悪口を言って、ストレス発散していませんか?
実は、悪口ではストレス発散するどころか、逆にストレスを溜め込んでいます。自分に悪影響しかない悪口は、今すぐやめませんか?
目次
悪口を言う数だけ悪い事が起きる
愚痴と悪口。これを同じものだと勘違いしている人は多く、また愚痴を言っているつもりが悪口にいつの間にか変わってしまっている人も多いです。
悪口、やめませんか?自分自身にも周りにも、悪いことしかおきませんよ?
私は、言う場所と相手を間違えなければ、愚痴は吐き捨てて良いものだと考えています。
愚痴とは、心に溜め込んだ感情やストレスです。それを吐き出して、スッキリして、自分と向き合って思考を正せるなら、愚痴を言うことに意味はあると考えています。
しかし、悪口には良い影響は一つもありません。
言えば言うほど、周りから敬遠され、近づいてくる人達は心根の曲がった人達ばかり。人を利用して自分が楽をしよう、人を落として自分が這い上がろうと考える人ばかりです。そんな人達の中にいたら、いつ自分が踏み台にされてしまうかわからず、ストレスが積み重なる毎日になってしまいます。
だから、悪口には百害あって一利なしです。
それでも悪口を言う人が一定数いるのは、不思議ですよね。
これは、人のある心理が関係しています。
人は自尊心を持った生き物です。ただ、この自尊心もまた勘違いして捉えている人が多いのが現状です。
自尊心を「自分は人よりも優れているから凄い」という気持ちを基にしている人は、人が自分よりも優れている状況が許せません。なぜなら、自尊心を傷つけられたと解釈してしまうからです。
そこで悪口を利用します。
悪口を言って、相手の容姿や人格、出身地や行動などあらゆる一部を取り上げて貶せば、悪口を言っている間は『その人は自分よりも劣った存在』として認識できます。つまり、相手を貶めることで自尊心を回復させているのです。
しかし、悪口は百害あって一利なしの言葉通り、悪口を言って良いことはありません。一時的な自尊心の回復がなせたとしても、それは事実が伴っていないのですぐにまた自尊心は傷つけられるでしょう。
そして、悪口を言い続けることで周りから人がいなくなり、近付いてくるのは同じように悪口を言うのが大好きな人達ばかり。
脳は、言葉をそのまま受け取ります。たとえ、人に向けた言葉でも自分に向けた言葉として受け取ってしまいます。
悪口を言うほどに、自分自身を傷つけているのは、まさに『自分』なのです。
悪口で心を落ち着けようとしているなら、今すぐやめましょう。
それは本当の対処法にはなっていません。間違った対処法です。
そして、そのまま悪口を言い続ければ、あなたを大切に思ってくれる人達もいつかいなくなってしまいます。
本当の孤独に置かれる前に、悪口をやめませんか?
1.感情を受け止める
悪口を言う人は、実は自分自身に対して不満をたくさん抱えています。
もっと大人になりたいし、もっと何でも出来る人になりたいし、もっと自分を見てほしいし、もっと褒められたいと。けれど、その願いを叶えるだけの力が自分にはないと思い込み、行動できないから行動できる人達を見て苛立ち、悪口として発散しています。
悪口を言いたくなった時、それはあなたの心が不満を訴えている時です。
もし悪口を言おうとしたら、まずはそこで感じた不満の気持ちを『あなた自身』が受け止めてあげてください。
例えば、仕事で成果を出した同僚に対して「あれくらいの仕事、私にだって出来る。ちょっと結果が出たからって騒ぎすぎ。普段は残業もしないで帰るのに不正でもしているんじゃない」などの悪口が浮かんできたら、口に出してしまう前に、気持ちを分解してみてください。
「あれくらいの仕事、私にだって出来る」、「普段は残業もしないで帰るのに不正でもしているんじゃない」からは、自分も頑張っているのに周りから認められていないと感じているのが読み取れます。
「私も頑張っているね」と、不満の気持ちを受け止めてあげましょう。
気持ちは、受け止める先がないと言語化しても虚しさが増してしまうだけの場合があります。だからこそ、まずは自分で自分の気持ちに気付き、拒絶や否定ではなく受け止めてあげてください。
不満や不快の気持ちは、悪い存在ではありません。そう感じる自分自身を、悪いものだと決めつけなくていいのです。
「『今の自分』は、そう感じるんだ」と、それを理解して、そんな自分がいることを受け止めてあげてください。
2.リフレーミングで視点を変える
リフレーミングとは、起きた事実を違う視点で捉え、ネガティブをポジティブに解釈し直すことです。
例えば、コップ半分の水を見て、「もう半分しかない」を「まだ半分ある」へと解釈することで、ネガティブな思考をポジティブへと変えられます。
この方法は悪口を言いそうになった時にも有効です。
「異性に媚を売っている」をリフレーミングすると、「人当たりが良い」になりますね。
「単独行動ばかりして協調性がない人」をリフレーミングすると、「行動力があって自分の意見を大切にする人」になります。
このように視点を変えて捉え方を変えると、悪い面ではなく良い面が見えてくることがわかります。
人でも物事でも、良い面と悪い面は必ずどちらも持ち合わせています。そのどちらに重きを置いて捉えるか、それが違うだけで真逆の結果を得ることになるでしょう。
悪口を言う結果は、対人関係がボロボロになり、自身の精神状態も不安定になっていきます。
では、悪口をやめて、リフレーミングで捉え方を変えたら。どうなるでしょうか?
3.気持ちは吐き出して良い
悪口は言ったら悪いことしかありませんが、愚痴は適度に吐き出して、気持ちを溜め込まないようにしましょう。
不満を抱えたままでいると、原因を自覚することもなくイライラが募ってしまうことがよくあります。自分がどうしてイライラしているのかわからないのに、普段からイライラしている人は、不満を抱え込んでいないか自分の気持ちを見つめ直してみてください。
愚痴は誰にでも言っていいわけではありません。口外しないと信頼できる人、アドバイスや否定をしないとわかっている人に対してなら、言っても大丈夫です。そうではない人に愚痴を言うと、愚痴の内容を曲解して誰かに話されてしまったり、変なアドバイスで気疲れしてしまったりします。
愚痴を言いたい時は信頼できる人に聴いてもらいましょう。
もし、信頼できる人と時間が合わない、相手に負担をかけたくないなどの場合には、いつでもオンラインカウンセリング話楽をご活用ください。
溜まった気持ちを吐き出して、また元気になれるようにお手伝いします。
悪口は聞こえないフリ
悪口を言うと、良い人は周りから去り、同じように悪口を言う人ばかりと一緒にいる時間を過ごすことになります。それは、心には大きなストレスとなって、いつか心身を壊してしまうかもしれません。
悪口を言っても、現状は良くならないどころか悪くなる一方です。
周りから聞こえてくる悪口は、聞こえないフリをしましょう。
そして、自分が悪口を言いそうになった時には口を閉じ、心の中にある不満の気持ちを受け止め、視点を変えて良い面を捉えましょう。
心に溜まった愚痴は、いつでもオンラインカウンセリング話楽でお聴きしますよ。
自分に良い行動を、自分を良くする行動を選べますように。
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