悩みの大部分は『人』が関係している

人生に悩みは付きものと言われても、そのほとんどが対人関係上の悩みではないですか?
人といると疲れる、無理難題に付き合わされるなど、人と接する悩みは尽きませんよね。

その悩み、決して無くなりはしませんが、少しでも減らしてみませんか?

目次

 

悩みの大部分は『人』

木の根の写真

生きていると、頭を抱えるほどの悩みは尽きることがありませんよね。仕事で家庭で学校で地域で、様々なところで様々な悩みがあります。
けれど、その悩みの全ての原因は、『人』だということを信じられますか?

例えば、習得が困難な技術を必要とする仕事に就いて、仕事が忙しい中でも学習し続けなければならないことがありますよね。仕事内容の厳しさが身にしみて、辛いと感じる瞬間は何度もあるでしょう。
そんな時でも、対人関係さえ良ければ、厳しい環境でも人は耐え抜くことができるのです。

習得が困難な技術職でも、周りの人と辛さを共感したり、解決の糸口を相談できたりすれば、仕事内容が多少厳しくとも、「退職したい」と考える回数は少ないのではないでしょうか。

目の回るような忙しい職場で、締め切りが迫った山積みの仕事を抱えていても、周りの人達と協力しあい、仕事を進めていくことができたら、仕事は大変かもしれませんが「出社したくない」という気持ちは湧いてこないのではないでしょうか。

もし同じ状況で、周りの人達との関係が、声もかけられないほど険悪だとしたら。頑張り続けることは相当な困難ですよね。
このように、頭を悩ませる原因のほとんどが、『人』に関係しているのです。

人にどう思われているんだろうか。
人に嫌われて孤立したくない。
人に好かれたい。
このような思いがあるからこそ、人との接し方に悩みを持ちます。

対人関係での悩みが長引いてくると、だんだんと「自分以外の人間なんていなければいい」や「人付き合いなんてしなくても生きていける」と考えるようになることもありますよね。
悩みのほとんどが『人』であることを理解しているからこそ、人から離れさえすれば、悩みそのものが無くなると考えるようになります。

しつこくマウントを繰り返してくる人と離れれば、自慢話を聞くこともなければ、自分を否定されることもありません。
視界に入るだけで不愉快になる人の行動も、自分の周りに人がいなければ不愉快な気持ちになることすらありません。
それはとても快適で、ストレスの無い生活ですよね。

けれど、そんな簡単に人に対する悩みをゼロにはできないものです。人がいない世界なんてないという問題もありますが、それ以上に人は人がいなければ生きてはいけないからです。

誰とも接する機会がなければ孤独に悩まされ、心は不安定になってしまいます。
人といる。それだけでも喜びなのだということを、ひとりになると余計に身に沁みませんか?

私達は、人とは切り離せない世界に生きています。であれば、居心地よく生きていく為に人との関わりをほんの少し意識してみませんか?
ほんの少しの意識で行動には変化が現れます。その小さな変化が、対人関係の悩みを軽くしてくれるかもしれません。

 

1.自分と『人』を分離する

対人関係上の問題の多くは、自分と人との距離が近すぎることに起因しています。
相手の問題なのに、自分が取り組まなければならない問題かのように感じてしまったり、自分ではどうしようもない事を問題化してみてしまったり。対人関係上の問題は、自分と『人』の問題を分けられないからこそ起きています。

例えば、仕事を進めるペースが遅い人が同じチームにいた場合、仕事の進みが遅ければ、あなたが率先して手助けし、チーム内の仕事のペースを守るように毎日注意しているとしたら、それは大きなストレスとなりますよね。
仕事量は均等に配分されているのに、ペースが遅いというだけで他の人に助けられ、それで同じ評価を得ていると考えると腹立たしい思いをするでしょう。

けれど、その問題はその人の問題であって、あなたや他の人が手助けをする必要さえないのです。
仕事を進めるペースが速い遅いは、人によって差があるのは当然のこと。そのペースの遅さで期限を守れないならば、自分で仕事量を管理している上司に訴え、仕事量を減らしてもらうなり、その仕事量を期限内に終わらせるスキルを身に付けるよう考えて行動するなり、本人がやればいいだけのことです。

周りで見ていると、「同じチームだから」と頼まれてもいないのに手助けをしてしまう人は多いですよね。けれど、そんなことはしなくてもいいのです。
それこそが、自分で対人関係上の問題を発生させている行動だと気付きましたか?

人の問題に、口や手を出さない。これが対人関係上の問題を減らす重要なひとつです。

 

2.自分と『人』を比較しない

人との間に悩みを持つのは、自分と相手を比較することでも起きます。
例えば、ある特定の能力や学業での成績など、客観的に結果が目に見えるものは比較しやすいですよね。それを自分以外の誰かと比較する時、そこには妬みや嫉みの気持ちが生まれます。

比較さえしなければ、そんな気持ちは生まれもしなかったのに、これも自ら対人関係上の問題を発生させてしまっていますよね。

比較は、「自分が成長しているかどうか」を知る指標のひとつです。けれど、それを『人』に向けてしまうと、対人関係上の問題を発生させてしまいます。
比較する対象は、常に『過去の自分』でなければなりません。

 

3.人と適度に関わる

対人関係で悩みたくないからといって、人との関わりを減らしすぎてもまた結局は「人と上手く付き合えない」という悩みを抱えてしまう一因になります。

人といることで、「自分には人の役に立つことができる」や「人を喜ばせることができる」という自信を持つことができます。
人は人と関わっていくことで磨かれ、成長していく生き物なのです。

嫌いな人とは無理に関わりを増やす必要はありませんが、好ましい人との時間までも減らすぎてしまわないでください。人との関わりは、あなたを成長させてくれる出来事が溢れています。

人と上手く付き合えないと悩みを持つ人ほど、人から遠く離れようと距離をとりますが、それよりも適度に関わって、自分が心地良いと思える距離感を体感してみてください。
対人関係のスキルは、人と関わることでしか磨かれません。

 

人といる喜び

黄色の花の写真

人といることで悩みも尽きませんが、同じだけ喜びも尽きないほどにありますよね。
一緒にいることで、ぬくもりを感じられる喜び。
相手の為にと思ってやった行動を、感謝される喜び。
人の役に立ち、感謝と喜びが連鎖していく感動。
悩みもあるけれど、それでも人は人から完全に離れて孤独では生きていけません。

苦手も悩みも尽きませんが、減らしていくことはできます。
ひとつずつ解決していきましょう。

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