジュースばかり飲んでいた人が、「今日からジュースを止める」と決意しても、冷蔵庫に冷えたジュースがあったら飲んでしまいますよね。一度飲み始めてしまえば、再びその生活に戻ってしまいます。

そこで、やらざるをえない環境を用意します。
まずは、冷蔵庫にも家のどこにもジュースを置きません。買い置きは絶対にしないようにします。そうすることで、家でジュースを飲むためには、わざわざ外に買いに行かなくてはならなくなりました。
こうやって、今までの行動に戻ろうとする時にあえて手間をかけるようにすると、無意識にいつも通りの行動をしようとする自分を止めることができます。

外でもジュースを飲まないようにするならば、水筒を持ち歩いたり、余分なお金を持たないようにしたりすることで、ジュースを変えない環境をつくります。

ここまでしなければいけないの?と驚かれますか?ここまでしないと、人は簡単に元に戻ってしまうんです。それほど人の意識はいつも通りが大好きなんです。

 

決意よりも環境つくり

会社の会議スペースの写真

ただ決意するだけでは、人は変われません。決意するだけか、具体的な行動に移すかだけの違いですが、そこから生まれる結果は雲泥の差になります。

本当に変わりたいと願ったその気持ちは、決して偽りではないでしょう。それでも、決意しただけではその気持ちを救い上げるだけの力には足りません。変わりたいと願った気持ちを救い上げるには、行動によって具体的な変化を小さくても起こすことです。

決意から行動に移すことは難しいんですが、決意した瞬間に『やらざるをえない環境』をつくってしまえば、あとは環境が行動を支えてくれます。
決意を続けるよりも、決意から即行動。まずはやってみなければ始まりませんよね。何でもやってみるところから、一歩を踏み出しましょう。

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