自分の性格がネガティブ、ポジティブのどちらだと思いますか?
人の性格は明るい方が成功するし、人間関係も良くなるはずと思われてきましたが、実は人間関係を崩壊させる性格はもっと根元の部分に隠されていました。
あなたはこの特徴を持っているでしょうか?
目次
人間関係を崩壊させる隠れた特徴
どんな性格の人でも、ある一定の範囲を越えなければ、実はネガティブでもポジティブでも人間関係は割と円満に築いていくことができます。本当に危険なのは、人間関係を崩壊させる隠れた特徴を持っているかどうかです。
その隠れた特徴とは、『強い攻撃性』です。
どんなに自信のある人でも、その影には自分を否定してしまう瞬間や能力を疑ってしまう瞬間が訪れます。そんな時、「今が変わるタイミングだ」と思って行動に移せる人は、自分自身そして周囲に強い攻撃性を表すことはほとんどありません。
しかし、根元の考えに「自分がこんな状況に陥っているのは、周りが自分を認めないせい」や「自分を認めないなんて許せない」という考えを持っていると、それが強い攻撃性となって表れます。これが、人間関係を崩壊させる特徴です。
では、人間関係を崩壊させる特徴を持つ人は、どんな風に考え、その攻撃性を発揮するのか?
例えば、会社で悪目立ちすることはなく、能力が飛びぬけているということもない平均的な社員が一人いました。その人はコミュニケーションも普通で、大きく問題を起こしたことはありません。
しかし、最近は何だか不安定な様子を見せていました。どこかイライラしていたり、物を雑に扱ったり、人気のない場所で涙を堪えていたり。そんな様子が目撃されていました。
そして、それがはっきりと行動として表れた瞬間、その社員は泣きながら怒って、叫んでいました。
「どうして認めてくれない!どうしてわかってくれない!こんなところで頑張ってるのに!どうして!」
他の社員はその社員が何を言いたいのか、さっぱりわかりませんでした。
この写真の考えの根底には『自分は凄い。だから周りと同じ評価を受けるのは間違っている。周りは自分を認めるべき。でも行動はしない、だって自分はもう既に凄い存在だから』というものがあります。
この考え方は、現状の自分を変えるつもりが全くありません。今あるがままで自分は偉大だと考えていますが、それと同時にそうではないかもしれないという不安も抱えています。
ポジティブな人でもネガティブな人でも、考えの奥底でこんな風に考えていると、人間関係を崩壊させてしまう可能性が高いことがわかっています。
こういう考え、思い当たるところはありますか?
この考えの本質は、自分を変えようと行動しないところにあります。スキルがあろうとなかろうと、人よりも秀でた能力があろうとなかろうと、今のままの自分を認めてくれない、称賛してくれない周りの人達に対して、怒りを感じ、その思いは「でも自分は何もしていないし」という落胆を感じさせ、「やっぱり悪いのは周りだ」という風に、最終的には周りに複雑化した感情をぶつけてしまいます。
このような考えがある人達は、たとえ話にした社員のように突然泣き出したかと思えば、怒りをあらわにし、かと思えば悲しみに膝を抱えます。感情がコントロールできないところまで高まって、自分でも混乱してしまうんです。
そんな危険人物なら、すぐに見てわかるよね?と思いますよね。このような人達は、その特徴をひっそりと隠したまま人に明かすことは、ほとんどありません。心の底でそう思っているだけです。かなり親しい仲にならない限り、誰かに心の内を打ち明けるということがないので、周りに気付かれにくい特徴ともいえます。
「自分はこうだから、こうしてほしい」と声に出すこともなければ、周囲が認めるような行動をとることもありません。だから、余計に欲しい称賛が得られず、内心でイライラを募らせてしまいます。それが人間関係を崩壊させる爆弾になるとも知らず。
特徴は変えられる?変えられない?
もし、自分自身の心の底にこういった考えがあるなら、今からでも遅くはありません。考えを変えて、より生きやすく、満足する人生を送りませんか?
