今の苦しさを吐き出すことは、現実から逃げることじゃない

あなたは今、何かに我慢していますか?
その我慢は、必要なものですか?

無理な我慢を続けるより、その辛さを吐き出した方が楽になれます。

目次

 

我慢は美しいという幻想

赤いバラの写真

人は我慢をしながら生きています。大なり小なり、何かに我慢しています。誰も何の我慢もしなければ、世界中で暴動が起きるのは避けられませんよね。

ある程度の我慢、特に対人関係においては自分の思い通りになることはほとんどありません。自分の意見を飲み込んだり、仕方ないを諦めたりして、気持ちに折り合いをつけながら生きています。

そんな中でも日本人は我慢を美しいもの、努力の結晶という見方をして、我慢することこそ偉い、素晴らしいと我慢することを美学にしてきました。
その美学は、我慢なんて極力しなくていいとわかった現代でも、未だ根強く引き継がれています。
あなたの中にも、我慢はすべきだと考えている物事はありませんか?

例えば、自分のキャパシティを超える仕事量を割り振られた時、苦笑いで受けていませんか?
または、家で他にやる人がいないからと、家事すべてをやっていませんか?
対人関係では、人からの誘いを断れずに嫌々ながら付き合っていませんか?

こうした自分を抑圧する我慢は、癖になりやすいので注意していないと、無意識の内に自分を抑圧するようになってしまいます。
巣の自分でいられない期間が長引けば、心に良いわけがありません。

 

苦しさを吐き出す意味

水滴のついた笹の葉の写真

それでも、なんでも我慢せずにいるわけにはいかないのが世の中です。相手の為を思って、これからも対等な関係でいる為に、突如として湧きあがった感情に身を任せずに、時には我慢もしなければなりません。

そんな毎日が続けば、やっぱりどこかでガス抜きは必要になりますよね。
人によっては、それが休日に趣味に没頭することであったり、疲れるまで運動することであったりと様々なストレス発散方法があります。

たくさんあるストレス発散のどの方法よりも良い方法は、その苦しいという気持ちを吐き出すことです。
心に溜め込んだモヤモヤした気持ち、苦しいと感じていた気持ち。それを素直に吐き出すことは、その気持ちを肯定してあげることになり、自分自身を抑圧から解放してあげることになるんです。

そして、気持ちを吐き出すことで、あなたが我慢していたという現状を周りに知ってもらうキッカケにもなります。
これが、何よりも大切なんです。

苦しさを吐き出さず、常に我慢し続けたままでいると、自分が我慢していることさえわからなくなってしまいます。苦しくて辛いのに、それがどうしてなのかわからない状態になるんです。周りは本人が何も言わないから、まさか我慢しているなんて思いもしません。それが我慢の悪循環となってしまうんです。
それはあまりにも辛いと思いませんか?

 

我慢を減らそう

木漏れ日の写真

まだまだ『我慢することは美しい』と思い込んでいる人がたくさんいます。その我慢のせいで、自分自身が苦しんでいることに気が付いたなら、しなくてもいい我慢を減らしてみませんか?

手始めに、我慢している内容が客観的にわかりやすいもの、仕事量や家事量に我慢をしていたら、その量を減らしてみることから始めてみましょう。
他の誰かに助けを求めて、量を分散し、極端な我慢をしなくてもいいように周りを頼ってください。

そして、対人関係では、無理な誘いは断るルールを自分の中につくり、「嫌だな」と思ったら即断りましょう。理由なんて必要ありません。嫌なら嫌でいいんです。

我慢をし続けてきた人は、我慢をしない状態が自由すぎて怖く、悪い事をしているかのように感じるかもしれません。
けれど、悪い事をしているどころか、自分を客観視して無理なことには我慢しないと、結果的に良い方向へ進むように選んでいます。それは良い事ですよね。

あなたの時間を潰し、人生までも潰してしまいかねない我慢は、しなくてもいい我慢です。
我慢するよりも、他の方法を考えてみてください。その方が、あなたにとっても周りにとっても良い結果を導くことになるはずです。

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