他人に期待しないと笑顔が増える。失望、絶望、落胆を感じない人生とは?

期待と現実の差が大きいほど、人は大きな失望感や落胆を感じます。特に期待したことが叶わなかった時は、大きなため息が出ますよね。そんな時は、心の中に強い怒りや失望感を抱いています。その心理状態は、とても良いものではありません。
他人に期待することでストレスが増すなら、他人に期待を止めてみるとどうなるでしょうか?

目次

 

期待はストレスを増やす

体温計と錠剤の写真

あなたは、どういう時に他人に期待していますか?
人は、自分に余裕がない時ほど、他人の力をあてにします。それが無意識に他人に向けられる期待です。けれど、期待は自分勝手に思い込んでいるだけで、多くの場合は「言わなくてもわかる」、「察するのが当たり前」と思って、期待を口にすることはありません。
そんな風に他人に期待していると、日常生活がストレス過多になってしまいます。

例えば、こんな時に期待が失望や落胆に変わって、大きなストレスを感じていませんか?
自分が忙しいのは見えているはずだから、手伝いに来てくれる。
言わなくても気持ちは察してもらえる。
一番無駄のないやり方はこれだから、みんな同じようにやってくれる。

このような期待が叶えられた場面は片手で数える程度なものです。決して多くはありません。偶然、自分と同じような価値観や期待を持ち、お互いに補い合える人達が集まって、相手に余裕があった時に期待は叶えられますが、その条件が揃わなければ期待が叶うことはありません。

他人に期待することで自分の心は傷つき、相手との信頼関係にヒビまで入ってしまったら、勝手に期待しない方が良いような気がしませんか?

 

期待は失望、落胆、怒りに変わる

雨の中たたずむ人の写真

相手の話を鵜呑みにしてしまった時。相手が自分の希望を叶えてくれるものだと、頭から疑わずにいると、叶えてもらえなかった時にどんな理由があろうとも大きな失望を感じてしまいます。
そう、期待は信頼じゃないんです。

相手を信頼しているから期待すると言いますが、信頼しているならばこそ、言葉や文字を使って正確に伝達しますよね。相手との食い違いがないように、信頼しているからこそ相手に不利益が働かないように動くものです。言わなくてもわかるという奇跡は、本当に奇跡なんです。

期待したい時は、自分の都合の良い方に解釈したい、何となくあやふやなニュアンスだったり、お互いの言っていることに食い違いがあるような気がしても、聞くことを躊躇って大丈夫だろうと思い込んで安心したい時などに、相手に多大な期待を持ちます。
都合のいい解釈をする時ほど、だいたい食い違っていることが多いですよね。そんな時ほど、再確認する手間を面倒がって、淡い期待で塗りつぶしてしまうんですよね。

お互いの間での食い違いや正しく伝達する手間を惜しむことで、期待は生まれ、そしてお互いにその期待を押し付け合います。結局その期待が叶わないことの方が多いので、そうなると自分勝手に期待したのに、相手の能力を疑ったり、信頼関係にヒビが入ってしまいます。

 

期待しない生活で変わること

砂時計の写真

他人への過度な期待は、自分自身にもメリットはありません。もちろん相手にもメリットはありません。そんな期待ならば、はじめから持たなければストレスを抱えることはなくなります。

自分勝手な期待を持たないことで大きく変化するのは、この3つです。あなたにとって、この3つは大きなメリットになるのではないでしょうか。

 

1.感謝の気持ちに気付ける

他人に期待しないことで、相手が自分の為に時間や労力を割いてくれることに、改めて気が付けるようになります。そして、相手の状況が今まで以上に見えるようになっていきます。

例えば、繁忙期で目が回りそうに忙しい時、どこも手いっぱいの中で手伝いに来てくれたら。相手も忙しい中で助けてくれたことに感謝しかありませんよね。そんな風に助けてもらえたら、一生忘れることはないし、相手が困っていたら、すぐに駆け付けたくなります。

 

2.怒らなくなる

期待からの失望や落胆がなくなるので、それに起因した怒りや傷つくこともなくなります。怒りは自分自身にも大きなストレスとなるので、怒りが減ること自体、喜ばしいことです。

また、裏切られたと感じた時は、それ自体がトラウマになってしまう人もいます。その原因になっている他人への期待を止めてしまえば、自分自身を不必要に傷つけることはなくなりますね。

 

3.人間関係のトラブルが減る

無用な期待を止めると、「信じていたのに」や「裏切ったな」という思いが起きません。そんな思いがなければ、人間関係はとてもスムーズになります。期待しなければ、不満も生まれることはありません。不満がなければ、人間関係上にトラブルなんて発生しにくくなると思いませんか?

人間関係のトラブルは、だいたいが気持ちの食い違いから起きるものです。過度な期待もそのひとつ。
他人の在り方を変えてもらうことは相当難しいことですが、自分を変えるのは誰にでも可能です。自分が他人に期待しないだけでトラブルが減るなら、変えた方が楽ではないでしょうか。

 

人との付き合い方を考える

青い空と木の葉の写真

今回の『他人に期待しない』と題材は、他人との距離を空けて疎遠になることを勧めてはいません。過度に期待すること、自分勝手な思い込みで他人を縛ることをせず、人との付き合い方を改めて考えようということです。

勝手に期待して、勝手に落ち込んで。それでは誰にも感謝の気持ちを抱くことはなくなってしまいます。感謝を忘れた関係は、長く続きません。どちらかが嫌になって、自然と距離が開いていくか、大喧嘩の末に別れるかです。
その人の行動はその人自身が決めます。あなたの意見を参考にしたとしても、あなたの思い通りに動いてくれるわけではありません。

もし、人に期待している気持ちに気が付いたら、期待を忘れ、その人に感謝する気持ちを思い出してみてください。あなたの話を根気強く聞いてくれたり、大変な時に助けてくれたり。感謝したことを思い出せば、それ以上を期待するなんて気持ちは起きませんよ。
期待よりも感謝を。人に向けるべき気持ちは何なのかを、改めて考えてみてください。

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