悩みがある時、人はその悩みに注目していて視野が狭まっている状態になっています。その状態だと、良い解決策を見つけるのも難しいことがわかりますよね。
けれど、自分が大きな困難と感じている悩みに対して、適度な距離をとるのは難しいものです。
そんな時、ある温冷浴を試してみると、効果があるかもしれません。
目次
悩みにサウナ
サウナで悩みが解決するはずがないし、サウナに入っただけで何が変わるとも思えませんよね。けれど、いわゆる仕事ができる人ほど、サウナを有効活用し、パフォーマンスを効率よく上げています。
サウナで?って思いますよね。サウナでできるんです。
では、サウナでどんな効果が得られるのか、主な3つをご紹介します。この3つ以外にも、美容や集中力などの効果もあるので、気になる人はぜひサウナを試してみてください。
1.余計なことを考えなくなる
サウナは人体にとって人工的に極限状態になれる場所です。あんなに高温の場所にじっと耐えて座り続け、それが終われば冷たい水のお風呂に入るんです。その状態は、体にとっては危機を感じる行為です。
しかし、その危機感が重要です。
人は危機に陥ると、余計な思考が消え失せます。目の前の事態に集中しなければならない危機的状況の時に、その他の考え事なんてしている場合ではないと、脳が判断するからです。
この作用により、悩みにとりつかれていた思考から抜け出すことができます。
悩みすぎている時ほど、解決まで時間がかかりそうだとか、どうしたらいいかなどを絶えず考え続けています。それでは脳も休まらず、悩みの堂々巡りから抜け出せません。
ほぼ強制的に思考を断つことは、悩みから距離をとり、改めて見方を変えて考える良いキッカケづくりになってくれるんです。
2.大きなリラックス効果
サウナに正しく入ることで、入り終えた後には大きなリラックス効果が得られます。これは科学的にも証明されている効果です。
サウナと水風呂で体を危機的状況に陥らせで交感神経を優位にさせた後、外気浴で一気に副交感神経を優位にします。この極端なスイッチの切り替えが、日常の中にはありません。その為、普段では感じられないほどのリラックス効果を感じられます。
悩みにとりつかれてしまうと、リラックスしている暇がありませんよね。「今日だけは悩みのことは忘れよう」と心に決めても、ふとした瞬間に悩みは頭をかすめていき、気が付けばまた考え出してしまうの繰り返しです。
サウナの大きなリラックス効果で、悩みから解放される時間をつくってみませんか?
3.深い睡眠が得られる
サウナに入った後は、危機的状況に陥ったせいで体が非常に疲れたのでは?と脳が感じることにより、とても深い眠りにつけます。
悩んでいる時ほど夜も眠れないですよね。眠りが浅くなってしまったり、そもそも寝付けなくなってしまったり。睡眠時間が短くなるか、睡眠の質が悪化すると、考えは余計にまとまりません。同じことを考えては、途中でわけがわからなくなることもあります。
そんな時ほど、サウナを活用して深い眠りを得てみると、すっきりした頭で意外なほどあっさりと考えがまとまることもあるかもしれませんね。
サウナの入り方
サウナが初めてという人ほど、熱いサウナに入って、シャワーで汗を流し、お風呂にゆったりと浸かって終了としてしまいますが、それではサウナのメリットは活かせません。
ここでは、サウナの正しい入り方の順番をご紹介します。
高温のサウナに入り、心拍数が通常の2倍くらいになるか、背中がじんわりと温まるくらいになるまで、じっくりと体を温めます。低温やドライサウナよりも、高温サウナの方が体を温めやすく、時間も短く済ませることができます。
まずはシャワーで軽く汗を流し、水風呂では約1分間を目安に肩までしっかりと浸かります。水なんて冷たすぎると思ってしまうところですが、サウナで芯から温まっているなら、水風呂に入った瞬間だけ冷えを強く感じる程度です。
水風呂1分間が終わったら、外気浴に出ます。外気浴スペースがあるところで、椅子に座ってゆっくりと深呼吸を繰り返し、体をリラックス状態へと移行させます。
外気浴は足がやや冷たく感じるくらいの時間で大丈夫です。時間の目安は5~10分程度です。
外気浴の後は、しっかりと水分を補給します。お茶やコーヒーではなく、水がおすすめです。
ここまでを1セットとし、リラックスしたい時は3~4セットを行い、この後に活発に行動したいなら1~2セット行います。
ちなみに、サウナの途中でお風呂に浸かってしまうと、全てがリセットされてしまうので、サウナ効果を得ることができなくなってしまいます。ある程度リラックスはできるものの、サウナで得られる大きなリラックスとまではいきません。サウナの時は、お風呂は我慢してみてください。
リラックスできる場所をつくろう
サウナは効果的に副交感神経を優位にし、大きなリラックス効果が得られる方法のひとつです。リラックス効果が得られる方法は、他にもいくつでもあります。自分が好みの方法で、特別な日ではないただの一日にも、自分を労わり、癒す時間をつくってみてください。
私達は日々、色々な出来事に頭をフル回転させています。そんな中で、リラックスするのが一週間に一回では、脳も体も心も休まりませんよね。
リラックスすることは悪いことではありません。逃げでもありません。再びフル回転でパフォーマンスする為に、必要な休息を、どうかとるように心がけてみてください。
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