人の言葉や態度に敏感に反応し、傷つきやすい人にはある特徴があります。
それは、『悪い方へと解釈する』ことです。
あなたは、人の言動に傷つきやすいですか?
それは、解釈が悪い方へと向いていませんか?
目次
人の言動で傷つきやすい人が陥る解釈
人から厳しい言葉で何かを言われたり、冷たい態度をとられたりすると、心は簡単に傷ついてしまいますよね。
けれど、その傷つきやすさは、解釈を間違えているせいかもしれませんよ?
あなたには、こんな経験はありますか?
間違いを指摘されると、相手から失望されてしまったと悲しくなったり、自分はどうしようもないバカだと思い込んでしまったり。
相手の反応が冷たいと、嫌われてしまったのかと不安になったり、自分がひどいことをしてしまったのではないかと一人反省会をしたり。
相手と意見が合わなかった時、相手から意見を変えることを強制されているように感じたり、自分が間違いだと思い込んだり。
そう考えるようになったのは、過去にもそうやって解釈し、人の言動が自分への絶対の評価だと決めてしまったからです。
その根底には、「人に嫌われてはいけない」、「人と同じでなければいけない」という思い込みや、「人と仲良くしたい」、「認められたい」という気持ちがあります。
人は孤独では生きていけません。自分以外の人と寄り添い、満たし合うことで生きていけます。
だからこそ、人の役に立ちたいし、人の感情に敏感になるのです。
けれど、一歩解釈を間違えれば、簡単に人の顔色を伺う他人軸な思考へと陥ってしまいます。その思考は、自己否定と他責思考へ一直線に進むものです。
その思考を持っている内は、自分らしさは持てず、楽しみや喜びに満ちた人生からは遠く離れていってしまいます。
自分で自分を傷つけるような解釈をやめてみませんか?
解釈を変えるだけで、人と接することが楽になっていきます。
まずは、次の三つの解釈を変えてみましょう。
1.注意・訂正=失望されてしまった?
やり方や手順など、何かしらの間違いをしてしまった時、周りからそれを注意や訂正されます。その時の言葉は心に刺さりやすく、相手は傷つけるつもりがなくても、勝手に傷ついてしまう場合もあります。
そんな時に思うのは「相手に失望されてしまったかもしれない」という恐怖と不安ですね。
立場を置き換えて考えてみましょう。
自分が注意する立場だったとしたら、その間違い一つで相手を失望するでしょうか?
そんなことは、ほとんどありませんよね。だとしたら、解釈を変えてみましょう。
相手は、ただ間違いを正した方がいいと、それは間違っていると伝えたいだけです。それならば、注意・訂正の言葉だけを認識し、そこには余計な感情は付属していないと解釈します。
2.怒られた・嫌がられた=嫌われた?
相手から冷たい態度を取られたり、怒られたりすると、嫌われてしまったと強く思い込んでしまいます。相手が笑っていてくれないと、不安で仕方がないと感じる人もいるでしょう。
自分を受け入れてもらう為に、相手が望んでいそうなことを先回りしてやってみたり、特別なことがない日にプレゼントしてみたり。そうやって相手の感情に振り回された状態は、他人軸な思考に陥っています。
自分の感情にもコントロールは利くのです。相手も自分と同じなのですから、相手も自分の感情をコントロールできる生き物です。
相手の感情がどんなであれ、あなたには少しも関係はありません。相手がイライラしていても、それは相手がイライラしたいからイライラしているだけと解釈します。相手の感情まで、どうにかしなければと思わなくていいのです。
3.人格を否定された=自分がおかしい?
時に、ひどい言葉をぶつけてくる人がいます。多くの場合、それは人格否定です。「その性格変えた方がいい」や「そんな考えじゃ生きていけない」と厳しい忠告のような言葉をぶつけてきます。
人格を否定されると、存在自体を否定されたかのように強い不安と恐怖が襲いますね。今すぐにでも、相手が気に入るような行動を取らなければいけないような気になってしまいます。
そもそも、人の個性は千差万別です。世界中の一人ひとりに個性があり、一つとして同じ人はいません。そんな中で気が合わない人がいるのは当然です。
人格否定をしてくる人は、相手自身が自分に自信がなかったり、ストレス発散の対象としていたり、相手の問題に巻き込まレようとしていると解釈できます。
自分のことを棚に上げて、誰かの人格を否定しようなんて人は、大概自分自身に問題を抱えています。聞く耳を持たなくてもいいし、相手が自分にとって大切な人ならば、その行動が間違いだと伝えてもいいですね。
解釈を変えて楽に生きよう
人の言動に傷つきやすい人は、相手からぶつけられた言葉や態度の解釈を悪い方へと捻じ曲げやすい思考をしています。その思考は、過去の経験に基づいて作り上げたものなので、その解釈を変えることで、今よりも傷つかなくて済むようになれます。
けれど、どんなに解釈を変えても、絶対に傷つかないわけではありません。
ひどい言葉をぶつけられれば、心は痛むし、冷たい態度を取られたら悲しむもの。その感情を長引かせず、自己否定へと走らせなければ、傷は深くなりませんよね。
同じ空を見て、ある人は「雲が多いな」と思い、ある人は「青空が綺麗だ」と思います。解釈を変えるだけで、全く逆の反応を選ぶことができるのです。
自分を苦しめ、追い詰める解釈よりも、楽に生きられる解釈をしてみませんか?
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