朝起きた時に『何をするか』でご機嫌になるか不機嫌になるかが決まる！

2022/08/19

朝起きたら、まず何をしていますか？目覚めた後の行動が、その日一日をご機嫌に過ごせるかどうかを決めています。素敵な一日になるように、『朝にやると良いこと』をしてみましょう。

朝から嫌なことを想像すると『嫌な一日』になる

人の脳には、思考したり観察したり分析したり、様々な処理を行うために必要な記憶の容量があります。これをワーキングメモリと呼びます。
このワーキングメモリには処理できる容量があり、パソコンをイメージするとわかりやすいでしょう。

処理容量の小さなパソコンに、たくさんの情報を流しても処理が滞りますよね。人の脳も同じで、大量の情報を処理しようとしても、同時に処理できる数には限界があり、漏れやミスがいくつも発生してしまいます。

実はこのワーキングメモリ、朝の目覚めの瞬間から容量を削ってしまう最悪の行動があるのです。
それが、「今日は嫌なことがある日だな」と朝イチからストレスを感じるだけで、ワーキングメモリに悪影響を与え、処理能力を低下させてしまうというのです。

つまり、嫌な一日になると思えば、自分の脳の働きを低下させ、そのせいで起きるミスや失敗が重なり、予想が当たった状態となります。
自分からあえて嫌な一日にしたくはありませんよね。

一日をご機嫌に過ごすために、朝起きたらやると良い三つの行動をご紹介します。
起きた瞬間に「嫌な一日になる」と未来のストレスを想像しただけで、それが実現してしまうなら、逆に脳に良いことをすれば、ご機嫌に過ごせる一日になると思いませんか？

その結果がどっちになるのか、自分自身でぜひ試してみてください。

１．好きな音楽で目覚める

目覚ましの音は、どんな音に設定していますか？
アラームの音は一種の警戒音です。耳に届きやすく、「すぐに対応しなければ」と感じるような音がほとんどです。だからこそ目覚まし用にセットする人が多いのですが、突然鳴り響くアラーム音では、爽快な目覚めとはなりにくいでしょう。

そこで、好きな曲を目覚ましの音にしてみてください。
たったそれだけではありますが、朝の目覚めの瞬間から気分を盛り上げてくれる曲や、緩やかに目覚めさせてくれる曲など、好きな音楽が鳴り響けば、うるさいアラーム音よりも気持ち良く目覚められます。

２．太陽の光を浴びる

太陽の光は、セロトニンの分泌を促進する効果があり、うつ病などの心の病にかかるリスクを軽減したり、セロトニンが十分に分泌されることによって睡眠の質が向上するなどの恩恵を受けられます。また、十分な覚醒状態に至るので、二度寝防止にも役立ちます。

スッキリと目覚められなかった日でも、5分だけカーテンを開けて、できれば窓も開けて太陽を眺めてみてください。寝苦しいほどの暑さがなく、爽やかな風と夏の日差しに照らされていく世界を見ていると、なんだか心が落ち着いてきませんか？
心と体が覚醒するまでのほんの数分間、ゆっくりと窓から見える世界を眺める朝は、きっと心地よいスタートとなるはずです。

忙しいとわかっている一日の始まりでも、ほんの5分だけ朝日を浴びてみてください。たったその5分で心にかかるモヤが晴れたら、過ごしやすい一日になると思いませんか？