いくら体を休ませていても、考え事を止められなければ脳と心は疲れが取れません。
『休む』とは、『何も考えない時間』でもあるのです。
あなたは、何も考えずに心身を休ませられていますか?
目次
考えていると疲労する
考え事や悩み事。一度考え始めるとついつい何時間も頭を抱えてしまう経験はありませんか?
人は『考える』ことを無意識には止められません。意識していても気が付けば何かを考えて、脳も心も休まる時間を作り出せないのです。
せっかくの休日にも、頭の中や心の中に悩み事や考え事を抱えてしまえば、休んでいるつもりでも疲れが取れず、休日明けにはぐったりとしているのではありませんか?
考えを止め、しっかりと休むための三つのポイントをご紹介します。ぜひ試してみてください。
1.負荷をかけた運動をする
ぐるぐると頭の中で考え事や悩み事を繰り返してしまうのは、考える余裕があるからです。考える余裕を奪ってしまえば、強制的に思考停止させることが可能です。
それには、健康増進にも役立つ運動で、考え過ぎてしまう思考を停止させてみませんか?
効果的な運動は、『意識していないと持続がやや難しい』程度の運動です。
例えば、新しい器具を使った筋力トレーニングや、正しいフォームを意識しらランニングなどです。器具や体の動かし方に意識を集中していると、余計なことを考える暇はなくなりますね。それこそが、考え事や悩み事から離れるキッカケとなります。
また、自然の中にいるだけでも、ストレスホルモンを軽減させる効果が確認されています。もし外で安全に運動できる場所があれば、自然の中で思いっきり体を動かしてみてください。
2.趣味に没頭する
趣味は時間を忘れて、何時間でも没頭してしまえる魅力がありますね。その魅力を存分に楽しみながら、考え事や悩み事を停止させてしまいましょう。
「やりたい」と思うものの中で没頭できるのであれば、なんでも構いません。思考を停止させる効果があれば十分です。
中でもおすすめは、『繰り返される単調な動き』が含まれる趣味です。野菜をみじん切りにしたり、靴を磨いたりなどが該当します。
単調な動きは考え事をする余裕があるのでは?と思われますが、単調がゆえに作業に没頭しやすい特徴があるのです。作業自体に没頭していると、考え事や悩み事が頭に浮かんでくることは少なくなります。
また、物を作るなどの達成感も味わえる趣味だと、作業した後の爽快感と合わせて、ストレス解消にも繋がりますよ。
3.瞑想する
余計な考えを止める、悩みすぎを止めるには、瞑想で自分をリセットするのもおすすめです。瞑想は、思考や考え事のリセットには最適で、自分と向き合う大切な時間にもなります。
時間がない時は5分程度の瞑想でも構いませんし、予定のない休日ならば20〜30分かけて瞑想し、ぐるぐると堂々巡りを起こしている思考を止め、自分をリセットしてみてください。
瞑想が終わった後は、驚くほどスッキリしているはずです。
注意したいのは、瞑想中はスマホやテレビなどの情報に触れないようにしましょう。視覚から入る情報を遮断しても、耳から情報が入ってきてしまえば同じです。
瞑想の効果を発揮させるには、静かな環境を整えるのが大切。
邪魔の入らない空間、静かで落ち着いた空間を整え、ひとりになって瞑想を行いましょう。
『考えない時間』で心身を癒そう
考えすぎると、どうしてもネガティブな方向へと陥りやすいのが人の特徴でもあります。考えを煮詰めるほどに、悪い部分や最悪のケースばかりが頭を過ってしまいます。
それは、危険を回避しようとする本能による働きでもありますが、現代では普通に生きているだけで命の危険はそこまでありません。考えすぎる方が、心身に悪影響を及ぼします。
『何も考えない時間』は、現代人が選べる贅沢な休み方と言えるのではないでしょうか。
外敵にいつ襲われるかわからない生活ではなく、身の安全が保証された場所で暮らせる幸せ。
その幸せの中で、わざわざ自分を追い詰めるようなことはせず、自分を楽にする暮らし方や生き方を考える為にも、休むべき時には頭も心も空っぽにして、リセットしてみてください。
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