生き辛さ解消のコツは『執着』を捨てる

自分で自分を苦しめる、生き辛くする要因のひとつに、物事への執着があります。
何かに執着すると、客観視や受け入れる余裕を失い、幅の細い険しい道を歩くが如く、人生を辛く苦しくさせてしまいます。

あなたは、何かに『執着』していますか?
その『執着』を手放して楽になりませんか?

目次

 

何に執着しているか?

赤い薔薇の写真

あなたは何かに執着していますか?
それが物体でも思考でも、何かに執着していること自体が、あなたを苦しめているかもしれません。

執着は、何かを大切にする行為とは違います。
「〜でなければならない」や「〜するべき」という偏った思考を生み出しやすく、それだけが正義と思い込んでしまう執着は、たくさんの人で溢れる世界で生きるには生き辛さを感じさせてしまうだけです。
あなたはそんな『執着』を持っていませんか?

人は、主に次の三つに対して執着しやすく、執着していることに気が付きません。
自分の行動を振り返って、何かに執着していないか、思い込みで自分を苦しめていないかを確かめてみましょう。

 

1.人に執着

人に執着している人は、相手の顔色を窺うことに必死で、自分の気持ちや意見は後回しです。そんな毎日が続けば、自分自身や対人関係に亀裂が入るのも無理はありません。

例えば、「こんなに尽くしているのに何も返してくれない」と考えたり、「自分ばかり損してる」と思ったり。
そう思う原因は自分のとった行動なのに、その原因は相手にこそあると思い込んでしまいます。

人に執着すると、自分のことが見えなくなり、本当の気持ちも怒りといった二次感情の中に埋もれてしまいます。
本当は何が好きなのか、本当にやりたいことは何か、自分はどう生きていきたいか。それらを忘れてしまうのは、生き辛さへ直結する問題です。

 

2.常識に執着

常識に執着している人は、「〜じゃなければいけない」や「〜するべき」思考が強い人です。
常識という固定観念に縛られていると、自分の物差しでしか世界を見ることができず、人とたびたび衝突します。衝突の原因は、「相手が悪い」としか考えられないので、解決や改善という他の手段を考えることができなくなってしまうのです。

常識は、どの視点から見ているかによって全く異なる結論が導き出されるほど、あやふやです。
ある人から見れば非常識な行為も、別の人の視点から見れば当然の行為であるなど。多角的に物事を見る思考がなければ、人と争う道しか選べなくなってしまいます。

 

3.理想に執着

理想に執着する人は、完璧でありたい思いが強い人です。
「〜になりたい」という思いは、目標に突き進むための大きな力になりますが、その理想そのままでなければ受け入れられないと考えてしまうと、自分の道を狭めてしまいます。

常に100%の力を発揮し、常に100%の結果を作り出せる人はいません。そうと理解していながらも、自分を止められないでいると、いつまでも辿り着けない現実に、「自分は何をやってもダメだ」という答えに行き着いてしまいます。

理想に完璧な状態で辿り着きたいと思うほど、自己否定に繋がる悪循環ができあがってしまいます。

 

自由になって楽になろう

白い薔薇の写真

執着は、自分自身に良い影響を与えることは少ないでしょう。ほとんどの場合、視野を狭め、選択肢を狭め、堅苦しさや息苦しさといった生き辛さを感じさせます。
そんな檻の中から、自由になりませんか?

執着を捨てて、広い視野で物事を見てみましょう。
知らなかった光景が、見えてくるかもしれません。
気がつかなかった選択肢に、気付けるかもしれません。
それは、あなたが自由と楽を掴む可能性です。

自分と向き合い、対話することで、自分の中にある執着が何なのか、どうしてそれを手放せないのかに気がつけます。
もし、自分ひとりでは難しいと感じたら、オンラインカウンセリング話楽をご活用ください。

心に詰まった気持ちを解放し、自分が何を求めているのか、自分が何に執着しているのかに気付くお手伝いをします。

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