人の言動が許せない。それは自分の中の『我慢』を映し出しているから

訳もなく、無性に人の言動にイライラすることはありませんか?
そのイライラや攻撃性は、あなたの中の『ある部分』が刺激されて引き起こされています。
そのイライラの原因を、知ってみませんか?

目次

 

人の言動は自分を映す鏡

池に映る山と空の写真

人の心は無意識の領域がとても広く、そして深く、認知できる範囲はごく僅かです。
そんな心の奥底には、見たくない触れたくないと長年隠してきた抑え込んだ感情や過去の出来事が埋まっています。

普段はうまく隠れているそれらも、ふとした拍子に攻撃性を持って表に出てくる時があります。
それは、どんな時だと思いますか?

人の言葉や行動に、次のいずれかを見出した瞬間に、心の奥底から表に出てきます。
自分が我慢してきた行動
自分が叶えられなかった思い
自分が抑圧してきた何か

無意識の領域から強い怒りが湧き上がった時、それは自分自身を傷つけない為に外部に攻撃対象を探しているのかもしれませんよ。

 

1.『我慢』=抑圧した感情

例えば、外出を自粛するパンデミックの中、自由気ままに旅行やお出かけをする人達に、強い怒りを感じませんか?
自由に出歩くことを我慢し、そうあるべきなんだと自分の行動を制限し、それが当たり前であるように振る舞っていると、だんだんと我慢していることを忘れていきます。
我慢している状態が辛いので、自分の中で忘れよう、我慢なんてしていなかったと思おうと働きかけていきます。

その結果、自由に振る舞っている人達を見ると、我慢していた部分が揺さぶられ、イライラや怒りを感じ、攻撃してしまう場合もあります。
これは、自分自身を傷つけない為の防衛行動にもなっているのです。

やりたいことがあるのに、それができない状況。その状況に納得できず、受け入れられない自分に攻撃の矛先を向けない為に、やりきれない気持ちを抱える自分に気がつかないように、外に攻撃目標を置いて自分を守ろうとしています。

訳もなく人の言動に無性にイライラし、感情的になっている時、あなたの心の中では触れたくない部分が揺さぶられています。
それは、あなたが我慢し、隠し、見なくて済むように、考えなくて済むように無意識の底に沈めた満たされない部分です。

 

2.相手の中にある『自分』に気が付こう

心の防衛行動によって、人の言動にイライラする理由がわかりましたね。そのイライラは、もしかしたら自分自身に向けられた刃だったのかもしれません。
そんな刃を、人にも向けたくはありませんね。

誰かの言動に無性にイライラした時は、「心の防衛行動かもしれない」と考えてみてください。
自分の感情の裏付けに気付くキッカケがあれば、一歩引いて考える余裕が生まれます。

心の防衛行動によって、イライラが作り出されていると知っているだけでも、人に攻撃を向けずに済みます。考える余白を自分に与えてみてください。

そのイライラは、どんな言動に対して湧き上がりましたか?
人の行動と、湧き上がった感情を分けてメモ帳に書き出してみてください。
あなたが本当は何に向かって叫んでいるか、何を欲しているかがわかります。

 

自分と向き合って受け入れよう

ピンクの花の写真

人は一本の真っ直ぐな木ではありません。くねくねと曲がり、時に歪み、歪な形になりながら育っていきます。その途中で、隣の誰かとぶつかったり、手を繋いだり、寄り添ったり、離れたりを繰り返し、自分を確立させていきます。
けれど、『完璧』になることはありません。

どこから見ても欠けがなく、綺麗に整った状態には決してなれないのが『人』ですよね。

自分の中にも誰かの中にも、満たされない部分が残され、それが外部から刺激を受けて苛立ち、感情的な振る舞いをしてしまいます。
そのせいで、誰かが、あなた自身が傷ついてしまう時もあるでしょう。

その行動で誰かが、自分自身が傷つくのが辛いなら、治しましょう。
自分を見つめ直し、自分の中にある抑圧した部分を知り、満たしていけば、自分を守るための棘は必要なくなります。

イライラが多い人生は、楽ではありません。
生きるのを楽に、喜びで満たす人生を送りませんか?

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