何が原因かわからないけれど、なんだか朝からイライラするという経験はありませんか?
もしかして、それは日常の小さなストレスが積み重なったせいかもしれません。
その小さなストレス、実はあなた自身が生み出していると知ったら、どうしますか?
目次
日常の小さなストレスは積もりやすい
毎日の中に、ちょっとしたイラっがいくつもあると、その日一日を不機嫌で過ごしてしまったことはありませんか?
小さなイラっは、本当に些細で小さな出来事だから、ただの不運として片付けられてしまいやすいです。不運だなと思っただけなのに、心の中にはちゃんとストレスとして計上されているものだから、気が付かない内にストレスが積もり重なってしまいやすいんです。
例えば、朝食の目玉焼きがうまく焼けなかったり、持ち物がすぐに見つけられなかったり、駅の階段が混雑していて電車に乗り遅れそうになったり。そんなちょっとした小さなイラっを感じると、「なんだか今日はツイてない」と思いますよね。
それが、ストレスの入り口です。
小さなイラっが2~3回重なるだけで、人は「自分は運が悪い」と断定してしまいます。運が悪いと思い込むだけで、どんどん悪い状況へと突き進んでしまい、不運が続いてしまいます。
まさか、自分自身が不運になるように行動しているなんて、誰も思わないからこそ落とし穴なんです。
こんな風に、小さなイラっから始まる小さなストレスの積み重ねは、気が付かない間にストレスを溜め込んでいってしまいます。
「なんだか気分が晴れない」そんな時ほど、心の中にいつからあるのかわからない小さなストレスが存在し続けているのかもしれません。
思考の癖を減点から加点へ
実は、小さなストレスはある思考によって生み出されています。それは減点方式の思考です。減点方式の思考とは、物事をマイナスで捉える癖のこと。ネガティブ思考と言い換えるとわかりやすいですね。
この減点方式、癖になるともう物事のマイナス点、日常のマイナス点、人生のマイナス点しか見えなくなってしまう恐ろしい思考です。
思考を変えるのは一朝一夕にはいかない為、簡単に変えるのが難しいとされています。けれど、その原点方式の思考を変えないことには、何もかもを嫌になってしまう考えしか浮かびません。例えば、休日に雨が降ったら「雨なんて最悪。どこにも出かけられない」と思うでしょう。
この減点方式の思考を持っていて、良い事はありません。何事にもデメリットばかりが目につき、楽しみや喜びよりも不安や心配を優先してしまうからです。これでは、生きていること自体が嫌になってしまっても仕方がないですよね。
この減点方式の思考を何に変えたらいいのか。それは加点方式です。
加点方式は減点方式の真逆の思考です。減点方式ではマイナス点ばかりを見つけていましたが、加点方式ではプラス点に着目します。
先ほどの休日に雨が降った場合であれば、「雨が降っているから家でじっくり料理しよう」や「雨だから家事をしなくてもいい日にしよう」など、物事をプラスに捉えます。
少々都合の良すぎる考え方じゃないか?と思われる人もいますよね。減点方式に慣れている人から見ると、楽観的すぎてイライラするでしょう。それがいいんです。
減点方式の人は、目の前で起きている物事が自分に危険として降りかかってしまわないかどうかという不安や心配ばかりに目が向いています。確かに危険を察知するのは大事なことかもしれませんが、無くてもいいストレスをあえて生み出すほど心配しなくてもいいと思いませんか?
試しに加点方式の思考でしばらく過ごしてみてください。最初は加点方式の思考に慣れず、イライラすることもありますが、慣れてくるとどうでもいい事を気にしてストレスを感じていたことに気が付けます。
日常の中にある小さなストレス。そのほとんどを自分自身が生み出しているんです。だったら、減らすのも自分自身の手でできるはずです。
ストレスを生み出さない工夫をしよう
ストレスは、大なり小なり日常の至るところに潜んでいます。けれど、それはあなたがどう受け捉えるかで、ストレスにすらならずに流してしまえます。
時には物事を深く考えることも大切ですが、時には物事を大雑把に良い方に捉えて、深く考えないということも大切ではないでしょうか。いつも深く考え込んでしまえば、頭の中は不安と心配で埋め尽くされて、他のものは目に入らなくなってしまいます。それでは、人生は楽しめませんよね。
ストレスが小さいうちに発散するように意識するのもいいですが、まずはその小さなストレスを生み出さない工夫も、あってはいいんじゃないかと思います。
たくさんの自分を変える方法、たくさんのメンタルケアが出回っている現代で、あなたに合う心のケア方法が見つけられますように。
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