季節の移り変わりによって、うつのような症状が出やすかったり、うつ病になってしまったり。気温や日照時間が人に与える影響はとても大きいです。
気分が落ち込む季節はありませんか?
目次
季節の移り変わりで気分が落ち込む
季節が変わろうとする頃や、季節がすっかり変わった頃になると、なんだか調子が悪い日が続いていると感じていませんか?
特に大きな変化を生みやすいのは、暑い夏から涼しい秋への変化です。
暑くて動きたくなくなる夏が終わって、活動しやすい涼しい秋になるのに、どうして気分が落ち込んでいってしまうと思いますか?
それは、日照時間の減少や気温の低下によって体内のホルモンバランスが崩れてしまうことが原因としてあげられます。
逆に、暑い夏の時期であっても、同じように気分が落ち込んでしまうこともあるんです。
ずっと冷房の効いた室内だけで生活したり、暑い外で長時間過ごしたりすることも、体には大きな負担になっていることから、うつのような症状が出てしまいます。
症状はどちらも似通っていて、次のような症状があります。
- 気分が落ち込む
- やる気になれない
- 物事を楽しめない
- 人に会いたくない
- イライラしやすい
- 体を動かすのが億劫になる
- 集中力が落ちる
- 眠すぎる
- 食べすぎる(食欲低下することもある)
心の病気は、症状だけで判断することはできませんが、毎年同じサイクルで気分が落ち込んで、また復活するというのを繰り返していたら、季節性感情障害(季節性のうつ)である可能性が高いといえるでしょう。
どの季節にあっても心の健康を守る為には、それぞれの季節で気を付けておくべきことを知っているか知らないかが、大きな差となります。
季節によって気を付けることを知って、涼しくなっていく季節の変わり目に備えませんか?
1.秋冬に気を付けること
日照時間の減少によって、体内でセロトニン不足が起こることが大きな要因であると考えられています。それを解消するには、外に出て太陽の日差しを適度に浴びることが一番です。
散歩やウォーキングなどで毎日外出する習慣をつけ、減少した日照時間を補います。
また、甘い物を強く欲するようになります。体が糖質を求めているんです。これについては、肉や魚などのタンパク質を積極的に食べるようにすると、お腹も満たされ、過剰な糖質摂取を防げます。どうしても食べたい時、手のひらに乗るくらいの量を目安に甘い物も食べて、心も満たしてあげましょう。
2.夏に気を付けること
日照時間は十分でも、冷房の効いた室内にばかりいては日差しを浴びていないも同じになってしまいます。夏こそ、適度に外に出る習慣を持つように心がけてみてください。
かといって、直射日光を浴び続けるのは体に大きな負担となります。日差し対策をした上で、負担にならない程度の時間で散歩などをしてみましょう。途中の水分補給は必ず行うように、スポーツドリンクやミネラル入り麦茶などを持っていくのを忘れずに。
また、冷たい飲み物ばかりを飲んでしまう夏は、体内が冷えやすく、また糖分を摂取しやすくなります。アイスコーヒーにたっぷりのシロップを入れていませんか?
間食として飲む場合は甘い飲み物など好きなものを選んでも問題ありませんが、水分補給を目的とした飲み物には適していません。水分補給には水や麦茶など、味のないものを選びましょう。
季節の変わり目は体と心に気を配って
季節の変わり目はじんわりと訪れるようでいて、いきなり涼しくなったり、暑くなったりしますよね。カレンダー通りとはいかなのが、自然な季節の移り変わりです。
「なんだかいつもより気分があがらない」や「気持ちが沈んでいく」と感じたら、普段の生活を見直してみてください。
季節それぞれで気を付けることを知っていれば、気分が落ち込み始めてすぐに対処することができます。症状が重くならない内なら、個人的な対処法だけでも十分に効果があります。
外からの刺激は、あなたの心と体に大きな変化をもたらします。
心と体に悪影響を及ぼす刺激には、注意してみてください。それだけも、心と体への負担を減らせるはずです。
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