考えすぎると脳も心も疲れ果てる。脳と心を癒す休息を

脳疲労は、思考を混乱させ、心にとっても大きなストレスを与えます。多少の疲れだと甘くみていると、いつの間にか疲れを溜め込んで、イライラしっぱなしになってしまうかもしれません。

脳にも心にも休息が必要です。
ほんの僅かな時間でも、休ませてみませんか?

目次

 

『考えすぎ疲労』を癒そう

ノートパソコンとスマホの写真

現代人はスマホやパソコン作業から離れることがほとんど無い生活を送っています。仕事ではパソコンを使い、日中の大半の時間は画面を見つめていますね。家に帰ってもスマホを眺めて、常に何らかの情報を脳に送り込んでいる状態です。

ただ画面を眺めているだけだったり、流し見しているだけだったりという人もいますが、脳はそんな状態でも情報を取り込む働きをしています。
自分では意識していなくても、情報過多で疲れすぎているのです。
最近、やけに疲れが取れないことはありませんか?

インターネットの世界は、情報の集合体である上に、見る人の興味を引く構造がしっかりと作り込まれています。そんな罠から逃れようというのは、簡単ではありませんよね。
見ないようにと思っても、三十分もせずにスマホを片手に何かを見てしまう人は多いでしょう。

脳の疲れは心にも影響します。疲れた心では、いつもよりも乱暴な言い方をしてしまったり、感情が抑えられなかったりと、良いことはありません。

その考えすぎ疲労、癒しましょう。
考えすぎ疲労に効果的な四つの方法をご紹介します。試しやすいものから選んで、やってみてください。ほんの少しでも、リラックスできる時間が作れるように。

 

1.デジタルデトックス

情報過多の一番の原因となっているスマホやパソコン。それらから物理的に離れるのが最良です。
手元にあると、届いた通知が気になってしまいます。一度気になれば、人は無視することができません。SNSやメッセージの通知音が鳴ると、無意識に手がスマホに伸びますよね。それを止める手立ては、物理的に離れることです。

物理的に離れるには、スマホやパソコンの電源を切り、鍵付きの棚や押入れの奥などの簡単には取り出せない場所に片付けましょう。
取り出す為のステップが多いほど、無意識に手を伸ばす行動にストップをかけやすくなります。

自分ひとりの力では無理そうだという人は、デジタルデトックスのプランがある宿泊施設を利用してみてください。施設やプラン内容によって様々なアクティビティがあったり、緊急連絡だけは受け取れるようになっていたりします。
自分の好みのプランを選んで、デジタルデトックスを楽しむのもいいですよ。

 

2.ゆっくりした食事時間

考えることに脳を使いすぎていると、他のことが雑になってしまいます。特に食事にはそれが現れやすいです。
食べ物を、飲むように食べていませんか?食事時間を測ってみてください。想像するよりも早い時間で食べ終えていませんか?

食事はリラックスできる時間でもあります。それがスマホなどを見ながらとなれば、リラックス効果は無いも同然です。
食べているものの味は認識せず、飲むようにして栄養とカロリーを摂取しているにすぎません。それでは、せっかくの食事も楽しめませんよね。

食べる行為は、楽しむ為やリラックスする為だけでなく、脳内ホルモンの分泌にも大きく影響しています。
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンは、咀嚼することでも分泌されることがわかっています。噛むという動作は、前頭葉を刺激し、集中しやすい状態にしてくれるとされています。
また、前頭葉はうつ病とも関係が深く、前頭葉を刺激することでうつ病予防に繋がるのでは、と考えられています。

食事時間にはスマホやパソコンを閉じて、食事と向き合いましょう。ゆっくりと食べ、食べ物の味を味わえば、緊張がほぐれてリラックスできます。

 

3.軽い運動

先ほどセロトニンの話が出ましたが、そのセロトニンを効率よく分泌するには、太陽を浴びたり、一定のリズムで運動するのが一番です。おすすめは、外に出ての軽い運動です。

運動といっても、散歩やウォーキング、ジョギング程度のもので大丈夫です。負担の大きすぎる運動は逆効果になってしまうので、リラックスできる範囲で行ってみてください。

セロトニンを効率よく分泌するには、一定のリズムで行うリズム運動が最適です。繰り返される一定のリズムが脳に伝わり、セロトニンの分泌を促進します。

セロトニンの分泌は、リズム運動を開始してから五分後始まります。その後、二十〜三十分ほどでピークに到達し、その状態が二時間ほど継続するとされています。
運動する時間は、二十〜三十分が良いでしょう。長すぎると思う場合は、短くても構いません。ゼロよりもイチです。

 

4.スキンシップ

もう一つ幸せホルモンと呼ばれる脳内ホルモンがあります。それは、オキシトシンです。オキシトシンは、嬉しい・楽しい・気持ちいいと感じた時に分泌されます。

このオキシトシンを分泌させるには、スキンシップが効果的です。家族や恋人、ペットとの触れ合いの時間を、一日の終わりに作ってみてください。
オキシトシンの分泌はスキンシップを始めてから十分ほどで作られていきます。副交感神経が優位となる夕方以降がおすすめの時間帯です。

そのスキンシップの中では、お互いの言葉に共感し、気持ちに寄り添えるとより深くリラックスし、心の疲れは癒されていきます。

 

適度な休息は心の健康になる

ラテアートの写真

人は考える生き物です。考えている状態が通常なので、考えを止めるのは、実は難しいのです。けれど、考え続けていると疲れる上に、悩みや問題を捏造し始めてしまう困った癖もあります。
だからこそ、脳も体も心も、適度に休息させる時間が必要です。

時間に追われていませんか?
少しの疲れを無視していませんか?
空や自然を、最後に見たのはいつですか?
自分を癒すタイミングは、自分で作るしかありません。

休息は、悪いことではありません。それどころか、適度に休息する方が結果的にパフォーマンスが向上するという研究結果も出ています。
休んで回復し、元気になって動き出しましょう。その方が、頑張り続けて疲れを溜め込むよりも、よっぽど健康でいられます。

心の健康に気を遣ってみてください。歯磨きや洗顔と同じように、心も日常的にケアしてみましょう。
ほんの少しの違いが、大きな差を生み出します。

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