休まないで働き続けている人にこそ見てほしい。
『休まない』ことで心身に何が起きるのか、どのようなデメリットがあるのかを。
目次
- 『休まない』ことで起きる5つの心身の変化
- 1.常に疲労が取れない
- 2.感情に振り回されやすくなる
- 3.自分だけが辛い→周りから理解されないの無限ループ
- 4.病気のリスクが高まる
- 5.自信がなくなる
- 自分のために『休もう』
『休まない』ことで起きる5つの心身の変化
休まずに頑張ることを美徳としている人に、ぜひ知っておいてもらいたいのが今回ご紹介する『休まないことで起きる5つの心身の変化』です。
頑張ることは素敵だし、努力する自分が好きだという人もいるでしょう。しかし、やりすぎは体にも心にも毒となり、無意識に自分を苦しめてしまう可能性があります。
心や体が壊れるまで頑張りすぎても、誰も喜んではくれません。それこそ自分自身さえも。
この記事をキッカケに、休むことへの罪悪感や休むことが悪いという認識を塗り替えてみませんか?
1.常に疲労が取れない
まず最初に現れる心身の変化は、常に疲労感がある状態が続くことです。
疲労というのは簡単に流されがちですが、とても厄介なものです。
例えば、爪のささくれ、口内炎など、大した病気や怪我ではないけれど、とても厄介な痛みですよね。気にしないようにと思っても、そんなわけにはいきません。小さな痛みが不意に襲ってくるので、実際よりも痛みを強く感じ、治るまでそれが続きます。
常にある疲労とは、それと同じです。
集中力を欠き、いつも出来ていることを難しく感じ、考えがまとまりにくくなります。
疲労しているだけで、いつも通りに過ごすこともままなりません。
2.感情に振り回されやすくなる
体や心が休まることなく働き続けていると、ストレスが溜まりますね。そして前述したとおり疲労も溜まります。そんな状態では、いつもよりも感情が昂りやすく、いつもなら怒らないことにも腹が立って仕方なくなります。
そんな感情の波の激しい状態にも苛立ちを感じ、自分が自分ではないような嫌な気分を味わうでしょう。
ちょっとしたことで怒り、ちょっとしたことで悲しくなり、その感情の激しさから周囲も戸惑ってしまいます。そうなれば、過敏になった感情は「周囲から孤立してしまった」と自分に突きつけ、さらに悲しみや怒りを爆発させてしまうかもしれません。
3.自分だけが辛い→周りから理解されないの無限ループ
きちんと休むことは、心や体を回復させてくれますが、休まないでいると疲れてもストレスが溜まっても回復できない状態が続きますね。
そんな状態になると起きるのは、心の余裕を失うことです。
いつもなら流せた冗談も、自分の人格を否定されたかのような意地悪に聞こえてしまったり、無意識の自己防衛から周囲に無茶苦茶な提案をしてしまったりすることがあります。
いつもよりも攻撃的な振る舞いになっているケースもよく見られ、周りから一歩引かれてしまうでしょう。
そうなった時に感じるのは、周囲から理解されないという寂しさや悲しさです。それがより自己防衛の本能を刺激し、周りに対してさらに攻撃的な振る舞いを見せてしまいます。
辛くて助けを叫んでいるつもりが、周りからしてみれば攻撃をされかねない振る舞いだとすると、受け入れてもらえないのも無理はありません。そうした悪循環の無限ループが完成しやすい状態に陥るのは、とても簡単なのです。
4.病気のリスクが高まる
人は24時間サイクルで体内の働きを動かし、夜には必ず睡眠をとってリセットさせています。寝ている間に回復を進め、その元となるのは日中に得た栄養です。
しかし、休みをきちんと取っていなければ、心身を回復させることはできなくなりますね。
回復できなければ、病気になるリスクは通常よりも高くなるのは必然です。
特に、体を動かすために必要な栄養を摂取できていなければ、あっという間にバランスを崩し、それはホルモンのバランスにも影響を与え、心も不安定にさせます。
特に睡眠を削ることは、うつ病をはじめとする心の病気へのリスクを高めてしまうので、休まないことは自分で自分を傷つけているのと同義だと言えるでしょう。
5.自信がなくなる
イメージしにくいかもしれませんが、蓄積した疲労は自信さえも簡単に奪っていきます。
よくあるのは、今まで出来ていたことが出来なくなった、難しいと感じるようになったという感覚です。
自信とは、自分を信じるに足る裏付けがあって初めて得られるものです。今まで積み上げてきた経験や実績が、自信となって行動する力や勇気の源となってくれます。
しかし、疲労が蓄積しすぎた状態では、自信の裏付けとなる行動が起こせなくなるのです。逆に、自信を奪うような失敗体験を増やしてしまいます。
例えば、毎日やっていた仕事が思うように出来なくなるケースです。
毎日同じ作業を繰り返しているので、誰も『出来なくなる』とは考えないでしょう。疲労も軽く蓄積している程度だと、疲れやすいとは感じるものの、頑張れば集中することができます。
しかし、感情が自制できないほどとなる頃には、疲労は限界まで溜め込まれた状態です。そんな状態で、いつも通りに集中しようとしても無理があります。注意して確認しているつもりでも、目が滑り、注意すべき点を見極めることもできません。
こうした小さな失敗を繰り返すことで、あっという間に自信は失われていきます。
自分のために『休もう』
きちんと休めば、心も体も回復し、元気なあなたでいられます。
大切な人ならば、いつも元気でいてほしいと願うものです。あなたも、大切な人には元気でいてほしいと願っているのではありませんか?相手も同じように願っているでしょう。
休まないで無理をするよりも、休んで元気でいられるようにしてください。
きっとその方が、あなたも楽になるから。
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