人を恨んだり、憎んだりしたことが無い人はいないでしょう。人から不快な何かをされたり言われたりした出来事が許せず、そこで生まれた恨みや憎しみの感情は、あなたにその出来事を思い出させては苦しみ、被った不利益に怒りを湧き上がらせます。
けれど、数か月や数年もの間、ずっとその恨みや憎しみを持ち続けていると、自分で自分を苦しめてしまうことになります。
捨てきれない恨み、消せない憎しみをどうしたら手放せるのか、今回はそのお話をご紹介します。
目次
誰でも自分が一番好き

人は誰でも自分が一番大好きで一番大切です。これは性格や性質ではなく、生まれ持った本能です。自分が好きということは、恥ずかしいことでもおかしいことでもありません。普通の当たり前のことです。
そんな自分が一番大好きな私達は、人から不利益を被ることが許せません。自分の所有物を傷つけられたり奪われたり、自尊心を傷つけられたり。そんな出来事があれば、すぐさまその人に強い怒り、憎しみの感情を抱きます。何よりも大切な自分を攻撃されたので、その人から距離をとったり、その人に反撃をしてさらに攻撃されることを防いだりもしてみるでしょう。
けれど、一度生まれた感情はその場ですぐに消化しきれるものではありませんよね。
人は、過去の恨みを何よりも大切に大切に心の内にしまい込んでしまう癖のようなものがあります。人から優しくされた事や愛された事など、心温まる感情ならばいつまででも大切に抱えていたくなるものですが、それとは真逆の感情さえも、人はそう簡単には手放そうとはしません。
なぜなら、恨みや憎しみの感情を手放してしまうと、相手に負けたと思ってしまうからです。
身を守る術

過去にどんな出来事があっても、私達はいつだってその恨みや憎しみ、怒りの感情を手放して、楽になって、幸せに全力で向かっていいのに。幸せも不幸さえも、自分に起きたもの全てを手放すまいとしてしまいます。
それは自分自身の体と心を守る術として、思いついた結果の行動なんです。
起きた出来事は消えてなくなりはしませんよね。けれど、生まれた感情はいつでも手放すことができるんです。それなのに手放さないのは、その恨みや憎しみを忘れることは、その人を許したことになるから、つまり相手に負けたことになるから、だから決して忘れることなんて許さないと自分自身に課し、何度も思い出しては記憶に磨きをかけて忘れないようにしてしまいます。
本当なら、そんな不幸な出来事はさっさと忘れて手放して、空いた両手で幸せを掴みにいく方が良いとわかっています。頭ではわかっていても、心が感情がそれを許さないんです。
けれど、この状態は自分が自分に不利益を与え、自分が自分に苦しみを与えている状態ですよね。恨みを抱えたままでは、体も心も良い影響はありません。
自分の心と体を守りたいがゆえに、自分自身を攻撃してしまっていることに気が付かないと、いつまでも恨みや憎しみの感情を抱え続けて、その間に体験するはずだった幸せな出来事を通り過ぎてしまいます。
気付いてほしいことは、誰よりもあなたを害せる存在は、あなた自身ということ。
周囲がどれだけ何を言おうとも、何をしようとも、それを受け取らなければあなたはあなた自身を守ることができます。けれど、あなた自身があなたを傷つけている時は?守られたいと思っているのに、攻撃をしてくるのもあなた自身。その時のあなたの心は無防備で、攻撃によって何度も何度も傷を負ってしまいます。
恨みを手放すには

大人になる。という言い方がありますが、まさにその通り。大人になるんです。子供のように何も手放したくないと駄々をこねるのではなく、「これは自分にはいらない」と手を広げて捨てましょう。恨みや憎しみをいつまでも抱えていても、何ひとつ良いことはありません。
二度と同じ出来事に合わないように、反省や分析をしたら、恨みも憎しみも怒りも、心を侵食する感情は起きた出来事そのものと一緒に捨て去ってしましましょう。それが大人になるということ。
恨みや憎しみの感情を捨てようとする最初の瞬間は、本当にいいのか?と自問自答するでしょう。けれどそれでいいのです。自分自身に言い聞かせてください。
「この感情は私を守る為に生まれたもの。生まれてきてくれてありがとう。けれどもう役目は終わったからさようならをしよう」と。
自分を大切に思うなら、自分を守りましょう。それは他人を邪見に扱うことではありません。他人の存在を無視することでもありません。ただ自分を大切にするだけのこと。本能に従っていいんです。
誰よりもあなたを守ることができるのは、あなた自身。
誰よりもあなたを害することができるのは、あなた自身。
あなたはあなたを守っていいんですよ。
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