「自分も変われる!」そんな刺激がもらえる!おすすめ映画のご紹介!

今回は感銘を受けた映画を一本ご紹介します。「自分も変わる力がある!」と思わせてくれる映画です。

目次

 

「自分も変われる」と思える映画

本を読む人の写真

今回はある映画をご紹介します。
映画のタイトルは『マイ・インターン』です。
主演はプラダを着た悪魔で有名なアン・ハサウェイ、そしてハリウッドの大スターであるロバート・デ・ニーロの二人です。

この映画は、誰もが悩む仕事と家庭の両立の悩み、仕事に忙殺されて辛くなる気持ち、優先すべきは仕事か自分の気持ちなのか。各所で生き方を問うシーンが散りばめられています。

アン・ハサウェイはまだ若い年齢ながらもファッションサイトを運営する会社を起業した社長で、自分のやりたいことを貫き続ける姿が描かれています。
その会社にシニアインターンとして就職したロバート・デ・ニーロは、70歳を超えて初めてパソコンやSNSを駆使する業務に就くことになります。
お互いに悪戦苦闘する毎日の中でお互いの生き方に触れ、静かに自分の中で相手の価値観を飲み込んで自分の糧としていく様子は、『生き方』に不安を抱える多くの人達の救いとなるストーリーです。

この映画で、私が感銘を受けた三つのポイントをご紹介します。

 

1.『未経験』に飛び込んでいく勇気

定年退職後の再就職として、70歳を超えて新入社員となったロバート・デ・ニーロは、昔ながらの働き方を変えず、礼儀に正しく、常に姿勢を正した真摯な態度で仕事に挑みます。
その姿は現代の若者から見れば滑稽なほど生真面目に写り、呆れる若手社員の姿が描かれています。彼らからすれば、年老いた新入社員など戦力にもならない存在だと、さほどの興味もなかったのでしょう。

作中では、70歳のロバート・デ・ニーロはパソコンやスマホの操作経験はほとんどなく、この再就職のために新たに知識を習得してきたようです。
今や当たり前に使えるパソコンやスマホの使い方すら知らない老人に、周りは何の期待も寄せていませんでした。

しかし、常に居住いを正し、礼儀やマナーを重んじる姿勢を貫くロバート・デ・ニーロの態度に、周りも徐々に打ち解けていく様子が描かれています。
それはなぜか。

ロバート・デ・ニーロは、わからなければ周りに質問する、未経験でも出来ることを探して飛び込んでいくという行為を繰り返していたからです。

使い方がわからなければ、使えるようになればいい。
最初は隣の席にいた若手社員から教えてもらいましたが、その後は自分で夜遅くまでパソコンやスマホの操作方法を調べては実践するを繰り返し、中盤ではSNSへ登録する様子も描かれています。

そんな風にどんどん挑戦して『自分に出来ること』を増やしていく姿に、周りも段々と彼の存在を受け入れはじめました。
パソコンやスマホの操作方法は知っていても、いかにして業務データを分析するかはよく知らない若手社員は、気付けば彼に質問するようになっていました。若手社員からの質問に対して上から目線でアドバイスするようなことはなく、真摯に答える姿勢は若手社員の心を見事に捉えました。

最初は期待もされていないシニアインターンだったのが、いつの間にか頼れる社員・人生の先輩としての周りに受け入れられていく様子は、見ていて心が熱くなります。

 

2.礼儀・マナーには意味がある

ロバート・デ・ニーロは毎日スーツで出勤します。きっちりアイロンのかけられたシャツ、皺のないスーツを着て、ネクタイもしっかりと締めます。そんな姿に「もっとラフでもいいんじゃないか?」と言う若手社員がいましたが、ロバート・デ・ニーロは「これでいい」と言います。

礼儀やマナーには、一見すると意味はないようでも、きちんと意味があってやっているのだということを言っているのです。
これが明確に反映されているシーンは、ストーリー全体に染み込んでいるような印象でした。

人は自分とは『違う』と思うタイプの人を警戒します。けれど、礼儀正しい人を警戒するかと言えば、言動に目立った問題が見つからなければ、『害はなさそう』と考えます。

入社したロバート・デ・ニーロは、周りから見れば浮いた存在です。年齢は40歳も年上で、ラフな格好の社員の中でただ一人のスーツ姿。
通常であれば、自分とは異なるタイプであることから敬遠されてしまう存在ですが、誰に対しても礼儀正しく接し、身なりを崩すことない姿勢を見せているロバート・デ・ニーロに、周りの人達からの信用と信頼を得ていきます。

印象的だったシーンは、アン・ハサウェイの車の運転手を交代した時です。
ロバート・デ・ニーロは運転手が日常的に飲酒しながら車を運転していることに気が付いて、自分が代わりに運転することにしました。
車に乗り込んでそれに気付いたアン・ハサウェイは車を降りようとしましたが、結局はロバート・デ・ニーロの運転で車を発進させ、その後もロバート・デ・ニーロに運転手を任せます。

もし、ロバート・デ・ニーロが礼儀正しくなかったら、社長の権限で運転手になることは認められなかったでしょう。常に礼儀正しく他者と接し、誰かに害を与えるような人間性ではないと薄らとでも理解されていたからこそ、大切な仕事を任せてもらえたとも言えるシーンです。

 

3.自分が本当に『やりたいこと』を決断する覚悟

最後はアン・ハサウェイのシーンです。
女性社長として若くして成功したアン・ハサウェイですが、映画では過渡期を迎えます。

仕事では、会社の経営が思わしくなくなって、経営経験のあるCEOを上に置いたらどうかと会議で話が出ていました。
また、プライベートでは結婚して子供もいますが、専業主夫の夫はママ友の一人と不倫関係にあり、薄々気がついているものの、仕事も忙しい状況でどう対応していいかわからなくなっていました。

そんな時、アン・ハサウェイはロバート・デ・ニーロに相談します。新入社員でありながら40歳も年上で社会経験も人生経験も豊富な彼からの言葉は、上から目線ではない真摯な言葉ばかりでした。
その言葉に励まされ、自分のやりたいこととは何か、現状で何が出来るのかを改めて考え、答えを見つけていきます。

最終的に出した答えは、完璧に問題を解決するものではないでしょう。時に解決しようと行動したことで、新たな問題が生まれてしまうこともあります。
それでも、自分が本当にやりたいことをするために決断する覚悟は、必要なのだと思わせてくれるシーンでした。

 

あなたも『変われる』

乾杯する人の写真

映画や小説などから、感銘を受ける機会はありますか?自分では体験できないような不思議な物語のこともあれば、自分のことのように身近に感じるストーリーもありますね。

時に、登場人物に自分を重ね、「自分ならどうするだろうか?」と考えてみてください。
それはきっと、自分の人生の岐路で役に立つ思考となるでしょう。

あなたも物語の人物のように『変われる』力を持っています。
人が想像できることは、いつか実現できるものです。
あなたの中にある『変わりたい』という気持ちを力に、その一歩を踏み出してみてください。

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