睡眠時間を削ると、心身にどんな悪影響が出るか知れば、睡眠を犠牲に無理をしようなんて考えられなくなります!
目次
睡眠不足になると心身に何が起きる?
睡眠不足なんていつものことで、あまりにも日常に溶け込んでしまっているから、わざわざ改善しようとも思わないのではありませんか?
逆に、少しくらいの寝不足は当たり前だと自分に言い聞かせ、夜更かしする毎日の言い訳にしていませんか?
その睡眠不足のツケは、心身のあらゆる症状となって返ってきますよ。
例えば、睡眠不足に陥ると徐々に次のような症状が現れます。
- 疲れやすい
- 疲労感が消えない
- 集中して作業が続けられない
- 注意力が散漫になる
- イライラしやすくなる
- 食べ過ぎる・飲み過ぎる
上記の症状は睡眠不足の初期に現れる代表的な症状です。自分に当てはまるものがある人は、睡眠不足に陥っている可能性がありますよ。
さらに深刻な状態に進行すると、自律神経のバランスが乱れ、脳が休まる時間が減ってしまいます。
睡眠時間は脳の貴重な休憩時間です。それが失われてしまうと常に脳が緊張した状態となり、「何もしていないのに疲れる」と感じるようになるでしょう。症状が進行すれば、うつ病のリスクも高まります。
また、睡眠不足は時間的なものだけではありません。質の良くない睡眠が続くのも、同じような症状を引き起こします。
適切な睡眠時間を確保し、質の良い睡眠を得られるように三つだけ、日常生活を変えてみませんか?
1.日中に適度な運動を行う
子どもの頃、水泳をした後はとてもぐっすり眠れたのを覚えていますか?適度な運動は睡眠の質の向上にひと役買っています。
精神的に疲れている時ほど、緊張状態から抜け出せなくて睡眠の質を落としてしまいかねません。そんな時には、運動して気持ちからリフレッシュしましょう。
一日のうち、朝〜夕方までの間の空いている時間を活用します。時間帯はいつでも構いません。自分のやりやすい時間に運動をして、心身の緊張をほぐしましょう。
運動の負荷は、その時の自分の状態に合わせて行うのが最も効果的です。疲れている時にフルマラソンなんて、より疲れが溜まってしまいますよね。
自分の状態を把握して、運動が心地よいと感じられる程度の負荷で行いましょう。
おすすめは、散歩やウォーキングです。
歩く動作に難しい技術は必要なく、誰にでも簡単に行えます。ほんの少しスピードを上げたり距離を伸ばしたりするだけで負荷の調整も簡単です。
ジムにあるウォーキングマシンを使っても良いし、外を歩いても良いです。外ならば、季節を感じられたり森林浴と同じ効果を得られたりなど、気分転換にもなります。
2.3時間前までに食事を済ませる
実は、内臓が活発に動いていると睡眠の質を下げると知っていましたか?
内臓の活動といえば、消化活動。消化活動と睡眠、どちらが優先されるかというと消化活動です。たとえ眠っていてもお腹の中に未消化の食べ物があれば、睡眠中も消化活動が優先されます。つまり、寝ている間も体は起きている時のように働き続けている状態です。
食べ物の消化には、平均3時間と言われていますが、もちろん何を食べたかによって消化時間は違いますよね。
消化に良いとされるお粥やフルーツなどは1〜2時間ほどですが、肉類は4時間ほどかかります。
夕食にステーキを食べようと思ったら、就寝時間から逆算して4時間前までに済ませられると、寝る前に消化活動を終えられるでしょう。
しかし、厳密に時間で測るのは難しい時もありますよね。あまり自分を厳しく縛り付けてしまうのもまた、心にとって多大なストレスとなります。
寝る3時間前までに食事をすることだけを、まずは意識してみてください。
3.90分前の入浴でリラックスする
ほとんどの人が夜に入浴を行いますが、シャワーだけで済ませていたら勿体ないです。
日本には浴槽にお湯を張って、じっくり体を温める文化があるのですから、日本文化を活用して睡眠の質を向上させましょう。
入浴の目的は、心身のリラックスと体の深部温度を上げることです。
日中で感じた疲労やストレスなどによる心身の緊張状態をほぐすには、全身を温かなお湯に浸らせることが一番です。
そして、じっくりと体を温めていけば、体の芯まで温めることができ、それが良い睡眠に直結します。
入浴で上昇した体温は、体の働きによって元の体温に戻ろうとします。約90分かけて体温が徐々に下がっていくと、自然と眠気に誘われます。この眠気が非常に重要です。
帰宅後の煩わしい作業は、入浴の前に全て済ませ、入浴した後はリラックスして寝る前のゆったりとした時間を過ごすだけにしてみてください。
ベッドに入れば、そのまま自然な眠気に誘われてぐっすり休めますよ。
『睡眠』で心と体をケアしよう
寝ることは、心と体を癒す大切なケアです。時間の長さも必要ですが、重要なのは質の良さです。
寝つきが良いこと、ぐっすり眠れたと実感できること、目覚めが良いこと。この三つが満たされて、質の良い睡眠となります。
まずは、上記の三つから睡眠の質を向上さてみてください。
きっと心も体もスッキリできるはずです。
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