あなたの人生はあなただけのオリジナル。それは理解しているはずなのに、周りの人と比べてしまい、自己嫌悪や自己否定を繰り返してしまうこと、ありませんか？
意識を向ける先を、人から自分に替えてみましょう。そうしたら、見える世界はきっと違うはずです。
目次
人のことは良く見えるもの
人と自分を比較しても、何も良い事なんてありはしない。そう理解していても、やっぱり人は誰かと比較して、今の自分を知りたくなってしまう生き物です。
最近はSNSやネットの普及によって、十年前よりも格段に個人の情報が手に入れやすくなりましたね。休日の過ごし方をアップしてみたり、好きな物をアップしてみたり。SNSには、人の華やかな人生の一面を見ることができます。
そのSNSに載せられた情報だけが、その人の人生の全てではないと理解しているつもりでも、見える情報に心がついていかないことはよくあります。
人の素敵な休日の過ごし方を羨ましく思ったり、自分にもそんな風に過ごせたらいいのにと妬ましく思ったり。心に渦巻く黒い感情が、どうしても抑えられなくなってしまうと、自分の今を否定してしまいます。
誰だって、自分を否定も嫌悪もしたくありません。けれど、周りを見れば自分よりも幸せそうで楽しそうで、生き生きとしている人達が目に映ります。
そんな時、ふと「自分はどうなのかな？」と比較を始めてしまいますよね。比較が癖になってしまうと、街を歩いているだけで周りに目を奪われてしまい、自己嫌悪や自己否定の嵐になってしまいます。それでは人生を楽しむ余裕なんてありません。
そんなあなたに必要なのは、周りの世界ではなく、あなた自身に意識を向ける方法です。
意識を自分に向ける方法として効果的な3つの方法をご紹介します。ぜひ試してみてください。
１．鏡を見る
自分を意識するには、自分の姿を見るのが効果的です。
毎朝毎晩、鏡の中のあなたをじっくりと見つめて、質問してみてください。「今日はどんな事があった？楽しかったことは？辛かったことは？」など、鏡の中のあなたに聞いてみます。そして、答えてみてください。
質問は、自分が何を感じ、何を考えているかを客観的に把握するのに役立ちます。親が子に聞くように、その日一日の出来事を聞いて、答えてみましょう。
自己否定の傾向が強い人ほど、鏡を見ないと言われています。それは、嫌いなものを視界に入れたくないと無意識に鏡から距離をとっているからなんです。
まずは今の自分に意識を向ける為に、鏡を使って『自分』という輪郭を意識してください。
２．日記を書く
外側からだけではなく、自分自身の内側にも意識を向けてみる必要があります。それには、日記が効果的です。
日記はできるだけ毎日書いた方が、より効果的です。日々の変化が日記に現れるので、今の自分を把握しやすくなるからです。
自分は何を求めていて、何が不満と感じているのか。解消することはできるのかなど、日記を書いていく内に自分の内面に隠された気持ちに気がつけるようになります。
気が付くことで行動に変化が現れたり、気持ちに変化が現れたりと、今まで人に向けていた意識を自分に向ける訓練になります。
ただ、負担になりすぎないようにしないと、日記を書くこと自体を嫌いになってしまいますよね。日記は一行からでも良しとして、「やらなきゃいけない」という心理的な負担は軽くしておきましょう。書かない日があってもいいくらいの気持ちで始めてみると、意外と続けられます。
３．情報を遮断する
人と比較してしまいそうな情報、特にSNSからの情報は真っ先に遮断しましょう。
SNSは切り取られた綺麗な一部分です。綺麗に映るように写真を撮り、加工してアップしています。そんな情報を見ても、羨ましいや妬ましいという感情を刺激するだけで、良い事は多くありません。
本来のSNSは、素敵なものや好きなものを共有しようという意味合いでスタートしたサービスだったはず。それがいつの間にか、『自分は人よりも良い物を持っている』という自慢やマウンティングの為の道具になってしまっています。
わざわざ嫌な感情を抱く為に、SNSを見る必要はないと思いませんか？
週に一度、気になったものだけ見れば十分です。見る必要がなければ、アカウントを削除してもいいし、通知を切ってしまってもいいですね。自分から見るタイミングや見る情報を選べる環境にする為に、情報から距離をおいてみてください。情報を見てしまうと、つい比較してしまいたくなります。
人並みじゃなくてもいい
人と比較するのは、自分が間違った道に入り込んでしまっていないか、人に迷惑をかけるような行為をしていないかなど、自分がちゃんとコミュニティに所属しているかを確認しようとする為にしています。それが行き過ぎてしまうと、人の目が気になりすぎて、人からどう見られるかが行動を決める基準となってしまうように。
大きく迷惑をかけていなければ、人と同じじゃなくてもいいんです。人並みじゃなくてもいいんです。あなただけのオリジナルな人生だから、誰かと違っていていいんです。
それを自慢するわけでもなく、「これが自分の人生。自分らしく生きられて楽しい」と思えれば、それだけで十分じゃないでしょうか。
誰かよりも良くなくてはいけないとか、誰かより劣ってはいけないとか、そんな比較をする為に生きていると、人生の何もかもが楽しくなくなってしまいます。
人生は比べるものじゃない。楽しむもの。
あなたの人生をあなたの楽しみ方で満喫しませんか？
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