自分を変えようとする時、成長させようと必死になっている時、人は焦る気持ちを抱いてしまいます。その焦りが足を引っ張ってしまうのに。
成長も変化も、時間がかかるものです。それはまるで子育てみたいなものだと思いませんか?
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焦ると自己否定に繋がりやすい
成長や変化が形となって、結果として目に見えるようになるまで、そこに辿り着くには長い時間がかかります。今朝、「自分を変えよう」と決意しても、夕方に理想の自分になっているなんてことはありませんよね。決意し、計画し、行動して、結果はその行動の積み重ねによってつくられます。
それには、どうしても時間がかかるものです。
けれど、人は結果が出ないことに焦りを感じます。その原因は、人の成功体験談を聞いているからです。
話を聞くのは数分で済みます。人の成功体験談を聞いていると、決意してから結果を手にするまで、まるで映画のようにあっという間の出来事に感じます。具体的にどれくらいの期間がかかっていたかを聞いていたとしても、「早く同じようになりたい」という気持ちが、より気持ちを焦らせ、結果を出すことだけに執着してしまうんです。
結果を焦って求めても意味はない。とは頭にあるはずなのに、実際には結果に憑りつかれてしまい、焦る気持ちばかりが行動に現れてしまいます。そんな状態では、求める結果に繋げる行動がとりづらくなるんです。
焦りはミスを増やし、小さなストレスを積み重ねていきます。結果を焦っていると、そんな小さな失敗やストレスを許せず、自己否定に走ってしまう人もいるほどです。
自分を成長させる、変化させる時に気を付けてほしい事は、結果を急がないこと、やり方に執着しないことです。
1.結果を急がない
人が成長するのは、子育てと同じだともいえますね。
子供は、手をかけて目をかけて心を傾けて、長い年月をかけてやっと成長していきます。その時間は数年~十数年。大人だって、自分を育てるのに同じだけの時間はかかるんです。
大人だから子供よりも理解が早い部分もあるでしょう。もっと効率よくできる部分もあるでしょう。けれど、失敗を経験しながら成長していくという意味では、子供と何も変わりません。教科書を読んだら、子供よりは理解は早いけれど、それを実践して結果を出すには時間がかかりますよね。
だから、焦って結果を出そうとしても、望んだ結果にはなりにくいんです。
2.やり方に執着しない
やり方にも執着しないように気を配ります。人の成功体験談そのままをやってみたいと思っている内に、そのやり方じゃなければ成功できないと思い込んでしまうこと、よくあるんです。
例えば、忘れ物が多い自分を変えたいと思った人は、まず簡単なやり方で忘れ物をしないように行動しますね。持ち物のチェック表をつくってチェックしたり、目につくところに置いておいたり。
けれど、それでも忘れ物を繰り返してしまうと、「こんな事もできないのか」と自分を否定してしまいます。やり方に執着してしまうと、自分がそれを実行できるかできないかを無視して、唯一絶対のそのやり方ができなければいけないと思い込んでしまいます。
本来の目的は、『忘れ物をして困らないようにする』だったはずですよね。であれば、必要な物は必要な場所に複数置いておいたり、鞄から出さないようにしたり、他のやり方はいくらでもあるんです。やり方に執着すると、そんな単純なことも見えなくなります。
あなたのペースをつくっていこう
上手くできなくて腹立たしく思う時もあるし、失敗続きで泣きたくなる時もあるでしょう。時に自分を励まして、時に叱咤して、それはまるで母親と子供の一人二役をしているかのような忙しなさですね。
そんな時間を過ごしていくうちに、少しずつできる範囲が広がって、いつの間にか自然にできる自分が育っています。そうやって、自分自身を成長や変化させていくんです。
その為には、焦りは禁物。執着も禁物です。
あなたが焦ることなく行動できるように、簡単で単純な解決策はないかを考え抜いてみてください。誰かと同じやり方で成功する人もいれば、独自のやり方で成功する人もいます。あなたには何ができるか、どうやったらできるかだけを考え抜けば、そのやり方は見つけられます。
あなたのペースで。あなたのやり方で。自分を育てていきませんか?
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