強い怒りと人の行動への過剰反応!拗れる対人関係の原因は無意識の領域にある

自分でも気が付かない内に抑圧した感情は、大人になってから対人関係を築く際に問題となって立ちはだかる場合があります。
対人関係が拗れる原因が、自分でも気付かない心の奥底に隠されているとしたら、解決方法はどこに見つけられると思いますか?

目次

 

対人関係が拗れる原因は『過去の自分』にある

子供が歩いている写真

対人関係は一筋縄ではいかず、人生最大の悩みと言っても過言ではない大きな問題でもあり、人生を豊かにする要素のひとつでもあります。
そんな対人関係で、拗れに拗れてしまい、どう解決したらいいかわからなくなってしまう原因があります。

問題が相手側にあれば、手出しすることはできませんし、自分の中にある場合も簡単に解決できるとは言えませんよね。
今回は、自分の中に原因が隠れている場合をご紹介します。

人の言葉や行動、そんな一部分なのに、無性にイライラしたり、抑えがたい怒りが湧き上がったりした経験はありませんか?
それは、抑圧した過去の自分が刺激されているからです。

子供の頃に十分な愛情を受けられなかったり、不条理な出来事に遭遇して納得も受け入れることもできなかったりすると、その時の感情を凍らせて、無意識の領域に埋め込んでしまいます。
経験の浅い子供では解決できなかったり、逆らえない状況だったり、状況は様々ですが、一貫しているのは『受け入れられない感情があった』という事実です。

どうして?なぜ?その疑問に答えを見つけられないままでいると、自分自身の存在が揺らいでしまうかもしれない状況に立たされるかもしれません。
そんな時、人はそれ以上考えるのを止める為、無意識の領域へと感情ごと押し込んで隠し、抑圧したまま大人になっていきます。
大人になった頃には、もう抑圧した感情があったことも忘れていて、自分が何かに耐え続けているとは感じていません。

そんな時、誰かの中にそれを刺激する行動を見つけたら、抑圧してきた感情は一気に爆発し、強い怒りと攻撃性でもって、相手にぶつかっていきます。
これが対人関係で、よく起きているのです。

例えば、規則や礼儀に厳しい家庭で育った子供時代を送っていた場合、大人になって自由奔放な振る舞いをする人を見ると、非常にイライラするでしょう。
それは、自分がそうは振る舞えなかったという長年の我慢が刺激され、もう取り戻せない過去の自分を正当化したり、過去の自分が言えなかった気持ちを吐き出そうとしたりした結果、相手に対して怒りをぶつけるという行動となって現れます。

これが、対人関係を拗らせる原因の一つとなっています。

 

1.自分では気付けない

過去に自分自身に起きた出来事が原因になっていても、本人は覚えていない場合が多いのは、自分自身で我慢した事実、抑圧してきた事実を隠そうとしてきたからです。
受け入れがたい出来事が起きた場合、人はそれを見なかったフリをしてやり過ごし、心の安定を図ろうとします。

だから、自分自身ではなぜ相手を無性に嫌うのか、イライラするのか、正確に判断するのが困難です。
また、対人関係上の問題を別の原因に置き換えてしまい、より複雑化してしまう場合もあります。多くの場合、本来の原因が自分自身の中、それも無意識の奥にあるとは考えられません。それにより、明らかになっている事実の中から「これだ」と思う理由を見つけ、そこに解決の糸口を探します。

自分では気付けない。だからこそ、対人関係をより拗らせてしまいます。

 

2.見分けるポイントは状況と感情の不一致

自分では気付くのが難しい原因、それに気付くには一歩引いた視点で物事を見れるようになりましょう。その上で、見分けるポイントをご紹介します。

暴力や暴言などの実害を受けた事実があれば、相手に怒りを感じてもおかしくありませんね。
しかし、実害を受けたわけでもなく、受けた行為以上の強い怒りや嫌悪を感じたら、もしかしたらと考えてみる余地があります。

ポイントは、その人から受けた行為以上の感情が湧き上がっていないか、です。

明らかに状況が軽度なのに、相手に感じている感情が大きすぎる場合、抑圧した感情を刺激されている可能性が考えられます。
その場合、相手と自分ではなく、第三者の視点に立って客観的に事実を整理してみてください。事実だけを抜き出してみると、自分の感情が状況に合っていないことを理解できます。

もし、状況以上に強い怒りや押さえようのないイライラを感じたら、一歩引いて状況を整理し、自分を見つめ直してみてください。原因は、外側にはないかもしれません。

 

自分を知るカウンセリングを受けてみよう

机の上の黄色い花の写真

対人関係の悩みは、勘違いによるすれ違いから、お互いの行動が原因だったり、自分の中に抑圧した感情だったりと様々です。
特に今回紹介した自分の抑圧した感情は、自分自身では気付かない無意識の領域に隠しているので、余計に原因として浮上しにくいものです。

いつまでも解決しない対人関係で悩んでいたら、感情的になってしまう相手とどう接したらいいか悩んだら、カウンセリングを受けて見ませんか?
心の専門家が、時間をかけてカウンセリングを行えば、あなたの心の中に溜め込んでいる問題に気が付けるかもしれません。

自分を知れば、外の世界とどう関わっていくか、自分らしさを活かせるかなど、生き方を考えることができます。
生き方を変えれば、今よりも豊かで楽に過ごせるようになるかも知れません。

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