頑張った分だけ休養するのは当たり前ですよ。
日常生活の中でも、ちゃんと『休養』をとっていますか?
目次
休むことに慣れていない人の特徴
「特に何もしていないのに疲れた…」なんて思っていませんか?
何もしていないわけがありません。今日という一日を頑張って生きたのです。会社に行って仕事をして、帰宅したら家事をして、眠りにつく頃にやっと自分だけの時間が取れる生活をしていれば、特別な出来事がなくても疲れます。
現代人にはスマートフォンという情報を際限なく取り込んでくれる機器が一人一台持ち歩いているため、しっかりと休むことができていないと言われています。
例えば、仕事の休憩時間にスマホを見ていますか?もし見ていたとしたら、その時間は全く休めていません。脳は働き続け、疲労は仕事をしている時と全く変わらず溜まり続けている状態です。
誰かと会話をしている時もそうです。話し相手が気を遣う相手であれば尚のこと、気を許せる相手だとしても完全に気を遣わずにいられるかというと、そうではありませんよね。
現代人の多くは、休憩時間を仕事や作業の手を止めているだけの時間として使っていて、本来の脳や心を休ませる時間にはなっていません。その状態では、朝起きてから眠るまでの約17時間、常に働き続けているようなものです。これは、就業時間が17時間だと考えたら、異常さを理解しやすいでしょう。
率先して休まない人は、次のような特徴を持っていることが多いです。自分に当てはまるか、チェックしてみましょう。
- 効率性を重視する
- 責任感が強い
- 休むことは周りへの迷惑行為
- 休むことが甘え・逃げ
- 働いていない自分には価値がない
- 周りが休んでいないと休んではいけない
特徴をよく見てみると、自己肯定感の低さや自信のなさ、周囲を気にしすぎる点などが垣間見えてきますね。どういう理由で自分が「休まない」を選択しているのか、改めて考えてみる必要があるでしょう。
ただし、それがどのような理由だったとしても、頑張ったら、休むものです。しっかり休養を取らないと、体も心も回復しません。自分の疲れを把握して、必要な疲労回復行動を選べるようになりましょう。
まずは、5〜10分の短い休憩時間をしっかりと休むことから意識してみてください。そして、帰宅後や丸一日自由になれる休日で、どのようにして自分を休めるかを考えていきましょう。
おすすめする、三つのリラックス方法をご紹介します。ぜひ試してみてください。
1.ストレッチ
気を張っていると体も緊張していることが多いです。それも無意識に力を入れているので、意識して体の緊張をほぐしていくと、リラックスに繋がります。
ストレッチは立ったままでも座った状態でも、どちらでも構いません。何かの作業をしている時、多くの場合は体を丸めることがほとんどです。ストレッチでは、丸まった状態で緊張している体を伸ばしてリラックスさせるよう意識しましょう。
両手を思い切り伸ばして、背を反らす。
上半身を前屈して、膝裏や太もも裏を伸ばす。
両手を頭の後ろに置いて、上半身を横に倒して脇腹を伸ばす。
どのストレッチでも、深くゆっくりとした呼吸と合わせると効果的です。
このように、全身をゆっくりと伸ばしていくと緊張がほぐれていきます。短い休憩時間でも行えるので、ぜひ試してみてください。
2.入浴
入浴は一日の疲れを取り去り、良質な睡眠へ誘う大切な時間です。シャワーだけで済まさずに、ゆっくりと湯船に浸かる習慣を身につけてください。時間の節約よりも、心身の健康の方が大切です。
入浴するタイミングは、寝る90分前がベストタイミングです。この時間にお風呂に入ることで、体の温度変化を利用した自然な眠気をもよおすことができます。
熱すぎない温度のお湯をたっぷりと湯船に張り、20分前後を目安にゆっくりと浸かります。この時、深い呼吸を繰り返すと心身の緊張をほぐしやすくしてくれるので、深呼吸とセットで浸かるのがおすすめです。
アロマオイルを入れたり、アロマキャンドルを付けたりして、リラックスしやすい雰囲気を作るとより効果的ですが、好みに合わなければ無理に行う必要はありません。
体が芯まで十分に温まったら、出ましょう。肌触りの良い寝巻きいん身を包めば、心身ともにリラックスモードに切り替われます。
ここから先は、スマホやテレビなどで脳に刺激を与えないために、ヒーリングミュージックなどをかけておくと良いですよ。無音の方が良ければ、何も付けなくても大丈夫です。
あとは、入浴で上昇した体温が90分かけてじっくりと下がってくれば、良い眠気がやってきます。その眠気に逆らわず、布団の中で休みましょう。
3.瞑想
瞑想は、思考と感情のリセットに最適です。しかも、外出先でも自宅にいてもできるので、いつでも気持ちを落ち着けることができます。
頭を使いすぎて辛い時、考え事や悩み事で頭の中がグチャグチャになった時など、瞑想をしてリセットしてみてください。スッキリしますよ。
瞑想する時は、できれば静かな場所がおすすめです。座れるならば座った方が、瞑想に集中できるでしょう。
目を閉じ、背筋を伸ばしてスタートします。
体中の息を吐き出すように、ゆっくりと口から息を吐きます。
次に、新鮮な空気を鼻から吸い込み、指先まで隅々へ届くようにゆっくりと吸い込みます。
この呼吸を繰り返している最中は、何も考えません。何もしていないと、ありとあらゆる思考が頭をよぎって、気が付けば何かを考え始めています。自分が考えていることに気が付いたら、その思考を中断させます。
何も考えなくて良いのです。呼吸することだけに集中して、考えることから離れるのが瞑想の目的です。
瞑想するのは5〜10分が目安ですが、その時の自分の状態に応じて短くしても長くしても大丈夫です。
自分の思考と感情が落ち着くまで行いましょう。
休養は万能薬!
『休養は万能薬』と言われていることを知っていますか?正しく休めば、体も心も健康でいられる時間が長くなり、病気やケガをするリスクは低下します。
病気やケガは、早めに対処することで簡単な治療で済ませられ、短期間で回復が見込めますよね。それと同じことが休養にも当てはまるのです。
日頃から無理をしない、頑張りすぎないと心がけ、自分の状態を客観的に把握していれば、適切なタイミングで適切な休養を取れるようになるでしょう。それは、生きる辛さを減らすことにも繋がると思いませんか?
無理をすれば、良いことは起きるのでしょうか?無理をするよりも、楽でも自分のためになる道を選んだ方が、良いと思いませんか?
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