変わりたいのに変われない!無意識の『変われない理由』への執着

本気で変わりたいと思っているのに、いつも挫折してしまう。その原因は、無意識の中にあります。

目次

「変化は怖い!」無意識の叫び

白い花の写真

今の自分では幸せになれない。今の生き方では生き辛い。そう感じると、人は自分を変えることを思い立ちます。
しかし、変わりたいと思っているにも関わらず、なぜか行動に移せなかったり、やりたくないと思ったりしてしまうのは、やる気の問題ではありません。『無意識』に潜む気持ちが『変わらない』ことを選択をしているからです。

人の本能は、安定を望みます。それがどんな状況であっても、いつもと同じ状態は心地よいのです。
例えば、健康のために運動をしようと思っても、つい走るのを忘れてしまったり、走る前に面倒だと感じたりして、行動に移せなくなってしまうことがありますよね。

それは、無意識に「そこまでしなくても、今は不健康ではないから」と行動をストップさせる意思が働いているからです。

この無意識が厄介なのは、自覚が全くないこと。自覚できる気持ちは「変わりたい」と思っているのに、それを行動に繋げさせない無意識の自分がいるのです。
無意識は人の行動の約九割を占めると言われています。意識と無意識の単純なせめぎ合いが起きれば、勝つのは無意識です。
けれど、変わらなければ生命に関わるような状況に直面すると、否応なしに変わるための行動を起こせます。

現代社会では、生命を維持するだけなら簡単です。嫌でも働いて、楽しくなくても食事をして、快適ではなくても家に住めば雨風を凌げます。求める理想やハードルを下げることで、生命維持だけならば簡単ですね。
だから、どうして変わりたいのか、変わるメリットは何か、自分が行動に至るだけの理由、無意識も「変わりたい」と思える理由が必要なのです。

「変わった方が良いはずだから」とぼんやりとした目標では、無意識の「変わりたくない」力に勝てません。面倒でも手間がかかっても、変わりたいと思う理由やメリットをいくつか並べてみても、まだ体感したことのないメリットでは、無意識に勝つにはまだまだ不十分です。

そこで、まずは『小さな行動』をしてみることをおすすめします。
とりあえず行動してみれば、そのメリットの一端を感じられるかもしれません。メリットに触れたら、無意識も「変わった方が良いのかも…?」と意見を変えてくれる可能性があるからです。

ただし、一気にゴールを目指すのは挫折のもと。まずは、小さなステップアップから試してみましょう。

1.最終的なゴールはどこ?

自分がどうなれば、願いは叶うのか。その理想像を具体的にしましょう。ゴールが定かでないまま行動に移ると、あっちこっちへ迷子になってしまいます。達成不可能な目標を掲げたり、行動することが目的になったりして、ゴールに辿り着けなくなってしまうでしょう。

ゴールは具体的であればあるほど、迷子を予防できます。自分がなりたい理想を具体的に言語化したりイメージしたりして、明確なゴールを描いてみてください。
例えば、ダイエットならば、体重⚫︎kg減少やウエストを⚫︎cmにするなど、数値化できるものは数値化するとわかりやすくなります。

2.小さな目標を立てて行動!

最終的なゴールが決まったら、小さなステップアップを考えていきましょう。ゴールはあくまでも『いつか辿り着く最終的な目的地』です。一気に目的地に行こうとすれば、それを叶えるためのハードルは人生最大級のものとなってしまいます。
大きすぎる目的を前にすると萎縮したり、自分には無理だと挫折しやすい状況になってしまうので、まずは小さなステップを自分に用意しましょう。

小さなステップは、小さければ小さいほど良いです。試運転のようなものなので、今の自分に出来そうなことを設定してみましょう。

ダイエットであれば、お昼休みに1km散歩する、一日一食だけ摂取カロリーを抑えるなど、すぐに出来そうな目標を設定します。

目標を立てたら、その日のうちに行動してみましょう!行動する力は、思い立った直後が一番強いです。その思いの強さを行動に変換するチャンスは、目標を立てた瞬間です。

「せっかく行動するのだから、結果が悪くならないように」と考えていたら、それは無意識が変わろうとする行動を抑制しようとしています。
その無意識に引っ張られてしまえば、行動を起こしてはいけない理由をいくつも考えだしてしまので危険です。

とりあえず行動する!これが何よりも力になります。最初は結果にこだわらず、行動した自分を認めてあげましょう。そうすると、行動することが喜びとなり、だんだんと行動することへのハードルが下がります。そうなれば、自分を変えるのなんて苦ではありません。

3.『無意識』を『習慣』で乗り越える!

小さな目標もだんだんと慣れていくうちに、乗り越えるのが難しい目標が出てくるでしょう。やる気が湧かなかったり、行動しない理由を考え出したり、そこに無意識が働いています。

無意識を抑えて行動し続けるのは、とてもハードルが高いです。そこでこれまでの行動が役立ちます。

行動を繰り返すことで、行動することが習慣化されると、行動することが当たり前になります。歯磨きや洗顔などと同じで、習慣となった行動は多少面倒でも「やらないと気持ちが悪い」と感じ、行動に移しやすくなっているのです。

行動するのが面倒、やる気が出ないと感じたら、そこには無意識が働いていることを思い出してください。そして、「とりあえず動こうか」と淡々と行動してみてください。
やる気は行動することで湧きあがります。良い結果になるよう頑張らなくても、とりあえず行動するだけでも次へと繋げることができます。

変えられないことはない

霜の降りた木の写真

変わりたいのに変われない。そんな悩みをいくつも聴いてきました。自分には最初から無理だったんだと諦めていた人も、もしかしたら無意識が『変わらない』ことを選択していただけと気付けば、決して無理なことではないとわかります。

自分を知れば、変わることは不可能ではありません。
変わりたいと願った思いを、実現させましょう。

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