幸せを『相対的』に感じる人は不幸になる

あなたは今、幸せですか?
その『幸せ』は、人と比較して感じていませんか?

人と比較して感じる幸せは、すぐ隣に不幸が寄り添っています。
寄ってくる不幸に脅かされない本当の幸せを、探してみませんか?

目次

 

『相対的な幸せ』は薄っぺらい

紙幣を数える人の写真

あなたは『幸せ』をどのようにして感じているでしょうか?
例えば、知り合いの輪の中にいて「自分が一番スタイルが良い」と幸せを感じていた時、もっとスタイルの良い人が現れた途端に、感じていた幸せが崩れ落ちたという経験はありませんか?

その幸せの感じ方は『相対的』です。
相対的な幸せは、とても薄っぺらく、一時的な満足感しか得られないのが特徴です。誰かと比べて良い悪い、幸不幸を決めていませんか?

相対的な幸せは、人と自分を比較して人よりも優っていると感じた時にのみ得られます。
人よりも良い物を身に着ける、人よりも豊かである、人よりも満たされているなど、自分と人がどの位置にいるのかをランキング化して、幸せか不幸かを測っているのです。

この幸せの感じ方は、一瞬で崩れ落ちるのが特徴と言いましたが、それは上には上がいるのが世の常だからです。たとえ精一杯の努力をしてモデルのような細身のスタイルを手に入れたとしても、細さだけならばもっと細い人はいくらでもいるし、若さに幸せを感じていた場合には年齢を重ねるごとに不幸しか感じられなくなりますよね。

相対的に感じる幸せには、長く続く幸福感はありません。ただその場で一瞬満たされるだけの薄っぺらい幸せしか見出せないからこそ、不幸になってしまいます。

あなたは、こんな幸せの感じ方をしていませんか?
自分がどうこうではなく、人よりも『上』であれば良いと考えていませんか?
人が自分より優っていると感じると、無性にイライラしていませんか?
家族や友達など、周りの人達の不幸を願っていませんか?

周りをどれだけ不幸に陥れても、あなたの幸せにはなりません。
あなたの本当の幸せを探しましょう。

 

1.幸せを比較しない

人はよく、自分と誰かを比較します。自分が人より優っているものはあるのか?コミュニティの枠からはみ出していないか?など、様々な不安の答えを求めて、あるいは幸せの形を求めて比較するのが止められません。
人には、比較する癖が根付いています。

子供の頃からそうではありませんでしたか?
親から「クラスで一番早く出来て偉いね!」と褒められた記憶がある人は、人と比べて良い結果を得たら、それが幸せに繋がると刷り込まれています。そこから、誰よりも良い結果を誰よりも早く手に入れることが目的になり、それが幸せになる術だと誤解しているのに気がついていません。

比較しても、得られるのは幸せではなく優越感だと、気付きましょう。
それに気付くことで、本当の幸せに一歩近付けます。

 

2.人の幸せを欲しがらない

人との比較と同じようにしてはいけない行為があります。
それは、『人の幸せを欲しがる』ことです。

隣の芝生は青いという言葉があるように、人のものほど良く見えてしまいますよね。もちろん「いいな」と思うことには問題ありませんが、人から奪おうとしたり、人の幸せとそっくりそのまま同じものを探すのは問題になります。

幸せな人からその『幸せ』を奪おうとするのは、理由を言わずとも問題なのは明白ですよね。人の幸せとそっくり同じものを探そうとするのは、なぜ問題なのか?
それは、『自分』という軸を無視しているからです。

例えば、絵画に一切興味がない人が、絵画を家に飾って幸せそうに見つめる人を見て、同じ絵画を買ったとしても、幸せにはなれません。
『自分』には興味がなければ、それが幸せには繋がらないからです。
何で幸せを感じるかは、好き嫌いのように千差万別です。違っていて当たり前ですし、同じじゃなければおかしいわけではありませんよね。

人や流行、世間の声に左右されないで考えてみてください。
『自分』が感じる幸せとは何でしょうか?

 

3.自分の幸せを考える

そもそも『幸せ』とは何だと思いますか?
例えば、次のような状態になれるのが幸せと定義されています。

  1. 喜び、愛、笑い、感謝などに満たされる
  2. 没頭する、夢中になれる
  3. 愛、許し、感謝で人と繋がり、能動的かつ建設的に関われる

この三つの中に、人との比較はありませんよね。人と比較して優っていれば優越感は得られますが、一時的な満足でしかなく、すぐに満たされない不満が押し寄せてしまいます。

心から安らぎ、満たされる幸せは、人と比較して得られる優越感ではなく、自分が行動して得る過程や結果、そこから生まれる気持ちにこそあります。

 

『幸せ』は小さいことの詰め合わせ

花びらを両手で持つ女性の写真

今の自分の状態を不幸だと感じている人ほど、ドカンと大きな幸せが一つあれば人生大逆転!という風に考えますが、そんな幸せは多くはありません。

『幸せ』は小さいことの詰め合わせのようなものです。

日々感じる人の優しさ、食べる物の美味しさ、それを作ってくれる人の好意など、幸せは日々の中に小さく散りばめられていて、それにどれだけ気付けるか感謝できるかによって、幸福度は違うでしょう。

あなたは気付いていますか?
不便の少ない日常が、どれだけ幸せかを。
一緒にいてくれる人がいる幸せが、どれほど計り知れないものかを。

まずは、自分の周りを見直してみてください。
あなたの周りにある『幸せ』を見つけていくと、その先に繋がる『幸せ』も見つけていけるでしょう。

WEBお問い合わせはこちら WEBお問い合わせはこちら
\この記事がよかったらシェアをお願いします!/

SNSやってます!

ほぼ毎日更新のSNSアカウントです。心を軽くする情報などをお届けしていますので、よろしければフォローをお願いします!