隣の芝生が青く見えるとは、よく言い表しているなと思いませんか?
自分の芝生も同じように青いのに、隣の芝生は新鮮で瑞々しくて、活き活きしていて、何だかとっても羨ましい。という風に、なぜ見えてしまうのでしょうか?
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切り取った一部は良く見える
InstagramやTwitterなど、生活の一部を切り取って見せるものです。公園や遊園地、外で出会う人達も同じく、生活という全体の流れの中のほんの一部しか見ることはできません。すれ違いのほんの数秒、椅子に座ってみたほんの数分。たったそれだけで見知らぬ人の全部を知ることはできませんが、今見えている範囲では色々と想像を交えて見えてしまいますよね。
そこには、羨ましいという気持ちが芽生えるような出来事が満載です。綺麗に整えられたヘアスタイル、ネイル、新作の服、笑顔の家族、人からの優しくされている様子など。
それが自分だったら…。そう思うと余計に羨ましく、その環境にいない自分がみすぼらしく、悲しく思えて仕方なくなってしまいますよね。
けれど、それはその瞬間という一部しか見えていないからです。傍から見れば、あなたが『隣の青い芝生』として見られているかもしれません。
いつもは愛想笑いや日常会話もしてくれない配偶者が、外に出ている時だけはテンション高く会話してくれたり、家の中ではワガママな子供たちが、外では大人しくしていてくれたり。あなたにとってはほんの一瞬の出来事が、誰かにとっては羨ましいと思える瞬間だっただけ。それだけなんです。
「壊れてしまえばいい」なんて思わない
羨ましいと見えるその一部を羨むばかりに、「どうせ家では何してるかわからない」なんて邪まな考えはしないように。その考えこそ、あなたを本当に貶めてしまう行為です。
周りが羨ましく思うのは、その人達それぞれが努力した結果が良く見えるからです。もしかしたら、本当はまだその努力の途中なのかもしれません。何か月も何年もかけて努力してきた結果かもしれません。
そうした努力の結果を、羨ましいと思うことはあっても、それを壊れてしまえばいいなんて思うことは、自分自身がそれを手にした時に周りから思われてしまってもいいということ。
そうやって保った自尊心は、自分自身を惨めにしてしまうと思いませんか?そんな風に思ったが為に、自分自身を貶めてしまったように感じませんか?
本当は、自分も同じように羨ましがられる存在でいたいだけ。
本当は、そんな風になろうと努力してまだ実っていないだけ。
羨ましいという気持ちは、ネガティブな意味を持つだけではありません。その気持ちごと、本当の自分を隠してしまう前に、ひとつの気付きを得てください。
羨ましい=改善点であることを。
羨ましい=改善点がある
誰かの一部を見て、それを羨ましいと思ったなら、改善したいところがあるという証拠です。
あなたには不満がある。それをどういう風にしたいのかという明確な目標がある。であれば、改善する為の行動をすれば、羨ましいと思ったそれが、手に入るとは思いませんか?
一朝一夕で改善できないこともあるし、家族に求めることもあるでしょう。それでも、行動することは結果に繋がる唯一の道です。
やってみる以外に、選択肢はないと思いませんか?だって、やらなければいつまでも羨ましい存在を見上げるだけの自分でい続けてしまいます。それよりも、自分も羨ましい存在と同じところに立ってみませんか?
1.何が違うかを考える
キラキラ眩しかった人達と、今の自分とでは何が違うのかを考えてみましょう。「住む世界が違う」や「運が良い人だから」は、ただの言い訳と思ってください。それは考える対象にはなりません。
考える事は、『何をしたら、そんな風になるか』という点です。
例えば、家族の仲が良くて羨ましいと思ったなら、どうしたら家族仲が良くなるかを考えます。会話が少なければ会話の機会を増やしましょう。ギスギスした会話しかなければ、楽しい会話ができるように話題や言い方、話すタイミングは何がいいのか考えてみましょう。
何をしたら、あなたの望む結果に近付けるのか、それを考えましょう。
2.行動する順番を決める
望んだ結果に向かって、試してみたい行動が決まったら、次はその行動の順番を決めます。手あたり次第というのはおすすめできません。何がどう効果があったのかがわからなくなってしまいますからね。
まずは簡単にできるところから、行動を起こしてみましょう。やってみたいという順番でも構いません。ある程度の期間・回数を区切って行動を起こしてみましょう。
3.行動して結果を出してみる
行動を起こしたら、その結果は必ず出ます。その結果は、望んでいた結果にどれくらい近いものでしょうか?満足できる結果になれば、あなたの起こした行動が報われたことを大いに喜びましょう。
結果が望んだものではなかったら、何かが失敗に繋がっているはずです。その何かを探す為、起こした行動を振り返ってみましょう。どこかに望ましくない結果に繋がる点が必ずあるはずです。
あなたの行動で全ては変わる
よくこんな事を耳にします。「世界を変えようなんてできはしない。変えられるのは自分自身だけ」と。聞いたことはありませんか?
この言葉は、正確ですよね。世界という大きな流れをコントロールすることは、いち個人には到底できるものではありません。向かい合うたった一人の他人すらも、思うままにコントロールすることは非常に難しいことです。
私達に変えられる力があるのは、自分自身だけ。
けれど、自分自身を変えるとそれに触れる他人が徐々に変化を起こすことがあります。波が伝わっていくように、徐々に徐々に広がって、やがては世界というものを変えていくように。
それには時間がかかります。
達成しようとする強い意志がいります。
努力を続ける気力がいります。
行動し続ける意思がいります。
それらを持って、あなたは今も生きています。あなたの今日の行動は、明日の世界を変える一歩であるかもしれません。
たとえ、行動中に望まない結果に向かってしまっても、それは多々あることです。それは失敗ではなく、成功しない道を知ったというだけのこと。
行動したことを悔いないでください。行動したからこそ、あなたは変わろうとすることができました。そして行動を続けることで、変われるんです。
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