やりたいことがあっても、何だかんだと『出来ない理由』が頭を過ってしまうことはありませんか?それは『思い込み』が自分の行動を制限している証拠です。人生が思い通りにいかない原因は、『思い込み』にあります。
目次
思わず停止!行動を止めてしまう『思い込み』とは?
人は、やりたいことを考えると同時に、それを行うための手段や必要な道具、準備なども考えていますが、実はそれだけではありません。
『やらなくても良い理由』や『やってはいけない理由』まで探していることに、気が付いていますか?
例えば、「海外旅行に行こう」と思った次の瞬間、何を考えているか考えてみましょう。
渡航する方法や航空チケットが予約できるかどうか?海外旅行だから長期休暇を取らなければならない?などなど、準備のために考えて決めることはたくさんありますね。
けれど、思い浮かべたもののうち、自分の行動を邪魔しているものがあることに気が付きましたか?
例えば、長期休暇。仕事を休むならば事前に根回しをして、仕事の調整を行なって、周りに迷惑がかからないように準備しておかなければ『休みは取れない』と考えているとしたら、それは思い込みです。
もし、突然事故に遭って意識がないまま何日も入院することになったら、仕事は止まってしまうのでしょうか?
そんなことはありません。ほとんどの情報は共有されていますから、パソコンの履歴や書類を見れば、他の人でも代行することはできます。
または、準備期間の短さ。今すぐに海外旅行の準備をしても、満足できる旅行にならないかもしれないと思うと、取りやめてしまう可能性は高くなりますね。
けれど、どんな行動でも理想通りの完璧な結果なんて得られる可能性はほとんどありません。どこかしらに不満がありつつも、どこかは満足しているものです。
であれば、どのような『理由』を並べても、行けない理由にはなりませんよね。
「行けない」と思っているのは、あなたの思い込みなのです。
こうした思い込みが、いくつもいくつも無意識に自分を縛り付けて、自由をなくしています。それに気が付かないでいると、行動を起こしたい時に無意識に思考の中に『行動させない理由』を考えてしまうのです。
自分で自由を奪ってしまって、生きる楽しみや喜びを奪ってしまうのは悲しいと思いませんか?
その思い込みがなくなれば、もっと自由に、もっと喜びを感じて生きられているかもしれないのですから。
これからの人生を、もっと自由に生きるために。
思い込みを手放していきましょう。
1.『視覚化』して思い込みを確認する
思い込みの厄介なところは、自分の中に『当たり前』として存在しているため、それを疑ったり手放したりしようと思い至らない点にあります。
そう聞くと、思い込みを取り払うのは難しそうですが、理解しやすい状態にしてあげることで、自分の中にある思い込みに気が付きやすくできます。
それが、紙に書き出す方法です。
頭の中や心の中にある常識やルール、固定観念といった情報を、目に見える形に変換することで情報を整理しやすくし、自分の中に隠れている問題に気が付きやすくなります。
例えば、「海外旅行に行きたい」と考えた際に、自分の中に現れた考えや思いつきを全て書き出していってみましょう。
- 安心して行ける国はあるか不安
- 今から準備して間に合うのかわからない
- 入念に調べないと高い旅費を払わされてしまうかもしれない
- 海外を楽しめるか不安
- 希望するホテル・航空会社の予約が取れないかもしれない
- 仕事が休めるか不安
- 仕事を休んだら周りから嫌われてしまうかもしれない
- こんなに色々不安があるのに旅行なんてして良いのか?
自分がどんなことに対して『思い込み』を持っているのかが、これで明らかになっていきます。
まずは、海外に行くことそのものへの不安がありますね。旅行のホテルや航空券などを希望通りに予約できるかも、予約する前から不安になっています。そして、旅行とは全く関係ないところで、仕事関連に対しても不安を持っています。
人が不安を抱えることは、自然です。不安は、先々の危険を予測しているからこそ生まれる感情で、自己防衛本能が働いているだけなので安心してください。
けれど、この状態のままでは海外旅行には行けそうにありませんね。これらの思い込みを取り払うために、次のステップに進みましょう。
2.『出来る方法』を考える
思い込みを視覚化することで、自分がどんなことに不安を抱いているかがわかりました。その不安は自然な感情ですが、あまりに大きくなりすぎると、自分の行動を制限しすぎて生き辛さとなってしまいます。
思い込みを取り払うために、先ほどの不安に『別の答え』を与えていきましょう。
不安は、物事のある一面を捉えて生まれた感情です。ただし、物事には捉える面が異なれば、別の答えが出ることもありますよね。
視点を変えて、不安を解消するための『出来る方法』を考えてみましょう。
「今から準備して間に合うのかわからない」との不安には、現状を知るのが一番です。旅行サイトや航空会社の予約サイトを調べて、行きたい日に予約が空いているかを確認します。
予約が空いていれば行けると判断できますね。予約が空いていなければ、予定を先延ばしにしても良いのです。
「仕事を休めるか不安」と「仕事を休んだら周りから嫌われてしまうかもしれない」に対しては、物理的に休めないのか、心理的な問題なのかを分けて考えます。
海外旅行に行きたい日付が、出勤日だった場合、有給を使わなければ旅行には行けませんね。
では、有給の日数が足りているかを確認し、足りていれば海外旅行に行けることになります。
心理的な問題としては、仕事を休むと周りに迷惑がかかるという思い込みが働いています。確かに自分一人で仕事を行なっているわけではなく、周りとの連携があって仕事が成立していますよね。
ということは、自分だけがその仕事の責任を背負っているわけでもないということです。
休みを申請する前に周りに休むことを伝え、仕事の配分を見直しておけば、周りも仕事を受け持つ準備ができます。
このように『出来る方法』を考えてみると、意外とあっさりやりたいことをやれる状況が整っていくことが多いです。頭の中で考えているだけではなく、考えを書き出して整理してみましょう。
3.『とりあえず結果を出す』ために行動する
思い込みに気付き、出来る方法を考えてみても、それでもまだ一歩が踏み出せないでいる人は、『結果が見えないこと』が一番の不安材料になっています。
海外旅行に行って本当に楽しめるのか、安全に楽しんで帰れるのか、会社で嫌われてしまわないかなどの不安は、過去の成功体験があれば行動へと進む力を得られます。一歩を踏み出せない人は、その成功体験が極端に少ない傾向があるでしょう。
体験なので、自分自身で経験しないことには得られません。
そこで、とりあえず結果を出すために行動してみることをおすすめします。
海外旅行でも、国によっては一泊でも十分に楽しめる旅行ができます。物理的な距離が近いほど、行くことへのハードルは下がります。
とりあえず行動し、ひとまず結果を出してみましょう。
そこで出た結果は、きっと「そんなに悪くなかった」と思えるはずです。その小さな成功体験をいくつも積み重ねていくと、少しずつ思い込みを取り払って生きることに慣れていけますよ。
本当の気持ちに従って生きられるように
人は本来、もっと様々なことに興味を持ち、あれもこれもやってみたいと心を躍らせているものです。しかし、周りの状況や自分の立場などの思い込みによって、「それは出来ない」と自分から壁を作って行動しない理由づくりに専念してしまっています。
その人生は、果たして楽しいのでしょうか?自由なのでしょうか?
本当の気持ちに従って生きましょう。
誰のためでもなく、自分自身のための人生を歩みましょう。
そこにこそ、心からの喜びがあります。
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