人生を誤魔化す生き辛さ。選択して人生を作るのは『自分自身』

2022/03/25

人生に起こる事、その全ては自分自身が選んだ結果です。
ということは、人生は自分の選択の結果に作り上げられていると思いませんか？

自分の手で作り上げる人生を、茶化して誤魔化して、逃げ道ばかりを選んでいると、生き辛さの迷路にはまり込んでしまいます。
どうして辛くなってしまうのか、苦しくなってしまうのかを考えてみませんか？

自分の人生を誤魔化して生きるのは辛い

もう何をやってもダメだから、惰性で生きよう。
自分には何にも出来ないから、自分らしく生きるのは諦めよう。
そう考えたことはありますか？

厳しい現状に立ち向かうばかりが全てではありませんが、自分自身の人生を投げ捨てたかのように誤魔化して生きるのは、辛さから逃げているようで、実はより生き辛さを増してしまいます。
辛く苦しい人生から目を背けようとするあまり、余計に自分を追い詰めていることに気が付いてください。

自分自身を軽い存在として扱えば、ミスや失敗、大きく傷つく出来事があっても、「こんな自分だからね」と割り切った風に考えることができるでしょう。
それはつまり、自分を軽んじることで傷つかないように予防線を張っている状態です。

何か悪いことが起きても、「やっぱり運が悪いもんね」と思い込むようなものと同じで、自分に価値が無い、自分で選んだわけじゃない、自分には何も出来ないなどと思うことで、自分自身がこれ以上傷つかなくて済む道を選んでいるのです。

その人生には、誰かの役に立てた喜びも、達成した満足感も、心の底から笑い合う楽しさも感じられません。ただ、辛さや苦しさを薄めて、それでも無くならない辛さや苦しさから逃げ続ける人生です。

自分の人生を誤魔化して生きれば、辛さや苦しさから逃げられる。そう考えるほどに、辛く苦しいことがあったのでしょう。
けれど、その辛さや苦しさから本当に解放される道は、人生を誤魔化していては得られません。

人生を『選ぶ・作る』のはあなた

「真剣に生きる」こう聞くと、何だか面倒そうだし、大変そうだし、ぜひやりたいとは思いませんよね。どちらかと言えば、そんな面倒を避けたいと思うのではありませんか？

ここで言う『真剣』とは常に全力を出し切るという意味ではありません。
『真剣に生きる』とは、自分の選択に責任を持ち、自分の人生を「自分が作り上げている」自覚を持つことです。

前項では、自分に自信や価値を見失い、惰性で生きようとする、自分で選んで生きることを諦める姿勢がありましたね。
その姿勢のままでは、自分の人生に何が起きても、悪いことは全て環境や周囲の人達のせいにして、自分はただ眺めている傍観者でしかありません。そんな人生では、責任も真剣さも持てるわけがありません。

だから、自分で何を選ぶか、その選んだ日々が人生になっていくことを自覚しましょう。

例えば、プログラミングの勉強を始めた場合、今日勉強を始めたからといって、明日に仕事の依頼が勝手に届き、毎月不自由なく暮らせる金額を稼げるようにはなりませんよね。

毎日勉強し、わからないところで挫折しかけても諦めず道を模索し、長い間をかけてスキルを身につけます。新しく開拓されていく技術も習得し、やっと仕事を受けられる態勢まで到達したら、今度は仕事を受注する為の道を探し、長い年月をかけて信頼を獲得し、暮らしに困らない稼ぎを得ることができるようになるかもしれませんし、叶わないかもしれません。

毎日勉強する面倒さを選び、自分に本当に出来るのか自問自答しながら進み、やり続けることで技術が積み上がるように、人生も日々の積み重ねです。

人生を誤魔化そうとする人に多いのは、スタートしてから結果が出るまでを短期間だけで見てしまう悪い癖があります。
今日初めたことが、明日には少しでも芽が出ていないと「ダメなんだ」と短絡的に思い込んでしまっていませんか？そうやって「やっぱり自分には無理だ」と予防線を張っておかないと、不安で仕方がないから自分を軽んじてしまっていることに、気が付きましょう。