人を敵視しやすい人の心理とは?認知を歪めた原因と改善方法

面と向かって暴言を吐かれたわけでもないのに、人と接していると、つい相手を敵視してしまう癖はありませんか?
その癖は、『自分を守ろうと過剰に反応』しているだけかもしれません。

目次

 

人を敵視しやすい人の思考・心理

横断歩道を歩く人の写真

何があったわけでもないのに、ただ会話をしている相手を敵視していませんか?
ちょっとした相手の言い方や態度から、嫌われた・笑われた・蔑まれたなどと感じたり、舐められた・ケンカを売られた・バカにされたと感じたりしやすい人は、ことあるごとに『自分の敵』を作り出しています。

そういう人は、人から何か言われる状況になると心の中では、「傷つけられるかもしれない」や「相手は自分に悪意があるんだ」と思い込んでいますが、こうした反応をするにはちゃんと理由があるのです。

人は、過去に経験した出来事と似たような出来事が起きると、前回の教訓から自分を守れる対応をとるべく身構えます。
この過去の出来事が深い傷となり、今でも癒えることなく心に鎮座しているのです。

だから、これ以上傷つくまいとして『周りは全部、自分に敵意・悪意を持って接してくる(かもしれない)』と考えて、何でもないひと言に悪意や危険があると感じます。
ただ視線を逸らしただけ、他人同士の何でもない会話、すぐに返信が届かないこと、純粋な問いかけ、偶然の一致など様々なことに対して、そこに悪意や敵意、つまり自身の危険が迫っていると感じるのです。

この状態は非常にストレスに晒される時間が長く、常に何かと戦い続けている緊張感の中で生きていると言ってもいい状態です。
これでは、自分自身も疲れてしまうし、疲れた心はより刺々しくなってしまうのも無理はありません。

しかし、よく考えてみれば、それは過去の出来事によって歪められた認知が引き起こしている事態です。
認知を正せば、もっと肩の力を抜くこともできるし、人の言動にピリピリすることも少なくなると思いませんか?

実際に、悪意や敵意を持って接してくる人もいますが、そうではない人の方が圧倒的に多いはずです。それを、自分から相手を敵視してしまえば、せっかく縁で繋がった相手との関係は、良くなりようがありませんよね。

傷つきたくないから、自分を守りたいから、だから周りは敵だと仮定したい。
その思いを、手放せしたらもっと生きやすい世界が広がっています。
認知の歪みを、直してみませんか?

 

1.過去の出来事と『今』は違うと認める

最初に気付いてほしいのは、過去に起きた嫌な出来事と『今』目の前で起きている出来事は違うという事実を認めることです。

人から裏切られたり、ひどい言葉をぶつけられたりすると、その出来事と似た状況では自分を守ろうとする意識が強く働きます。
しかし、本当に『今』起きている状況は過去の出来事の再現なのか、よく考えてみてください。

相対している人は、同じ人ですか?
状況は似ていますが、当時と今とでは自分に出来ることは増えているはずではありませんか?

まずは、起きている目の前の事実と過去を切り離して考えられるようになりましょう。

 

2.自分の思考の癖に気付く

人を敵視しやすい人は、すぐに自分を守れるようにと常に身構えた状態で人と接しています。
例えば、こんな思考で人と接していませんか?

自分がどこか変じゃないだろうか。変だと思われないだろうか。
悪口・陰口を言われていないだろうか。
バカにした発言をされていないだろうか。
自分の何かが「悪い」と言われていないだろうか。

このような受け止め方をする思考が癖になっていると、相手のほんの些細な言動を敵意があると勘違いし、自己防衛のために先制攻撃をしたり、自分の殻に閉じこもったりします。
上記のような思考の癖があると、何でもかんでも悪意や危険と捉えてしまうので、人と安心して会話することもままなりません。

相手の言動を悪意や裏があると思わず、そのまま受け止めてみたら、案外何ともない会話だということがほとんどではないでしょうか?
実際の会話で試してみてください。自分がどのように相手の言動を受け止めてようとしているか。

 

3.様々な人(価値観)に触れて世界を広げる

過去に何度も嫌な出来事に遭遇すると、もうそんな嫌な出来事に遭わないで済むように、防衛機能が働きます。相手の言動を否定的に捉える癖のままで生きていれば、経験した嫌な出来事に遭遇する確率は減るかもしれませんが、穏やかな対人関係を築くのは困難になるでしょう。

本当は、ただ傷つきたくないだけ。
悪意を持った人を見分けられないから、相手を疑ってしまうだけ。

狭い世界の中でいると、「〜は〜しかない」という風に、思考も狭くなってしまいます。
そうではないことを自分に経験させてあげましょう。

世界にはたくさんの人がいて、住んでいる地域や国が違えば文化も違います。そうなると、価値観も全く違うなんてことが当たり前にあるのです。自分が危機を感じることでも、他の人には全く警戒するに値しないというように。

相手の気持ちを決めつけずに、新しい経験をどんどん増やしていくと、新たな価値観や対処法を知る機会が増えるでしょう。そうやって自分に出来ることを増やし、過剰に防衛しなくても大丈夫だと自分自身に教えていきましょう。

 

自分の気持ちに寄り添おう

桜の写真

過剰な行動の始まりは、些細な出来事の積み重ねであることが多いです。小さな嫌な出来事一つくらいなら耐えられても、何度も繰り返し経験すると我慢なんてできませんよね。そうした嫌な出来事から自分を守ろうとするのは、本能の正しい働きとも言えます。

けれど、本能のままに行動していたら穏やかな対人関係は築けないし、自分自身も生きているのが辛くなってしまいます。

自分を楽にするために、人と接することは楽しいこと嬉しいことだと知るために、自分の歪んだ認知を改めてみませんか?

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