『ストレス』って何?辛いことも嬉しいこともストレスになるって知ってる?

ストレスって、自分にとって悪いことばかりではないのです。実は感情が昂るような嬉しいことも、ストレスの一種だと知っていますか?ストレスとの付き合い方を今一度、見つめ直してみましょう。

目次

『ストレス』の正体とは?

頭を抱える人の写真

ストレスが溜まる。ストレスに晒される。毎日のように聞く言葉ですが、『ストレス』とは自分にとって辛いことや嫌なことだと思っていませんか?
それは、ストレスの一面です。

ストレスとは、心や体にかかる負担のことを表す言葉です。例えば、心身を一個の丸くて柔らかいボールだとした場合、ストレスはボールを押す力のことです。
柔らかなボールは力がかかると凹みますよね。その力のかかった状態が、ストレス状態です。

ストレスにはたくさんの種類がありますが、大きく分けると三つに分類されます。
物理的なもの、生理的なもの、心理・社会的なものです。

物理的なものは身の回りにあるストレスです。匂いや音、温度など五感で感じられるものが該当します。夏の暑さや梅雨の湿気もストレスの一種です。

生理的なものとは、病気や睡眠不足によるものです。病気になると体の調子が悪くなり、心にもその影響が現れますね。睡眠不足の場合も、眠気に抗う不快感がイライラさせたり苦しくさせたりします。

最後は、ストレスと聞いて現代人が一番最初にイメージするものでしょう。心理・社会的なもの、それは対人関係や学校・職場などで受ける心理的な圧迫感や不安、緊張です。

どの種類のストレスも『自分の平穏を脅かすもの』が原因のようにイメージされやすいのですが、原因となるのは自分にとっての悪いものばかりではないことを知っていますか?

1.嬉しいことも『ストレス』

ストレスの正体から考えると、ストレス状態に陥るのは『プレッシャーを感じる瞬間』とも言い換えられます。

例えば、昇進したことで今までよりも重い責任を負うことになった場合、ストレスを強く感じることがあるでしょう。
進学や就職での引っ越しも、新天地で生活するワクワク感と共に何が起きるかわからない不安定さも同時に抱えています。

このように、自分にとって嬉しいこともストレスとなりうるのです。
これを知っているのといないのとでは、心身に現れる不調がどこから来ているものなのかわからず、ストレスへの対処が遅れてしまいます。

しかし、イタズラに怖がる必要もありません。自分にとって、どれくらいのプレッシャーとなっているか。客観的に自分自身を観察する時間を設けて、適切に対処すれば問題はありませんよ。

2.ストレスとの付き合い方を学ぶ

ストレスは日常生活の小さなイライラから、引っ越しや結婚、死別などまで様々あります。ストレスをどう受け止めるかで、心にかかる負担は変わりますが、もう一つ意識しておくのは、ストレスとの付き合い方です。

ストレスは生きている限り、常に身近にあります。ストレスは自分を押し潰してしまうようなものもあれば、自分を成長させたり喜ばせたりするものもあるため、人生のスパイスとも呼ばれており、無くてはならないものでもあるのです。

そんなストレスだからこそ、上手に付き合い方を学んでおく必要があります。

まずは、自分のストレス状態はどうか、自分がどんなストレスに弱いのか、ストレスを受けた時に自然とどんな行動をとっているかを知るところから始めてみてください。

人はストレスを受けると、無意識に逃げるか立ち向かうかを選択しています。自分に適した方法で対処できていれば、ストレス源に悩んだり辛さに苦しんだりするような問題は起きません。対処法が適していなければ、何かしらの苦痛を感じているでしょう。その時は、対処法を見直してみてください。

休養をとった方が良いのか、運動や話すことで気持ちを発散した方が良いのか、ストレスの捉え方や考え方を変えた方が良いのか。自分の状態や思考の癖を知ることで、適切な対処法を見つけられます。

ストレス解消の方法は、長く行っても心身に無害かどうかで判断すると良いですよ。
お酒やタバコ、暴飲暴食は長く続けると心身に悪影響を与えることはわかりますよね。そのストレス解消方法では、逆にストレスを溜め込む原因を作ってしまうから、ストレスの解消と蓄積がセットでやってきてしまうので危険です。長く続けても心身に害のない方法を選びましょう。

3.小さなストレスは積み重なりやすい

ストレスにおいて気を付けてほしいことは、「このくらいだから」とストレスを侮らないことです。
日本人は我慢が得意と言われています。その通りに、周りとの調和を大事にする習慣があるため、自分を犠牲にすることを最初に選んでしまいやすいのです。

例えば、家事や雑務が面倒でもやらなければならないプレッシャーや、自分だけが損をしているというイライラ感もストレスになっています。仕方がないとわかっている満員電車に乗る毎日もストレスです。

そうなるとわかっているけれど、やらなければならない状況があったら、「嫌だな」と感じますよね。このような小さなストレスは日常の至るところに潜んでいて、毎日気が付かないうちに心の中に積み重なっていっています。

あまりにも小さいことなので、「このくらいで何か言うのも気が引ける…」とストレスを我慢することを選んでしまうことが多いのではありませんか?

間違えてほしくないのは、ストレス源を強引に無くせというわけではありません。小さなこともストレスとなるので、ストレスを溜め込まないように適度に発散すること、ストレス源を自分の力や周りの人達の協力で無くすことができるなら、できることをやってみることが大切です。

我慢ばかりは心身に毒です。自分の気持ちを抑え続ける毎日では、いつか自分の本当の気持ちが見えなくなってしまいますよ。

正体がわかれば対処しやすくなる

水滴のついた葉の写真

心の疲れを意識しましょう。ストレスや疲れがどこからやってくるか、何がストレスになりうるかを知っていれば、対処しやすいし、心構えをしやすいです。

ストレスを知って、元気な自分でいられるように心がけてみませんか?

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