あなたが口にするのは、褒める・叱るのどちらですか?
それとも感謝の言葉でしょうか?
人が自発的に行動したくなる原動力は、この中のたったひとつです。
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人を褒めても叱っても動かなくなる?

立場が上の人が下の人に対して、行動したことやその結果に対して、褒めたり叱ったりすることで、その人が自発的に動いていけるように指導する現場、よくありますよね。
けれど、褒めても叱っても、人は自発的に行動することはありません。その逆に、何かしらのアクションがなければ、全く行動できない人になってしまいます。
例えば、勉強をしない子供に無理やり勉強をさせ、その行動を褒め尽くしたとします。褒めた直後は、子供も機嫌が良くなり、勉強をすれば親に褒めてもらえるということを覚えた状態です。
しかし、親が付きっきりで褒めなければ、子供は勉強を始めることもしません。褒められるというご褒美がなければ、子供は勉強をする意味がないと考えるようになります。
逆に、叱りつけた場合はどうなるでしょうか。
怒鳴り声をあげて𠮟りつけ、子供を無理やりに勉強に向かわせます。その時は叱られた恐怖から逃れたい一心で、子供はとりあえず勉強に向かうでしょう。
しかし、ここでもやはり長続きはしません。親の怒鳴り声に慣れてしまえば、子供はもう親の言うことを聞いて勉強することはありません。怒鳴られてしまえばそれで終わり、という風に考えるようになります。
褒めても叱っても、人を自発的に行動させることはできないんです。褒めたり叱ったりした直後からしばらくは効果があっても、長続きはしませんし、本人にその気がない勉強は果たして身に付いているのかというところも問題になってきます。
その場限りの方法で、無理やり行動に繋げても、結果的には誰も得をしていない状況になってしまいますよね。
感謝の言葉で人は自発的に動ける

では、人が自発的に行動する原動力は何なのか?それは、人からの感謝です。
感謝されることにより、人は「自分が認められた」と感じられ、『ここにいてもいい』と感じることができます。感謝こそが、人を自発的に行動させる原動力なんです。
そう感じたことはありませんか?身近な人から褒められるよりも、感謝の言葉を伝えられた時の方が、心がふわりと熱くなって大きな喜びを得たこと。「すみません」と言われるよりも「ありがとうございます」と言われた方が、嬉しいと感じたこと。
どうして感謝の言葉で人が自発的に行動できるかというと、感謝には何の評価もないからです。
褒める・叱るという言葉の中には、相手の行動を評価・査定する言葉が含まれています。たとえば「よく出来たね」は一見すると誉め言葉ですが、この言葉には相手を評価する意味合いが含まれています。
感謝には、そんな評価や査定の思惑は一切含まれていません。だから素直に受け取ることができて、感謝の言葉から喜びを実感することができるんです。
例えば、重そうな荷物を持っていた人を助けた時、「ありがとうございます」と笑顔で言われたら、再び同じ様な場面に遭遇した時に、人は自然と助けようと動き出せます。相手が同じ人でなくても、同じように行動できると想像できますよね。
ただ感謝の気持ちを伝えよう

私は、褒めたり叱ったりするよりも感謝を推奨しています。感謝の言葉は、年齢に関係なく人の心を温かくさせてくれるものです。年上だろうと年下だろうと、人との関係の本質は『常に対等』です。対等だからこそ、褒めたり叱ったりするのではなく、感謝の言葉で気持ちを伝えたいと思います。
ただし、本音の部分で「感謝の言葉を伝えることで、こういう風に行動してほしい」という気持ちがあると、その本音は相手に見透かされています。考えていることまではわからなくても、感謝ではない何かが含まれていることに、相手は敏感に気が付きます。そんな感謝の言葉は、形を変えた褒め言葉ですよね。
どんな人とでも、対等であると認識していれば、自然と感謝の言葉が出てきます。それは、自分が心の底から相手と対等だと感じているからです。相手が自分よりも小さな子供であっても、立場が下の部下であっても。褒めるのではなく感謝をしましょう。
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