思うような結果を出せなかった時、自分には「もう何もない」や「やっても意味がなかった」と思っていませんか？
気が付いていなくても、『経験』は確実にあなたの中に蓄積され、出来ることを増やしています。それに気付いてみませんか？
目次
経験してきた『今のあなた』に備わっているもの
新しい挑戦をしてみたけれど、結果は良くなかった。
頑張ってみたけれど、失敗してしまった。
そういう経験はよくありますよね。一大決心して挑んでみたものの、思ったような結果を出せなくて悲しんでいませんか？
今回の結果は実らなかったとしても、『今のあなた』にはちゃんと大切なものが備わっています。
挑戦は結果だけが全てではありません。挑戦は、長い人生から見ればほんの一瞬の出来事、その一瞬が人生の全てと決めつけるのは、よくありません。
頑張ったけれど、うまくいかなかった時、踏み出したあなたには次の三つが備わっているはずです。
やってきた事を振り返ってみてください。
１．『優しさ』を知った
辛い経験、苦しい思いをしてきたからこそ、人の優しさを知っています。
大変な時に手を差し伸べてくれた、辛い時に声をかけてくれた、苦しい気持ちを黙って聞いてくれたなど、たくさんの優しさに触れ、人の優しさが身に染みているからこそ、受けた優しさを他の誰かに与えることができます。
人の優しさに触れてきたあなたは、以前のあなたよりも『優しさ』を感じ取れるようになっているはずです。だから、同じことに悩んでいる人に寄り添ったり、大変そうな人に手を差し伸べたりするのが、以前よりも簡単に出来る。
『優しさ』は元々備わっているものではありません。誰かに優しくされて、自分もやってみたいと行動して、自分なりの『優しさ』を作っていきます。それをどう分け与えるか、それも人それぞれ違うのです。
あなたの『優しさ』は、あなたの経験によって作られました。
その『優しさ』で、誰かを癒してあげましょう。誰かを癒した分だけ、あなたも癒されます。
２．苦労・失敗・挫折は糧になる
結果が出なければ、全て無意味だったと決めつけていませんか？そんなことはありませんよ。
例えば、結果が失敗に終わったとしても、それは失敗したという一つの結果が出ただけで、人生が失敗で終わってしまったわけではありません。
その失敗から学び、再び挑戦すれば、次は成功する可能性が前よりも高くなります。そして成功すれば、その失敗はただの経験になります。
失敗という結果、苦労した時間、挫折した経験も、全てがあなたの糧になります。
ただし、あなたが「失敗したら意味がない」と思い込めば、得た経験も全てが無意味なものとなります。
あなたは経験をどう捉えますか？
３．休息がどれだけ大事かわかる
頑張り過ぎれば体を壊すし、追い詰め過ぎれば心が壊れます。辛い、苦しい思いをしてきたからこそ、それを身をもって知っていますね。
だから、『休むこと』がどれだけ大事なのか、あなたは理解できています。
頑張るのは、何かを成し遂げる為に大切です。
けれど、過剰であってはいけません。
無理をすれば、より長い時間を使って心身を回復させる必要があり、それは疲れが溜まる前に心身を回復させるよりも効率が悪いです。
ましてや全く休まずに頑張り続けても、必ず良い結果に結びつくわけでもなく、ただ心身を壊してしまいやすい状況に自分自身を追い詰めているだけですね。
休息がどれだけ大事か、頑張ってきたあなただから身をもって理解しています。
自分の心身に疲れが溜まりすぎないように、自分自身を癒してあげましょう。
自分に「頑張ったね」と言ってあげよう
物事を小さく捉えると、それが悪い結果に終わった時、自分の人生も終わったかのように錯覚してしまいます。
しかし、実際には『ただ一つの出来事』というだけであって、人生そのものがどうこうなったわけではありません。
失敗を嘆き、達成できなかった自分を責めて、それは何の意味があるでしょうか？
責任を問いたいから？
誰かのせいと言わないとやりきれないから？
それで自分自身を責めてしまっては、それこそ逃げ場がありません。
責めるのではなく、「頑張ったね」と労ってあげましょう。
結果はどうあれ、あなたは頑張りました。
やれるだけの事をやり、出来るだけの事を頑張りました。
だから、「頑張ったね。お疲れ様」と言って労ってあげてください。努力した過程を認めてあげてください。
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