不安を和らげるために『話す』意味とは?安心できる場所で話そう

心の中にある不安や心配事は、誰にも言わずに抱え続けていると苦しくなってしまいます。たとえ一緒に不安を抱えてくれる人がいなくても、誰かに話して気持ちを和らげませんか?

目次

不安を和らげるために『話す』とは?

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よく、不安を和らげるために、悩んでいることを人に話すと良いと言われています。しかし、実際に人に自分の心の中に抱えている悩みを、すんなりと話せている人はそう多くはありません。

なぜか?
それは、『話しても良くないことが起きた経験がある』からではありませんか?

例えば、真剣な悩みを相談したのに「そんなことで悩んでいるなんてバカらしい」と言われたり、軽んじられたりすると、心は傷つきます。たとえ相手に深刻な雰囲気を変えようとした意図があったとしても、その対応自体に傷つきますよね。

また、自分には実行できないアドバイスを延々とされたり、相手の自分語りに付き合わされる羽目になったりと、せっかく勇気を出して話したのに、自分にとって良くないことが起きたとすれば、安易に人に話せなくなってしまうのも当然です。

けれど、不安な気持ちや悩んでいることを人に話すこと自体は、不安を和らげたり悩みごとを整理したりする有効性があります。

心の中にある不安や恐怖といった感情は、心の中に押し留めていると苦痛を感じさせます。それを言葉にして声にして、外に吐き出すことで心の重荷が降りるように、苦痛を和らげることができます。

ただし、人に話す場合にはちょっとしたコツがいるのです。誰彼構わず話しても大丈夫というわけではないことを、経験から知っていますよね。
安心して心の外に吐き出せるように、二つのことを意識してみませんか?

1.信頼できる人と二人きりで話してみよう

不安な気持ちや悩みごとを話す相手は、必ず信頼できる人に限定しましょう。身近な人なら誰でもというわけにはいかないはずです。もし相手が口の軽い人だったら、翌日には周り中の人たちに知られてしまっているかも知れません。

信頼できる人とは、次のようなことを守ってくれそうな人です。

他言しない。
話している最中に口出ししない。
指摘・注意・アドバイをしない。

そして、信頼できる人と会うときは、必ず二人きりで会いましょう。信頼できる人だからといって、複数人に話すのは良くありません。一対一だからこそ、相手は真摯に自分と向き合ってくれます。

2.心理カウンセラーに話してみよう

もし、顔見知りには聞かれたくない人は、心の専門家を頼ってください。心理カウンセラーは、こういう時にお話を聞く専門家です。

話す内容がまとまっていなくてもいいし、ポツリポツリとしか話せなくても大丈夫です。心理カウンセラーは、あなたが言葉を紡ぐのをじっと待っています。あなたのペースで話してくださって大丈夫ですよ。

しかし、時間は無制限ではないので、あらかじめ自分がどんなことを悩んでいるのか、何を話したいのかを軽くまとめておくと良いでしょう。
紙に書き出して、言いたいことをまとめておきつつ、その時の心のままに気持ちを言葉にしてみてください。自然と出る言葉こそ、あなたが本当に言いたかった気持ちですから。

心には『安心できる場所』が必要

薔薇の写真

心には、安心できる場所が必要です。
安心して話せる、安心して居られる。そんな場所が必要です。

あなたにとって、安心できる場所はどこですか?
もし、そんな場所は無いと思っていても大丈夫です。これから見つければ良いのですから。

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