やりたい事が見つけられない。無気力な人生に終止符を打つ方法

2021/06/29

あなたのやりたい事をやればいい。今やそんな言葉が当たり前のように耳に届く世界になりました。好きな人達と好きな事だけをして生きていけたら、誰でも幸せになれる未来を想像しますよね。

けれど、まだやりたい事が見つけられず、無気力な人生を送っている人もたくさんいます。そんな人におすすめしたい方法が、人に奉仕することです。

やりたい事を見つけようとしたけれど

自分が本当にやりたい事をやれる人生にする為に、まずはやりたい事は何かを探しますよね。けれど、そこが一番難しい部分でもあります。

やりたい事が既に見つかっていれば、それをやる為に邪魔なものと必要なものを整理していけばいいけれど、やりたい事がまだ見つかっていなければ、まずはそれを探すところから始まります。そして、それは途方もなく大変だということに改めて気が付くんです。

やりたい事を見つける為に、多くの人が『やりたくない事リスト』を作成します。やりたい事は、ほとんどの場合がやりたくない事の正反対にあるからです。
けれど、この方法でもやりたい事が見つけられない人はいます。

やりたい事が見つからなかったら、次にするのは『なんにでも挑戦する』です。新しい事にどんどん挑戦してみて、楽しい事や熱中できる事を見つけようとします。
けれど、これも上手くいかない人はいます。元々無気力に生きていた人ほど、突然性格が変わったように活発に行動できるわけではありませんからね。

そうなると次は何をすればいいの？と次の方法を探してみますが、どれもやりたいと思えるほどの事に出会えません。
それはどうしてだと思いますか？

人が満たされる瞬間とは？

やりたい事が見つけられない人は、自分の内面にばかり目を向けているかもしれません。自分の中の欲求や願望を探して、貪欲な部分はどこか？満たしたい部分はどこか？と目を光らせても、元々そんな欲求や願望が無ければ、探しても見つかりません。本当に満たしたい部分は、他にあるのかもしれませんよね。

では、目を向ける部分はどこか？
それは、自分ではなく人への奉仕に目を向けてみてください。

人には色々なタイプがあります。はっきりと意見を言えたり、周りとの調和が得意だったり、ひとりで自由に行動しているのが好きだったり。
けれど、誰にでも共通している部分があります。それは、人の役に立てたということに、大きな充足感を得るという部分です。

道に迷っている人を案内してあげたり、仕事で困っていた同僚をサポートしたり、疲れた家族の代わりに家事をしたり、そんな些細な助けであっても、心には大きな充足感となって満たされます。
たとえ自分が疲れ切っていた時であっても、誰かの為に行動できると、心は満たされます。その行動に感謝を返されると、さらに喜びは増します。

もし、手を尽くしても自分のやりたい事を見つけられずにいるならば、自分の内側を探すのではなく、周りにいる人達に奉仕してみてください。その喜びは、もしかしたらあなたの本当にやりたい事を見つけてくれるかもしれません。

人への奉仕で気付ける事

人への奉仕を単なるボランティアだとは思ってはいけません。あなたの労力を、無償で提供することだけが目的ではないので、そこは注意しましょう。
やりたい事を見つける為に、人に奉仕する。その行為は奉仕で心を満たすことにもありますが、本当の目的は人と関わることです。

人生が無気力だと感じている人は、もしかしたら人との関わり合いが薄いのかもしれません。表面的にはたくさんの人と付き合いがあるように見えても、心を通わせることのできる人は少ないのではないでしょうか。
器用な人ほど人付き合いは上手いものですが、得意なだけに、自分が疲れない程度にしか関わらないようにしてしまいます。そうするとどうなるか？

人との関係が薄まり、自分の人生に影響を与えてくれる出会いが減ってしまうんです。
自分の人生に影響を与えてくれる人、キッカケを与えてくれる人に出会えれば、あなたが本当にやりたい事を見つけられる可能性は高まります。けれど、その為には上手な人付き合いではなく、人との深い関わり合いが必要です。

人に奉仕することで、人の人生に触れる機会を増やしてみてください。深く関わり合うことで、今まで見過ごしてきた何かを見つけることがあるかもしれません。
もし、その人に無くても、その人と繋がる誰か、全く他の誰かからキッカケを得られる可能性は十分に広がります。

この世界は、たくさんの人がいて、たくさんの関わり合いがあって構成されています。夢も希望も目標も、色々な事が人との間に生まれています。
あなたのやりたい事も、きっと人との関わり合いの中で見つけられるはずです。