ストレスや心のケアに、何から始めたらいいかわからないあなたへ。
セルフケアの極意と、最初に始めると良いケア方法をご紹介します。
目次
自分で自分をケアする『セルフケア』の極意とは?
あなたは、ストレスをどんな時に感じますか?
人によってストレスへの耐性は様々です。そもそも一度に受け入れ可能なストレスの量やストレスの種類は、元々の性格もありますが、経験によって受け流したり回避したりすることができるか、その時の心の状態などによって変動します。
同じ量のストレスを受け切れる人もいれば、受けきれずに倒れてしまう人もいるでしょう。いつもは受け切れる人でも、心が弱っていれば倒れてしまう可能性は十分にあります。
そんなストレスを、いつまでも我慢して溜め込んでいては、許容量がいっぱいになってしまうのは明白ですね。
溜め込んだストレスは、吐き出して回復してあげれば、また元気に過ごすことができます。
ストレスケアとして様々な方法がありますが、何かあるたびに専門家を頼るのは難しいと感じる人は多いでしょう。できれば、自分だけで密かにケアできたら…と。
心のケア方法には、自分で行うセルフケアがあります。軽度な場合であれば、セルフケアを適宜行うことで、心を安定させることは可能です。
ただし、自分では無理だなと専門家を頼るラインを決めておくと、良いですよ。
ここでは、自分でストレスをケアする簡単なセルフケア方法をご紹介します。具体的な方法に進む前に、セルフケアの極意を覚えていってください。
セルフケアの極意とは、『自分のストレスに気が付くこと』です。
ストレスの種類や量を正しく認識し、自分が今どれくらいのストレスを溜め込んでいるか客観視することができれば、日々のセルフケアの効果が増します。
自分で自分のストレスに気が付くために、どうすればいいのか。三つのステップで方法をご紹介します。
1.紙に書き出して気持ちを掘り下げる
自分の気持ちを目に見える状態にして、正しく認識することができるようにするために、おすすめな方法は紙に気持ちを書き出していくことです。
多少のストレスなら我慢してしまうところでも、「これで自分はストレスを受けたんだ」と認識を改められると、溜まっているストレスにも気付きやすくなります。
我慢して爆発するまで耐え続けようとするのは、日本人の悪い癖のようなものです。それの癖を改めるためにも、ストレスを目に見える状態で認識しましょう。
また、紙に書き出そうとしても、なかなか書くことが見つからない場合があります。本当にストレスがないのであれば良いのですが、大抵の場合は自分でストレスを認識できていないから、書くことができません。その誤った認識を正すためには、書き出した気持ちをさらに掘り下げていきましょう。
例えば、「〜について怒りを感じた」と書いていたら、具体的にどのような出来事で怒りを感じたのか考えてみましょう。
そして、怒りは二次感情と呼ばれています。怒りを感じる前には別の気持ちが隠れていて、その気持ちを代弁する行動として怒りを表現しています。では、『本当の気持ち』は何だったのかもまた、考えてみる必要がありますね。
こうして掘り下げていくと、自分がどのようなことにストレスを感じやすいか、どのような物事の受け止め方をしているか、その根底にある気持ちと一緒に気付きを得られます。
2.内容を声に出して表現する
紙に書き出した内容は、自分が本当にそう感じているのだろうかと不思議に思ったり、こんなことを思うはずがないと嫌悪を感じたりしていたら、書き出した内容を声に出してみてください。
声に出すことで、心で本当に感じていた気持ちを少しずつ自分のものとして認識を改めていけます。
ただし、心が苦しくなったら、いつでも中断してくださいね。無理は禁物です。
3.ストレス源を減らしていこう
紙に書くという可視化できる状態にして、初めて自分がどのようなことにストレスを感じていたか気付く人も多いです。なぜなら、人は日常のほとんどを無意識で過ごしているから。
けれど、可視化することで自分をより深く認識することができたら、今度はそれを日常に活かしていきましょう。
できれば遭遇したくない大きなストレス源に着目します。そのストレス源から離れることが可能であれば、距離を置いて心の安静を図りましょう。もし離れられない場合は、少しでも回数を減らせるように工夫してみましょう。
全てのストレスから距離を置くのは困難ですが、自分の心を傷つけるストレスから遠ざかることができれば、心の安定を保ちやすくなりますよ。
セルフケアで心を元気に!
自分で自分のケガを治せたら、健康を維持するのは簡単になりますよね。それと同じように、心もセルフケアで元気でいられる時間を長くしていきましょう。
セルフケアは、自分が何にストレスを感じるか?現状のストレス度合いは?を知るのが大切です。
普段は見過ごしていた自分の気持ちを掘り下げて、どこに本当のストレス源があったのかに気付きましょう。
自分を知ることから、ケアは始まります。
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