自分のことを自分が嫌ってしまうと、人生の何もかもが辛くなってしまいます。
あなたは、自分のことが好きですか?
目次
「自分が嫌い」は不幸になる
あなたは、自分のことが好きですか?
好きだとはっきり答えられる人の心は、安定していて自己肯定感も高く、生き辛さはあまり感じていないでしょう。
自分のことが好きではない、または嫌いだと答えた人の心は、とても不安定です。誰かの何気ない一言で、深く傷ついてしまうことが多いのではありませんか?
自分のことが嫌い。という心の状態は、最も不幸な状態だと言えます。
なぜなら、他人軸な思考に簡単に陥ってしまうからです。
他人軸の思考は、物事を判断する基準や決定権を他人に預け、自分では何も選びとることはありません。それゆえに、人の考えに翻弄され、自分の医師とは違うこともやらなければならない苦痛が訪れます。「本当は〜したいのにできない」という矛盾を抱えながらも、その辛さから逃げることは考えられないのです。
生きること自体に辛さを感じるのは、生きるのをやめたくなるほどの苦痛です。けれど、その不幸に陥ったのは自らの決断によるものだったと気付いていますか?
少しだけ、想像してみてください。
あなたは「自分のことが好き」だと思っている。と。
もし、自分のことを好きだと思えたら、周りにいる誰か一人からひどいことを言われたり、嫌われたりしたとしても、「仲良くなれなくて残念」や「相性が合わない人もいるよね」と考えませんか?
嫌う人が一人から二人に増えたところで、あなたの存在は揺るぎません。自分を愛している『自分』がいるから、その人達の言葉に翻弄されません。
そして、周りにいる他の人達に意識を向けられます。自分のことを「好きだ」と言ってくれる他の人達に。
自分を嫌ってしまうと、対人関係だけでなく、人生がハードモードになってしまいます。人は愛情を求める生き物です。自分で満たす分の愛情も他人に求めたら、いつまでも愛情の容器は満たされず、愛情を与えてくれる人の都合の良い人になろうとさえしてしまうでしょう。
もし、その相手が「お前なんか嫌いだ」と言ったら、自分の価値を疑い、世界が終わってしまうと錯覚するほどの絶望を味わうかもしれません。
そんな辛い状態から、抜け出しませんか?
わざわざ人生をハードモードにして、辛さの中に自分を置き続けるのはやめにしませんか?
あなたが望めば、変化は必ず訪れます。
1.思い込みの幸せを手放す
自分のことが好きではない、または嫌いだという人の多くは、無意識の完璧主義者です。無意識の中にレベルの高い理想像があり、その理想像どおりに成長する自分を求めています。
しかし、人は不完全な生き物ですよね。どこか突出した部分があれば、その分凹んでいる部分も必ずあります。それが人です。
レベルの高い理想像は、こんな思い込みから作られています。まずはその思い込みを自覚してみましょう。
- 成績が良くないと恥ずかしい
- 痩せていないと綺麗じゃない
- 挑戦するなら成功しないと意味がない
- 失敗することは恥ずかしい
- 苦手は克服しないといけない
- 何でも自分一人で出来ることが自立だ
上記のような「こうなることが幸せ!」という思い込みのほとんどは、誰かの価値観や世間が作ったロールモデルです。ロールモデルは誰もが憧れているかのように宣伝されることが多いため、無意識に「これが一番良い!」と刷り込まれています。
けれど、あなたは本当にそれを望んでいますか?
幸せの形は人それぞれ違うものです。
自分一人で何でも出来ないから、人に頼ることができます。人と協力した方がより大きなことを成し遂げることができますね。
失敗は途中経過です。人生で一度も転んだことがない人がいないように、失敗は何度も経験します。その経験が未来の成功に近付く唯一の道だと、成功してからわかるのです。
誰かが作ったロールモデルに引っ張られてしまうと、自分の幸せから遠ざかってしまいます。自分なりの幸せの形を描くために、今ある思い込みの幸せの形を手放しましょう。
2.自分を肯定する
自分を嫌いな人ほど、自分の嫌なところや不出来なところを挙げるのが得意です。今度はそれを逆にしてみましょう。
一日の終わりに、その日に頑張ったこと、出来たこと、嬉しかったことなどを思い浮かべてください。そして、自分を褒めましょう。
例えば、落とし物を拾ってあげた自分の優しさを褒めたり、仕事を頑張ったことや時間までに起きて通勤したことを褒めるのもアリです。
何か特別なことを達成したから、褒めるのではありません。自分が自分らしく生きた一日を褒めるのです。「今日も頑張って生きたな」でも十分褒めるに値しますよ。
最初は、どうやって褒めたらいいかわからないと、褒め言葉や褒められる出来事を探すので精一杯になるでしょう。毎日寝る前の数分間だけ考え続けることで、思考にだんだんと変化が現れます。
「完璧でなくて良い」「笑っていられるだけで良い」という風に、無意識に自分に求めるハードルを下げていけるでしょう。
3.自分を認めてくれる人とだけ付き合う
最後は付き合う人を意識しましょう。
人は環境の影響を強く受けます。どれだけ強い意志の力があっても、環境が及ぼす影響にはそう簡単には勝てません。逆を言えば、良い環境を整えたら簡単に自分を変えることができるということです。
環境、それは対人関係です。あなたの周りには、個々それぞれの価値観を持った人がたくさんいます。中にはあなたと相性の悪い人もいるでしょう。そういう人とは、率先して距離を置いていきましょう。
人を否定したり、否定が口癖だったり、イジルと称してマウンティングをしたりなど、見るのもされるのも嫌な行為をしてくる人とは、付き合う必要はありません。そのような人から受ける影響は、良くないものばかりです。
もし、反面教師にしようと考えるなら、一度その言動を目にすれば十分です。毎日見ていると、自分にまでその言動が移ってしまいますよ。
付き合う人は、そのままのあなたを認めてくれる人とだけにしてください。そうすれば、日常的に否定されたりマウンティングを取られてストレスを感じたりすることが無くなり、心が不安定になる要素を減らせます。自分に良い環境を与えてあげましょう。
自分を好きになろう
今、嫌いな自分を無理に「好きだ!」と言わなくても大丈夫です。心の中にある壁を一つずつ取り払っていけば、自分を嫌いだと言っていた自分を、ゆっくりと変えていくことができます。
心からの気持ちで、自分を好きになりましょう。
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