家にいるのに気が張り続けてしまう。そんな状態が続くと、心も体も疲労が溜まってしまいます。
ONとOFFの切り替え上手になるために、三つのことを試してみませんか?
目次
帰宅しても気が張り続けてしまう!
人の体内には無数の神経があり、それらの調節をおこなっているのが自律神経ですね。その自律神経には二つあって、興奮や集中して活発な活動を促す交感神経と、心を落ち着けてリラックスする副交感神経です。
この二つは交互にスイッチが入り切りして、日中は活動的に、夜間はリラックスして心身を回復させるよう働きます。
心身に異常がなければ、意識することなく自然とスイッチの入り切りが行われ、活動的なON状態からリラックスモードのOFF状態へと移行するのですが、家で寛いでいるはずなのに、どうにも気が張ってしまう・ハラハラするといった状態から抜け出せないことがあります。
これは自律神経のバランスが乱れたことによって引き起こされており、状態が良くならないと不安や緊張感の高まり、動悸、めまい、不整脈、全身のだるさ、不眠など様々な症状が現れる自律神経失調症となってしまうことも。
病気とまでいかないまでも、自律神経のバランスが乱れていると心は不安に傾き、体はうまく回復することができなくなります。
ひどい症状となってしまう前に、自分でできるところからON・OFFのスイッチをうまく切り替えられるようになりましょう。
1.副交感神経を優位にする習慣を作る
家では緊張を緩めて、心からリラックスすると心身の回復には良いのですが、なかなかうまくできないこともあります。
そんな時でも、体が自然と「副交感神経を優位にするぞ!」と動くような習慣を身に付けておくと、忙しい日々の中でもリラックスモードへ切り替えやすくなるでしょう。
例えば、こんな習慣はいかがでしょうか?
家に帰ったら湯船にお湯を溜めて、しっかり体を温める。
体を締め付けない柔らかい素材の部屋着に着替える。
アロマを焚いて、香りでリラックスを促す。
自分の中でリラックスモードへ切り替えられる習慣があれば良いので、どんな方法でも構いません。自分なりに実行しやすいことやリラックスしやすいことを探して、毎日続けてみてください。
2.ONモードになる情報を見ない
現代は様々な情報に溢れています。テレビやスマホ、パソコンなどから常に情報は溢れんばかりに目に飛び込んできます。
それらの情報を意識して読み込むと疲れもしますが、流し見しているだけでも同様に脳は処理するために働き続けています。つまり、ON状態から切り替えられないということです。
OFF状態の時に多彩な情報に触れると、どうしても脳はON状態のまま働き続けてしまいます。そのズレが心身に影響を与え、休んでいたはずなのに疲れが溜まっているというおかしな状況を作り出すのです。
この状況が毎日続くと、慢性的に疲労を溜め込んだ脳のバランスが崩れ、ON・OFFの切り替えがうまくできなくなってしまいます。
つい、SNSを流し見したり、スマホゲームをしたりしていませんか?「少しだけ」と言いながら、気が付けば1時間、2時間と平気で時間が過ぎていれば、寝る直前にスマホを見るのをやめることから始めてみましょう。
3.何も考えない時間を作る
最近の自己啓発や自己成長の本やブログ、情報によくあるのが「時間を有効活用すること」ですが、それで僅かな隙間時間さえもトコトン何かをしようと、詰め込んでいませんか?手が動かせないなら、頭を動かそうとしていませんか?
または、帰宅後から家事や雑事をあれこれ済ませないとと考えて、動き続けていませんか?
何も考えずにぼーっとするような、脳と心と体を休める時間がないと、それもまたバランスを乱す要因となるので注意してほしいポイントです。
脳の疲れには、考え事をしないのが一番です。何もせずにぼーっとすることで脳を休められるならば、一日の中でぼーっとする時間を設けましょう。
ぼーっとしていても考え事がつい浮かんでしまうという人には、運動がおすすめです。ジョギングなどの有酸素運動は、何も考えずに体を動かすことに最適です。頭の中を空っぽにして体を動かすことで、脳を休める時間に充てられます。
リラックスするOFFモードは心を癒してくれる
外では活動的に動き、家では心身の緊張をほどいてリラックスする。このバランスが崩れると、人はあっという間に辛さや苦しさに満たされてしまいます。
リラックスできる時には、思いっきりリラックスするOFFモードがあるから、人はONモードで力を尽くすことができるとも言い換えられます。
寛ぎたい時に心身の緊張をほぐせるように、ONとOFFの切り替え上手になれるように。三つの行動を実践してみてください。
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