ある漫画の主人公のセリフにこんなひと言があります。
「俺の敵は、だいたい俺です」
とてもぴったり当てはまると思いませんか?あなたの人生最大の敵が、誰なのかを表す言葉として。
目次
最大の敵であり最大の味方
人生最大の敵と聞いて、何が、そして誰が思い浮かびますか?
その敵は、あなたにとってどれほどの脅威があるのでしょうか?
今、生きていることに苦痛を感じている人達は、人生最大の敵に思い浮かべたのは、あなたの周りにある環境や人達だったのではないでしょうか。
自分の思い通りにいかず、意見を言えば否定ばかりされ、何をするにも邪魔をしてくる周りの存在。そんな存在が嫌なのに、そこから離れることもまたできない環境。
人生を台無しにしているのは、そんな周りのすべてだ、と思っているなら、それは思い違いです。
冒頭にも書いたセリフをもう一度、読んでみましょう。
「俺の敵は、だいたい俺です。自分の夢を散々邪魔して、足を引っ張り続けたのは、結局俺でした。他に敵はいません」
漫画『宇宙兄弟』難波六太のセリフより
このセリフ、間違っていると思いますか?心理学からいっても、このセリフは正しいんです。
心理学者アドラーは、どんな人生でも選んでいるのは自分自身だとしています。
今まさに、周りに足を引っ張られていると歯痒い思いをしている人は、そうなるように自分が選択した結果にいるということに気が付いていません。
誰かに足を引っ張られる人生を選んでいるのは、実はあなた自身なんです。
人生を選んでいるのはあなた
人は、誰かのせいにする生き物です。そうしないと自分を保てないからと言い訳をしています。
けれど、本当は違うと誰もが理解しているのに、そうと思いたくなくて、その事実から目を背けています。
人生のどんな成功も失敗も、あなたが選んだ結果だということ。
人はひとりではありません。たくさんの見知らぬ人たちと出会い、心を通わせ、時には利害の一致で行動をともにし、同じ時間の中で生きています。
その時間の流れの中のひとつが、あなたの人生です。
あなたの人生では、あなたが主人公で、他の誰かがあなたに指図することはできません。けれど、ほとんどの人は人から指図されるとすぐに自分の意見を取り下げ、人の意見に従ってしまいます。立場や身分の違い、逆らえないと思い込んでしまっている関係の人もいるでしょう。
でもそれは、自分で責任を負いたくないから。失敗してしまった時の背負いきれない後悔や責任から、あらかじめ逃れようと選んだ道が、『人に従う』という選択に行きつきます。
自分以外の誰かの指図で生きる人生には、彩りもスリルも、安定した時の安らぎもありません。常に指示してくる人の顔色を伺い、行動を察知し、気を張り詰めています。
そんな人生を生きている意味なんてないと思っていても、そこから抜け出さないでいるのは、人の顔色を伺うよりも自分で選ぶ人生の責任が重くて怖いと感じているから。
そして、そんな人生が最悪と思っていながらも選んでいるのは、他の誰でもないあなた自身。
最大の味方にする為に
あなたは、あなたの最大の味方でしたか?敵になっていましたか?
もし、自分自身の敵になってしまっていたとしても、それはこれから変えていけます。あなたの最大の味方に。
自分自身を最大の味方にする為に、三つのルールを習慣化しましょう。
- 今現在の自分を否定しない(そのままの自分を受け入れる)
- 特別じゃなくていいと考える
- 今、生きている時間を楽しむ
自分自身を敵にしてしまう人は、自分に自信がなく、今を楽しむ余裕がありません。それなのに「誰かよりは上でいたい」という欲求を抱えて、心の中はぐちゃぐちゃです。
そんな人が自分を最大の味方にするなら、この三つのルールを意識してみてください。
三つのルールに関連する記事はこちらから。ぜひ試してみてください。
【『万能ではない自分』を認めることから成長が始まる】
【『何者にもなれない苦しさ』それは思い込みが引き起こす勘違いの苦痛】
【一日の終わりが次の日のメンタルを決める。寝る前にする事・しない事】
自信のない自分から脱することができるように。
特別じゃなくても無価値ではないと納得できるように。
今というかけがえのない時間を楽しめるように。
あなた自身を、あなたの最大の味方にしましょう。
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