意思だけでは行動が続けられない!そんな時は習慣と思い込みの力を活用して、『外側』から自分を変えてみませんか?
目次
『思い込み』で自分を閉じ込めている?
「これは〜だ」という思い込みが、どれだけ強い強制力を持っているか知っていますか?
例えば、家族に肩を揉まれて「こってるね」と言われたら、それまで自覚はなかったものの急に肩が重く感じたり、首が痛く感じたりしたことはありませんか?
実はこれは、ノーシーボ効果と呼ばれる思い込みの力です。
逆の働きをするプラシーボ効果は、多くの人が聞いたことがあるでしょう。ただの水を、医者や権威ある学者が「これは薬だ」と言うと、言われた通りの効果が現れます。
ノーシーボ効果とはその逆で、マイナスの働きを起こすものです。
マイナスの働きを起こすノーシーボ効果なんて、体験したことがないと考えましたか?実は、ほとんどの人はこのノーシーボ効果を体験しています。
「自分には出来ないよ」と、口に出して言う行動もノーシーボ効果なのです。
自分を過小評価する・自分を否定するなどの発言は、まさにノーシーボ効果そのままです。自分の力を客観的に測るでもなく、謙遜という名を借りた自己否定は、じわじわと自分の力を小さく小さくしていきます。
本来の力がそうそう失われることはなくても、それを発揮しようとする部分に強い影響をもたらすのです。そのため、どれだけ素質があっても思うように力は発揮できません。
どれだけ頑張っても力が発揮できなければ、「やっぱり自分には出来ないんだ」と自己否定を肯定することになるでしょう。それがノーシーボ効果をさらに強める要因となってしまうとも知らずに。
日本は謙遜する文化が根付いています。周りの人より出過ぎてはいけない、目上の人より出来てはいけないなど、とにかく自分を小さく見せようとしますよね。その結果が自分自身を苦しめているとしたら、そんな文化なんて捨ててしまえと思いませんか?
ノーシーボ効果なんてマイナスの思い込みこそ、さっさと手放してしまいませんか?それよりも、自分を幸せにする思い込みで、人生を楽しさと喜びで満たしていきませんか?
自分を変えて人生を変える。そのための方法を一つ、ご紹介します。
少しずつ自分を変えていきましょう。
1.自分を閉じ込める『枠』は何?
最初に、自分を何に閉じ込めているのかを知るところから始めましょう。
普段の口癖やよく言う言葉を思い出してみてください。自分を卑下したり人より劣っているといった発言はありませんか?また、何かに挑戦しようとした時によく口に出る言葉は何ですか?
思い出せない場合は、その時の状況を再現して動いてみるといいですよ。
- 自分は人見知りだから
- 人付き合いが苦手だから
- 競うのが得意じゃない
- 目立った才能(特技)なんてない
- 自分は無力だ
ノーシーボ効果を発揮させる言葉には、こんなものがあります。どれか一つ、または複数当てはまりましたか?
あまり意識せず発言した言葉でも、その言葉の力はしっかりと自分に返ってきています。何もうまくいかないのも、何も達成できないのも自分自身の言葉が原因かもしれませんよね。
2.『枠』をリフレーミングしよう
自分で自分を卑下したり否定したりしていた『枠』が見つかったら、今度はそれを逆転させます。ノーシーボ効果ではなく、プラシーボ効果を発揮させるのです。
それには、リフレーミングが役立ちます。
リフレーミングとは、状況や出来事などに対する自分の捉え方を変えることです。
これまでのあなたは、自分自身を過小評価してきました。その捉え方を変えて、『良い言い方』に直してみましょう。
例えば、「自分は人見知りだから」は「危機管理能力に長けている」で、「競うのが得意じゃない」は「協調性を大切にしたいから」と変えられます。
このように、これまでの『枠』をリフレーミングして、自分に新しい『枠』を作ってみてください。その『枠』は、あなたに変化を与えてより良い方向へと導いてくれます。
3.一つの行動を毎日続けよう
自分を形づくる外側の『枠』が整ったら、最後はそれに沿った行動を一つだけ、毎日続けていきます。可能な限り毎日続けられる行動を一つ探して、毎日行ってみてください。
最初は行動と心が矛盾しているような気がするでしょう。心が伴っていないような、上辺だけの行動のようなそんな気持ちが湧くはずです。
けれど、しばらく行動を続けていると、だんだんとその行動が馴染んでいきます。自然と行動できるようになった頃には、心と行動の間にあった矛盾はさっぱり消えています。習慣にすることで、自分がその『枠』通りになったのです。
行動は、できるだけ毎日続けられる小さなもので大丈夫です。毎日その行動を続けていれば、自然と中身はその行動に沿うように変化していきます。ゆっくりと時間をかけて。そうやって自分を変えていきましょう。
枠が変われば中身も変わる
中身が伴わなければダメ、なんて誰が決めたのでしょうか?中身と外側、どちらが先かなんてどちらでも良いと思いませんか?最終的に目的を達成した時に、どちらも揃っていれば良いですよね。
だから、思い込みの力を活用して、外側から変わりましょう。その方が自分にとって負担が少なければ、どのやり方でも良いはずです。目的は『良い方向へと自分を変える』ことなのだから。
自分のために、自分らしく生きるために。自分を変えてみませんか?
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