ストレスは、受け止めるばかりでは心身を病んでしまいます。
回避できるストレスは避け、心身への負担やダメージを軽減しませんか?
目次
ストレスは受け止めないことも大事
「ストレスを受けるのは仕方がない」と思って受け続けていると、心はどんどん疲弊し、ストレスの重さに押し潰されてしまうかもしれません。
時には、ストレスを受け止めないことも大事ですよ。
急速に変化していく社会情勢や対人関係の不安など、日々の中にはストレスを受ける出来事が山ほどあります。その全てのストレスを受け止めようとすれば、あっという間にキャパシティを超えてしまうでしょう。
心身が病んでしまうほどのストレスを受ければ、その回復には数ヶ月や数年を要します。
人生という貴重な時間を、辛い・苦しい思いで満たさず、楽しい・嬉しい思いで満たしていきませんか?
その為に、不要なストレスを回避するように心がけてみてください。
1.今の自分の状況を把握する
今の状態は辛いですか?苦しいですか?
忙しさの中にあると、今の自分がどんな状況にいるのか、正確に把握することができません。ただ状況に流され、制限された時間内に忙しなく動き続けていると、心身に過度なストレスがかかっていても気がつけないケースがよくあります。
あなたは、今どのような状況に置かれているでしょうか?
次のようなことを自分に問いかけて、現状を把握してみましょう。
- やる事が多すぎていませんか?
- 優先順位の低いものも予定に詰め込んでいませんか?
- 辛い・苦しいと感じるのは、今を脱すれば解消されますか?
- 疲れは溜まっていますか?
- 疲労解消や回復の為の行動をとっていますか?
- 食事や睡眠はどれくらい取れていますか?
自分の状況を把握するのは、心身を休める予定を組むには必要です。どれだけ忙しくても、休みなく動き続けた結果に倒れてしまっては、もっと困りますよね。
倒れる前に心身を休め、疲労を回復させなければ、人は動き続けることはできません。
今の状況がどうなっているのか、助けを求められる先はあるのかなど、自分の状況を把握して考えてみましょう。
2.嫌なことは考えない
一日の中で『嫌なこと』をどれくらい考えていますか?
嫌なことを考える時間が多いほど、多くのエネルギーを消耗し、心身にストレスをかけています。
人の持つエネルギーには上限があります。回復させなければ、いつかは底をつくものです。
その貴重なエネルギーを、考えても楽しくなくて、辛い気持ちにさせられるものの思考に消費するのは、もったいないですよね。
ただでさえ嫌なことなのですから、考える必要がない時間まで考えなくていいのです。
嫌なことが思い浮かんだら、その思考はすぐに止めて、楽しいことを考えましょう。
3.完璧・完全・100%は求めない
任されたことや掲げた目標には、理想とする形で到達したいと意気込みすぎていませんか?
結果や過程に、完璧や100%を求めると、途端にその為の行動が苦しくなっていきます。
人のやることに、完璧も完全もありません。どこかしら穴があって、どこかしら欠けているのが通常です。
それなのに、結果やそこまでの過程に完璧と求めると、起こした行動と理想との間の矛盾を受け入れられず、ストレスが爆発してしまいかねません。
過程は、今の自分ができる最善で十分。
結果は、理想の60%で十分。
この意識で行動すれば、肩に入った余計な力が抜けますよ。
4.問題解決を考える時は時間を決める
2で嫌なことは考えなくていいと書きましたが、それがあなたの前に立ち塞がる問題・課題ならば、いつかは向き合わなくてはならない時が訪れます。その時、何の準備もなしでは乗り越えることはできません。
嫌なことであっても、それが解決すべき物事であるならば、解決を図るために思考する時間を持ちましょう。
ただし、制限時間付きです。
問題解決を図るのは、思っているよりも時間がかかりませんか?
何日も考え込んだり、たくさんの人の意見を聞き回ったりして、問題を考える時間ばかりが増えていくと、ストレスは毎日どんどん積み重なる一方です。
考える時間を一日の中で制限し、集中して取り組めば、受けるストレスが軽減されます。
5.一人で考え込まない
問題や課題について、「自分のことだから」と一人で考え込んでいても答えは出ず、考える時間ばかりがすぎて鬱々とした気持ちになってしまうのは、ストレス過多ですよね。
人生に待ち受けるほとんどの問題・課題は、過去に誰かが解決したものです。人は似たような壁にぶつかり、各々で立ち向かい、解決を図っています。
しかし、自分一人の力で何もかも解決する必要はないのですよ。
人の力を借りましょう。
辛い気持ちを話し、聴いてもらうだけでもストレスは軽減されます。
誰かにその人が行った解決方法を聞いて、それを試してみるのもいいでしょう。
自分の中で思い悩んでいるだけでは、なかなか解決しません。
問題・課題は、自分の内側にあるものだとしても、その解決例は自分の外側にたくさんあります。
誰かの模倣でもいいではありませんか。それで問題・課題が解決されたなら、ストレスから解放されます。
心を楽にする思考を持とう
人生は苦難の連続とはよく聞きますが、あえて苦難に飛び込まなくても、普通に生きているだけで苦難はやってきます。
それならば、できるだけストレスを回避して、避けられる不要な問題を回避するのは間違っていません。余計なストレスを増やさず、心身を守るには必要な回避行動です。
楽にいきましょう。
楽をしていきましょう。
怠惰ではなく、楽しさと喜びに満ちた人生にする『楽』をしていきましょう。
無理をする必要はない。ただ、人と触れ合って、誰かの役に立つ喜びで心が満ちて、生きていく中で自分の成長を楽しめる。そんな人生にするための思考を持ちましょう。
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