周りを気にする人ほど『自分』がわからなくなる。『自分』を知って楽に生きられるようになろう!

周りの人を気にしすぎていませんか?
自分よりも人を優先して、自分の気持ちを蔑ろにしていると、どんどん『自分』を見失い、辛さや苦しさばかりを募らせてしまいます。

目次

 

周りが気になる人ほど『自分』を見失う

ネットのコメントに怯える人の写真

自分が何をしたいのか、何を言いたいのか。その馬その場で瞬間的に自覚し、人に伝達するための言語化までできる人は、意外と少ないのかもしれません。
あなたも、その場では笑っていても、後から「〜と言えばよかった」と後悔したり怒りを感じたりした経験がありませんか?

周りの人の視線を気にしすぎている人ほど、自分のことを表現するのが苦手です。人と話していても、瞬間的に自分の気持ちを取り上げ、言語化できない人がたくさんいます。
それは、自分を表現することで、「攻撃されるかもしれない」という恐怖があるからです。

もし、自分の気持ちや意見を伝えた瞬間に、相手から批判的な意見や反論、バカにするような言葉が返ってくるかもしれないと考えた瞬間、わずかな可能性があるというだけで強い恐怖心となって自分を縛ります。

だから、そんな可能性を回避するために、あえて自分の気持ちを表現しない道を選択するのです。

しかし、そんな我慢を続けていると、その場その場で瞬間的に気持ちを言語化することができず、後になってからじわりと心に嫌な気持ちが広がっていきます。後悔や怒りなどという気持ちが。
「あの時、〜と言えばよかった」と後悔したことはありませんか?

人と対立したくない。
言い争うのは苦手。
人からバカにされたくない。
自分の気持ちを表現しないのは、そんな気持ちの表れなのかもしれません。

けれど、そうやって自分の気持ちを我慢し続けていると、どんどん『自分』がわからなくなっていきます。
『自分』がわからないと、何が楽なのか何が辛いのかわからなくなって、辛い道ばかりを選んでしまうかもしれません。

我慢し続ければ楽、というわけにはいかないでしょう。
自分の気持ちを伝えなければ、我慢する辛さや苦しさは確実に降り積り、心に大きな負担となるのは確実です。

もう少しだけ、自分に意識を向けてみませんか?
周りの人に向ける意識の半分でいいから、自分自身を気遣ってみませんか?
そうしたら、日ごろ感じている辛さや苦しさ、怒りや後悔が、少しだけ軽くなるかもしれません。少しだけ軽くなったら、生きるのが少し楽になるかもしれません。
その一歩目として、自分の気持ちを自覚し、言語化できるように三つのステップで練習してみましょう。

 

1.瞑想で気持ちをリセット

ぐちゃぐちゃになった感情や思考をリセットする方法の一つに、瞑想がありますが、瞑想は静かな場所さえあれば、いつでもできるので特におすすめの方法です。

いつも人のことばかりを気にしてきたあなたは、周りに対するアンテナの感度は高いのですが、自分自身に対しては鈍感です。だから、自分の気持ちを見つけようとすると、積もり積もって絡まってしまった様々な感情が一気に押し寄せてしまい、処理しきれなくなってしまいます。

そこで、まずは気持ちを落ち着けるために、瞑想を行なってみてください。
深く呼吸をして、ストレスや悩み、波立った感情から距離を置いて、冷静な自分に戻りましょう。

瞑想は、呼吸に集中することで考えすぎや悩みすぎ、思考の巡りをリセットします。たった数分間のリセットが、それ以降の感覚を研ぎ澄ませることになるので、ぜひやってみてくださいね。

 

2.自分の気持ちをトコトン深掘り

続いては、自分の気持ちを引き上げることに慣れていきましょう。
いつも外側に張り巡らせたアンテナを、今度は自分の内側へと張り巡らせるイメージです。

試しに、その日一日の出来事を振り返ってみましょう。
人と会話した内容、意見交換した場面などを振り返ると、つい自分の気持ちを言わずに噛み殺した瞬間がいくつもあると気が付きます。
その時、本当はどう感じていたのか、本当はこう言いたかったという気持ちを書き出してみてください。

最初は、ふわっとした違和感のような気持ちしか見えてこないことがほとんどです。けれど、少しずつ自分の気持ちに意識を向けられるようになってくると、少しずつ見えてきます。あなたが抱えている本当の気持ちが。

その気持ちをトコトン深掘りしていってみてください。
深く深く知っていくと、辿り着くのは本当のあなたの気持ちです。

例えば、食事をするお店を選ぶ際に、友達に「何がいい?」と聞かれて、あなたは「なんでも大丈夫だよ」と答えました。
けれど、本当はどんな気持ちでそう答えたのかを深掘りしてみましょう。

その近辺にあるお店ならば、どのジャンルでも食べられると思ったから。
「なんでも大丈夫」と答えたのは、友達と楽しく食事ができれば何でも良いと思ったから。
わざわざ遠くから来てくれた友達に、好きな物を食べてほしいと思ったから。

自分が心の奥底で、本当は何を考え、どうしたくてその言葉を発したのかを知っていきましょう。
慣れていけば、気持ちを引き上げるまでの時間はどんどん短くなり、その場で瞬間的に理解することができるようになります。

 

3.気付いた『気持ち』を行動に移す

最後は、ここまでに引き上げてきたあなたの気持ちを、行動に移していきましょう。

気持ちは、知ることも大切ですが、それに行動を伴わせることも大切です。
「私は〜したい」と考えているにも関わらず、それを我慢するのは辛いですよね。一つ一つは小さな我慢かもしれませんが、何度も我慢が続いてしまうようなことになれば、我慢の限界を迎えるのもあっという間です。

我慢は、自分自身の気持ちを殺すにも等しい行為だということを覚えておいてください。

「私は〜したい」
「私は〜の方が好き」
そういう気持ちを感じ取ることができたら、それを周りの人に伝えましょう。あなたの気持ちを伝えたところで、必ず関係が悪くなるわけではありません。それどころか、本音を話せる相手として、さらなる信頼が深まりさえするかもしれませんよ。

自分の気持ちを大切にして、行動に移すことで、周りもあなたに遠慮なく意見を聞くことができます。お互いがお互いの気持ちに遠慮していては、なんだか他人行儀ですよね。
しかし、そうさせているのは、あなたの遠慮や我慢しがちな行動の結果かもしれないのです。

心を許せる人だからこそ、大切な人だからこそ、自分の気持ちを伝えましょう。
その方が、相手は心を開いてくれていると嬉しくなるし、あなたも気持ちを受け止めてくれる相手がいることを喜びに感じられます。

 

楽な生き方は『自分』を知るところから始まる

草原を走る子供の写真

人にとって辛いのは、自分を偽らなくてはならない生き方を強いられることです。
自分の気持ちとは違うものを選ばなければいけない。自分がしたくないことをしなければいけない。笑いたくないのに笑わなくてはいけない。そんな自分の気持ちと反対のことばかりを強いられ続けていると、だんだんと自分の本心がどこにあるか、わからなくなってしまいます。
最終的には、何に対しても無気力になって、生きることを諦めてしまう可能性もゼロではありません。

無理なんてしなくていいです。
我慢なんて、しなくていいならしない方がいいです。
もっと辛さや苦しさを回避するように、楽な生き方を選んでいいのです。

その為には、自分が何を求めているかを知る必要があります。
それは、『自分』を知るということです。

今日から、自分の気持ちと向き合ってみてください。

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