一緒にいる期間が長くなってくると、ふと思う時がやってきます。
「この人と一緒にいていいのか?」という悩みが。
この悩みの本質は、「この人と一緒にいて自分は幸せになれるのかどうか」というところが重要なポイントになっています。
自分の幸せは自分でつくるとはいえ、一緒にいる人に影響を受けずにはいられません。だからこそ、一緒にいる時間を仲良く過ごしたいですよね。
目次
不仲の原因は『求めすぎ』にある
恋人や夫婦、一緒にいるだけが幸せだった時間は長くは続きませんよね。何年も長く一緒にいることで新鮮味は薄れ、どんどんと相手の嫌なところばかりが目に付くようになってしまうことがあります。
それはどうしてだと思いますか?
長く一緒にいる人達に共通しているのは、『相手に求めすぎていることがある』という点です。
例えば、長く一緒にいるのだから、自分の状況や気持ちを言わなくても理解してくれて、受け止めてくれて、自分のダメなところも丸ごと大丈夫と支えてくれる、そうなるはず。と思ってはいませんか?
この思考、お互いがそう思っていたらどうなってしまうか、想像に難しくありませんよね。
不仲の原因の多くは、相手に求めすぎていることが増えていくからです。最初はお互いに何も知らない同士、話し合いをしたり、相手に合わせたり、徐々に調節するように考えて行動していたはずです。それが段々と気心が知れてくると、相手への配慮が減り、自分にもっと尽くしてほしいと考えるように変化します。
これが、不仲の原因のひとつです。
仲良くする為の3つの方法
では、相手に求めすぎなければいいんだ!と安易に考えるのは少し待ってください。求めすぎないと言っても、相手に全く何も求めないと、それはそれで相手に寂しい思いをさせてしまいます。お互いが頼り頼られてというバランスが取れているからこそ、長く一緒に、そして仲良くいられるんです。
不仲になる前、不仲になった後からでも対処できる3つの方法をご紹介します。一緒にいる時間を、幸せで楽しいと感じられる時間で満たしてみませんか?
1.相違点は補い合える点
笑いのツボや食の好みなど、共通点が多いほど、長く一緒にいられると言われていますが、全てが同じ人間はいません。必ずどこかに相違点があるものです。
長く一緒にいると、共通点よりも相違点の方が目立ってきてしまいます。共通点に目が慣れてしまうんですね。だから、自分が理解できない相違点にイラっとするんです。そして、相違点を見つけるごとに「この人でいいのか?」という疑問が生まれます。
けれど、逆に考えてみてください。相違点とは、あなたが見つけられなかった目線でもあることを。
例えば、使った食器をすぐに洗うか洗わないかという家事のタイミングの違いでは、ちょこちょこ洗うよりもまとめ洗いが好みなのかもしれません。まとめて洗うと水道代や洗剤代が安上がりなのかもしれません。
もしそうなら、相手に任せるのも良いと思いませんか?
自分のやり方が絶対的に正しいということは、この世の中にはありません。誰でも自分のやり方は正しいと思っていますから、人の数だけやり方があります。
お互いのやり方が違うからこそ、自分が面倒だと思うものを相手は負担だとは思っていないかもしれません。もしそうなら、負担ではないと思っている方が担当することで、お互いの負担が減らせますよね。
2.共通目標に向かう
付き合い始めた日や結婚したばかりの頃というのは、同じ目標に向かっている状態です。恋人の場合は、一緒にいる時間をどう楽しむかという共通目標があります。結婚している人の場合は、家庭を発展させて守るという共通目標があります。
この目標はいつまでも存在してはいません。ひとつずつ消化され、徐々にその数を減らしていきます。そうなるとどうなるか、目標がなくなり、一緒に行動すべき理由がわからなくなってしまうんです。「もう一人の方がいっそ楽なんじゃ?」と思い始めた時は、共通目標がない状態です。
共通目標があると、意見を統一し、ともに行動する時間が増えます。そうすると、自然と距離が近づき、お互いがなくてはならない存在として認識されるんです。
共通目標は何でもいいんです。趣味や習い事など、一緒にやってみたいと思うことを共通目標として建ててみてください。相手との一体感や運命共同体という意識を高めることができます。
3.相手の話を肯定する
他人との距離感がある人には、相手が完全に間違っているという場合を除いては、相手の話を否定するということは、ほとんどありません。けれど、距離が近い人には、自分が感じたままに無遠慮に否定の言葉をぶつけてしまうことがあります。
恋人、夫婦という長く一緒にいる相手は特に親密な関係といえます。最も大切にしたい相手でもあるはずなのに、飛び出す言葉は遠慮がなくなってきてしまいます。
最近の会話を思い出してみてください。あなたは、相手の話を否定せずに聞いていますか?
もし「いいえ」と答えた人は、肯定することを意識してみてください。
会話の肯定は、受け入れてもらえた、受け止めてもらえたという気持ちを相手に与えます。誰よりも傍にいると誓った相手には、一番与えてあげたい気持ちではないでしょうか。
否定から入らない会話は、楽しくなります。否定から入る会話は、ギスギスとイライラで満たされます。せっかくの会話ですから、楽しく話したいですよね。
幸せは一緒につくれる
人は結局のところ、自分に一番甘いです。自分が辛い時、苦しい時、ヒーローのように助けてくれる相手であってほしいと思っています。逆の立場になったら?という想像は、あまりしないものです。
けれど、いつまでも助けてもらう前提でいては、相手も疲れ果ててしまいます。相手があなたに愛想をつかしてしまったら、もう一緒にはいられません。
幸せは、『誰かにしてもらう』ものではありません。自分の力で、そして一緒にいると誓った人と創り上げていくものです。
自分が感じる幸せを、誰かにささやかながら分け与えることはできますが、その人が本当に心の底から幸せだと感じられるのは、その人自身が創り上げなければならないものです。
他力本願では、幸せになれない。
相手に求めすぎでは、幸せにはなれない。
幸せは、自分で創り上げる。
このことを忘れないでいれば、相手に感謝し、自分で努力し、幸せを創っていくことができます。
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