人が人をいじめるのは、なぜだと思いますか?
いじめ行為そのものが悪いことだということは、誰もが理解しているはずです。それなのに、人をいじめないようにと自分を戒められずに、いじめてしまうのはなぜか?
それは、ほんの些細なキッカケといじめる側の自分勝手な理由から起きてしまうんです。
目次
どうしていじめてしまうのか?

誰かをいじめた経験はありますか?
誰かにいじめられた経験はありますか?
ほとんどの人が、幼稚園から高校生までの年齢の時に、いじめ問題に直面しています。直接加害者、被害者にならなくても、身近なところでいじめを見ている人は多いですよね。
子供の頃から「人をいじめるのはいけません」と教育されてきたのに、どうしていじめをしてしまうのだと思いますか?
成長期のいじめは、自分とは違う存在に対する恐怖によって引き起こされます。自分が所属するコミュニティを安全にしたいから、異物を排除したいと考えるからです。
では、大人のいじめはどうでしょうか。大人ならば、個々の性格が違うことなんて誰もが知っています。個性があって当たり前だと、誰もが口にしています。けれど、理解はしていない。そこが問題なんです。
大人でも子供でも、人をいじめる理由は自分勝手なものです。その自分勝手な理由は、次の3つが当てはまります。
1.意見の違いを許せない
同じコミュニティにいるということは、少なくとも全く見ず知らずの間柄ではありません。自分と同じコミュニティにいるからこそ、同じ意見であってほしいと無意識に期待を寄せています。
もし、その期待が裏切られたとしたら?無意識だからこそ厄介な感情がつくり出されてしまうんです。
意見が違うだけなんて、自分以外の全員に当てはまることなのに、どうしてそんな事が許せないと思ってしまうのか?
それは、自分がそのコミュニティの安全を守りたいと思っていたり、その人に心を許していたりするからです。
親密度が高まるほど、相手との共通点は増えますよね。しかし、それがひとつでも違っていたら、途端に嫌悪を感じるようになってしまいます。それは「この人となら何でも同じ」と期待を寄せていたからこそ起きてしまうんです。
また、コミュニティの安全を守りたいという感情は、異分子の排除と同じです。自分のコミュニティを守る為に、それを壊すかもしれない可能性があるものは、徹底的に排除しないと怖くて仕方がなくなってしまいます。
2.優越感・ストレス発散
優越感とストレス発散。この理由は、誰かを踏み台にして自分を癒そうとする行為ということです。
人は、周囲と自分を比較することで自尊心を高めたり、自分に価値があると思い込んだりします。その行為は間違っているんですが、誰かよりも秀でていないといけないという刷り込みが、人生の中のどこかで覚え込まされているので、本人が気づくまで改善されることはありません。
人よりも秀でているという優越感に浸る為には、自分よりも弱者を設定しなければいけませんよね。周りに適合する人がいなければ、作るしかないんです。それがいじめとなります。
そして、もうひとつはストレス発散の為です。
他で受けたストレスを発散しようとして、いじめ行為に紐づけてしまう人もいます。
ストレス発散は自分の心を癒す為の行為です。ストレスを抱えすぎていては、やがて潰れてしまうのは自分自身。潰れてしまう前に、どうにかして溜まったストレスを発散しようと模索して、行き着いた先がいじめということもあります。
この場合、いじめをしている時の快感が忘れられず、対象を変えて何度もいじめを繰り返す人になってしまう可能性があります。「本当はやってはいけないのに」という背徳感さえも快感のひとつとして捉えてしまったら、いじめ行為を止めるのは相当難しくなる場合もありえます。
3.自分を見てほしい
最後の自分勝手は理由は、自分を見てほしいからです。いじめている相手に、その周りの人達に、注目してほしい、意識を向けてほしいという願望をいじめ行為をすることで叶えている場合です。
この願望が強い人ほど、家庭内で孤独を感じていることがあります。本来は無償の愛で満たされる家族間で、愛情が満たされず、その孤独を埋めるように、誰かに注目してもらおうとします。
本来なら満たされているはずの愛情がないので、手段を選ばない激しい一面もあります。
人間の心理を理解する

いじめは、自分勝手な理由から引き起こされる場合が多いですが、中には別の理由があることも少なくありません。その理由全ての根底は、やはりいじめる側の精神的な問題が発端です。
いじめを無くすには、人間にはどんな心理があるのかを理解することが重要なんだと思います。人の心理を理解していてば、いじめの発端になる自分勝手な理由に、いじめ行為をする前に気が付けるからです。気が付くことが出来れば、対処することもできるはずです。
もし、あなたの周りでいじめをしている人がいたら、そのいじめを止めたいと思ったら、いじめる人と話してみてください。おかしな理屈をこねて、いじめを正当化しようとするか、開き直っていじめをしていることを認めるでしょう。
けれど、その奥底には、満たされない自分を満たそうとする自分勝手な理由が存在しています。それを気付かせてあげることができれば、いじめようとは思わなくなるかもしれません。
いじめられる側に腫れ物に触るような対処をするのではなく、いじめる側に問題の根底を気付かせてあげられる構造ができれば、いじめはもっと減らすことができるんじゃないかと思っています。
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