人の思考や性格は、そう簡単には変えられません。けれど、決して変えられないものではないんです。変えようと努力していけば、変えられるものなんです。
もし、今の自分の性格に難を感じているなら、これからご紹介する3つの方法を試してみてください。最初は自分の胸に杭を打つかのような衝撃ばかりかもしれません。すぐには受け入れられない気持ちがあるかもしれません。それでも続けていけば、ゆっくりと変わっていけます。
1.行動する
今のまま行動しないことが、称賛されない・認めてもらえないという不満を募らせていましたよね。では、称賛される行動をとれば、どうなるでしょうか?周りから称賛され、認められ、必要とされる自分になれば、イライラを募らせることが減っていきますね。
人の為に行動しましょう。自分の為に行動しましょう。何をすればいいのか?それは自分と人の為になることです。例えば、会社であれば業績を伸ばす為に何ができるかを考えてみてください。毎日同じ作業と化してしまった仕事内容を見直し、改善できるところを探して、行動してみることです。
行動すれば、それが失敗だとしても成功だとしても、周りから「この人は行動できる人」という目で見られます。
2.否定する自分を受け入れる
行動していくと、失敗を恐れて行動を先送りにしてしまったり、失敗したことで自分を強く否定してしまったりすることがあります。「どうしてあんな風にやれなかったのか。もっとこうしていれば良かったのに」など、自分自身にぶつける時があります。
そんな時は、こう自分に向けて言ってみてください。
「頑張ったよ。やれるだけやったから。大丈夫。ちゃんと頑張ったのを知ってるよ」
よく「自分を否定するなんてダメ」と否定すること自体を考えてはいけないと思ってしまいますが、それは否定する自分自身を否定してしまうことになります。報われない気持ち、行き場を失った気持ちはいつまでも心に残り続け、自分の成長を止める足枷となるので、思ってしまった否定を、否定しない方がいいんです。
否定する気持ちも、吐き出してください。吐き出した後に、そのダメだと思う自分も受け入れてあげれば、気持ちはちゃんと消化できるようになっていきます。
3.人に感謝する
最後は、人に感謝する意識を常に持ちましょう。
世界は一人では成り立ちません。たくさんの人がいて、今の暮らしが送れていることを忘れてはいけません。誰かの努力で便利を得られ、誰かの研鑽でより豊かな社会を築けています。そして、隣にいてくれる誰かがいることは、大きな安心と安定をあなたに与えてくれています。
人の行動に注目して、感謝したいことを探してみてください。よく見てみると、ちょっとした雑務を手伝ってくれたり、わからないところを教えてくれたりしていたことに気が付きます。
人の行動に感謝することを覚えると、周囲に対して傲慢な気持ちを抱く回数は減っていきます。感謝すべき相手に、「なんでもっとしてくれないんだ」とは思いません。
人に優しく。自分にも優しく
自分の中の認知の歪みを正し、人間関係を崩壊させてしまう可能性の高い考えを直しましょう。そうすることで、あなたの周りに心許せる人が増え、周りの人との繋がりに心満たされるようになります。
自分を変えるには3つの方法を試し、時間をかけて変わっていくしかありません。
時には荒療治のような苦しみを感じるかもしれません。時には投げ出して、元のままでいいと思うことがあるかもしれません。
そんな時ほど考えてみてください。
今のままの自分の考えて、10年20年30年後、誰か隣にいて笑い合って話ができる人はいるだろうか?と。
人に優しくすることに拒否反応がある人は、優しさには回数制限があると思っています。けれど、そんなことはありませんよね?誰かに優しくすることで、目減りしてしまうものは何もありません。その優しさは、巡り巡って必ずあなた自身に返ってきます。
打算で優しくするのも最初はあってもいいかもしれません。けれど、最後に残るのは打算や自己犠牲の優しさではなく、お互いがバランスよく救われる優しさです。
人にも優しく。自分にも優しく。そんな人間関係を築けますように。
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