悩んだ時、ついつい「急いで解決しなくては！」と思い込んで焦っていませんか？
その焦りは、誤った判断を下しやすくして、問題をより大きくしてしまうかもしれませんよ？
そんな時はまず『心をリラックスさせる』ことを優先させましょう。
目次
悩んでいる時に『急いで解決しよう』としてはいけない
生きていると悩みは絶えず生まれ、気がつけば常に問題の解決を考えたり、どう対処するべきかを悩んだりしているのではないでしょうか。
そんな時、つい「急いで解決しなきゃ！」と焦っていませんか？
それは、一番やってはいけない行動です。
悩みや問題は、いつでも身近にあります。良案を探すように、頭の中では常に考えを巡らせ、頭の中だけで悩みを紐解いているつもりで、気が付けば様々な悩みを数珠繋ぎにして考えてしまっていたり、グルグルと同じ部分ばかりを考え続けていたり。
そうこうしている間に、気持ちは焦り始めます。
「早く解決しなきゃいけない！」
「急がないといけない！」
特に期限があるわけでもない悩みでも、問題を抱えている状態を異常と感じていれば、自然とそれを解消させる行動を促します。ただし、焦るほどにとんでもない方法を選んでしまうことは多いのです。
解決を急ぐと、良いことはありません。それよりも間違った安直な解決策を良いと、誤った判断を下してしまう可能性の方が高まるでしょう。
悩んでいる時、それが深く悩む問題ならば、まずは解決に向けて心の状態を落ち着けるところから始めてみませんか？
１．リラックスして心を落ち着かせる
焦っている時ほど、人は判断を誤りやすいというのは、誰にでもある経験ではないでしょうか。
まずは、その焦った心の状態を落ち着かせることを優先させてください。
心が緊張状態にある時、視野も思考も狭まります。緊張をほどいてリラックスすれば、もっと広い視野と思考で悩みを多角的に捉えることも容易になるでしょう。
アロマ、日光浴、散歩、ストレッチ、軽い運動などで心をリラックスさせてみてください。リラックスして頭の中のモヤが晴れれば、悩みを捉える視点も変えやすくなるでしょう。
２．自分を責め出したら考えを中断する
解決策や対処法を考えていると、ふと自分を責めたり否定したりする考えが浮かんだりしていませんか？
その思考は、解決したいのに解決できない現状の矛盾から生じた感情です。
問題を解決したいのに、考えても考えても解決する方法を思い付けない。そんな矛盾が起きると、矛盾を矛盾ではないとするべく、「自分が悪い」と思い込もうとしてしまいます。
そんな考えを始めたら、考えを中断しましょう。
解決策がまとまっていなくて構いません。
自分を責めたり否定したりする考えを中断する方を優先します。
自分を責めたり否定したりする思考を持っていると、何かにつけて「自分が悪いんだ」と原因の全てを自分自身に置き換えて、とりあえず問題を解決したことにしようとしてしまいます。
そのような思考は、心に良くありませんし、悩みや問題の根本的な解決にもなりません。
３．一度に・綺麗に解決しようとしない
悩みや問題の解決を考えている時、一発で綺麗に解決できるような劇的な方法がないかと探していませんか？
多々ある悩みや問題の多くは、別の悩みや問題と深く絡まっていることが多く、たった一つの方法や行動で綺麗に解決することはありません。
一度で綺麗に解決しようとする行動は、映画や物語でよく見かけるから、「そうできたら良いな」と思っているのかもしれませんね。しかし、現実には不可能に近いです。
神がかった閃めきや解決策を望むと、それ以外の方法を探せなくなります。そうすれば、悩みや問題を抱える時間がどんどん延び、過剰なストレスがかかり続けることになってしまいます。
悩みを抱えていてもいい
悩みや問題は、必ずしも解決しなければいけないのでしょうか？
人は大なり小なり悩みを抱えて生きています。生きているということは、悩みや問題を抱えていると言ってもいいほどに、常に何かを抱えています。
それならば、今すぐに対処しなければいけない悩みや問題でなければ、しばらく放置しても良いくらいに考えても、良いと思いませんか？
「どうにかしなければ」と思い詰める方が、心に多大なストレスを与え続けることになってしまいます。過剰なストレスを受け続ければ、生きていることを苦痛に感じてしまうかもしれません。
悩みや問題のない人生はありません。
何ひとつ悩みや問題がない状態を目指すのではなく、それらがあっても自分らしく心安らかに過ごすにはどうすれば良いのかを考えてみませんか？
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