自分以外の『人』は敵か?人間不信に陥った思考を変えよう

人が嫌い。
人が信じられない。
そう思ってしまう自分が嫌い。

その人間不信の思考を変えて、楽に生きられるようになりませんか?

目次

 

人間不信はワガママの裏返し?

新緑と歩道の写真

人が信用できない。
全ての人が自分の敵に見える。
そんな悩みを抱えていませんか?
その悩み、どこに原因があると思いますか?

世界では毎日様々な事件や事故が起きています。そんなニュースを見ていると、人なんて信じられないと考えるのは容易いですよね。
けれど、悪人ばかりでは無いはずの世界で、自分の周りだけ悪人が集まってしまったかのように感じている人も多いのでは無いでしょうか。

運悪く、悪い人が集まる環境にいるだけ。そう考えてしまうのもわかります。
足を引っ張り合う同僚や、ミスを押し付けてくる上司、いざという時に助けてくれない友達や意見を聞いてくれない家族など、自分の周りには自分を敵として認識している人達が大勢います。

けれど、その考えに落ち着いてしまう前に、もう一つだけ考え直してみませんか?

もしかしたら、その人達はやり方や言い方が悪いだけで、正しく気持ちが伝わらなかっただけではありませんか?
偶然にも悪い面を見てしまい、その後もその人の悪い面ばかりに目が向いてしまっていませんか?
自分の思うように優しく接してくれないから、怒っていませんか?

人の行動は、ただの出来事です。
そこに意味を付けるのは、あなた。

人の行動に不信感を抱くのは、あなたがそこに疑いを持っているから。
疑いの根本は、思い込みや固定観念の思考による認知の歪みや、自分の思い通りに動いてくれないことへの悲しみが考えられます。
周り中が敵に見えてしまう原因は、あなた自身にあるといえます。

人を疑い続けるのは大変ですね。
嫌いな人達の傍にいなければならないのは苦しいですね。
けれど、もしかしたらそんなに疑わなくても、嫌いにならなくてもいいのかもしれませんよ?

人間不信に陥った思考を変えてみませんか?
あなたが楽に生きる為に、人を疑いの目で見続けなくてもいいように。

 

1.優劣で判断しない

対人関係でもっとも行いやすく、やっても意味のない行為があります。それは比較です。
自分と人との比較は、無意識の内に行っています。体型や成績、その他の数値化できない様々なものを比較して、優劣をつけています。
優劣を付ける理由は人それぞれですが、相手とどう接するかを考える材料として無意識に行っている場合があります。

そんな優劣の判断は、対人関係では全く必要ありません。
優劣を判断すると、「この人なら〜してもいい」という上下関係へと発展させてしまいます。そうなれば、良好な関係を築けないことは明らかですね。

優劣を付けて、それに応じた接し方になってしまえば、人を人として認識しなくなってしまいます。自分がそう見ているとわかれば、相手もそうなのではと疑いが生まれ、その連鎖が周り中を敵と思わせてしまうのです。

 

2.世界は平等ではない

子供の頃から「みんな平等」と言われて育てられてきました。けれど、子供の頃から平等ではないことは、誰もが身をもって知っていましたよね。
成績の良い子や大人しい子ほど評価され、自己主張の強い子は大人に叱られやすいという場面を、何度も目にしてきました。そんな中で「みんな平等」と言われても、矛盾しすぎていて意味がわからなかったのではないでしょうか。

子供の頃に感じたその感覚は正解です。
世界は平等ではありません。

能力の優劣、相性の良し悪しで関わり方には大きな差がつけられます。同じことをしても、同じ評価を受けられるとは限りません。
「同じように評価してほしい」と懇願しても、誰もができないのです。

ただ、平等ではなくても、一人ひとりが大切な個人であることに変わりはありません。
世界は平等ではないと覚悟しておくだけで、余計な不満を持つことを減らせます。

 

3.自分を磨く

自分の見方が変われば、人は違って見えます。
例えば、人によって感想が異なるように、人を判断する基準や材料は違います。自分の視点を変えてみれば、人は容易く悪人から善人へと変化します。

厳しい言葉で周りを従わせるような行動をとる人も、見方を変えれば、周りの人が困らないように厳しい言葉になってしまっても注意する実は優しい人という風に。

多角的な視点を得ると、人や物事の判断が今までとガラリと変化します。このような視点を得るには、想像力を働かせ、相手の立場に立って考え、自分とは違う第三の視点を獲得すること、つまり自分を磨くことで得られます。

感受性を磨き、人の気持ちへの理解を深めたり、洞察力を磨き、人の行動の真意を考えたり。様々な経験をして、多角的な視点で見る感覚を養えば、自分とは違う人達が何を考えているのか、どうしてその行動を選んだのかを推測することができます。

 

自分が変われば世界は変わる

木漏れ日の写真

人間不信に陥った思考は、その根本に自分自身の認知の歪みがあります。その歪みを少しずつ直してみると、今よりもいきやすい世界になるかもしれません。

人も世界も、変えることは不可能です。
変えられるのは、自分自身だけ。

大概の場合、長い緊張状態が続くと、イライラしやすくなります。その状態では余裕を持って人と接することができません。ちょっとしたことを悪くとってしまったり、敵対しているように見えたり、悪い方へと考えが進みやすくなってしまいます。
そんな時は、ひと休みして心を落ち着けてみましょう。

自分自身に変化を起こし、生きやすい環境を整えてみませんか?
楽に生きられるように。苦しみが減るように。

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