ポジティブに疲れる人とは?『心』を否定するポジティブはいらない

ポジティブになれない自分を卑下してしませんか?
その思考こそが、あなたの心を疲れさせてしまっています。

目次

 

ポジティブなものに疲れる心理とは?

手に乗せたハートの写真

誰かのポジティブな発信を見て、誰かが「こうすると良いよ」というアドバイスに対して、「自分にはできないな」とネガティブな感情しか持てない時はありませんか?

人は感情がある生き物です。そして、その感情は常に一定ではなく、波のように揺らめいて、時には自分でコントロールするのが困難だと感じられる時もあります。
以前に見たものと同じものを見ても、以前に感じた気持ちになれない。そういうこともよく起こります。

心というのは、結構わかりやすいものです。疲れていれば、それ以上頑張ろうとすることにブレーキをかけるし、気持ちに逆らって無理をすれば、表情や態度のどこかに我慢する不自然さが現れます。
けれど、それが自然なことなのです。

冒頭のポジティブな誰かの発信に対して、元気なあなたは「私もやってみよう」と考えたり、「やってみたら出来るかもしれない」と考えたりするでしょう。
しかし、心が元気ではない時ではどうでしょうか?

「自分にはどう頑張ってもできない」
「どうして自分にはできないんだろう」
こんな風に自分を卑下し、時に否定し、どんどん自分を追い詰める思考に偏っていきませんか?
それは、あなたの心がそれだけ疲弊しているということです。

世の中には、ポジティブであることこそが正義かのような風潮がありますが、人には正の面も負の面も両方あって、人なのです。ポジティブしか持ってはいけないということはありませんよ。

何よりもポジティブとネガティブとは、物事のどのような面を捉えているか、物事の見方の一つに過ぎません。
ポジティブであれば良いのだとすると、危機管理が全くできていないということになるでしょう。逆にネガティブばかりを捉えていれば、好転する可能性を全て捨てることになるでしょう。

無理矢理にポジティブな思考一択に置き換える必要は、本来はありません。
落ち込み過ぎないようにするために、浸りやすいネガティブから距離を取ろうするのは良いけれど、完璧にネガティブ思考を一掃するなんて不可能です。

 

1.ネガティブな気持ちを否定しなくていい

ポジティブな発言や行動を見て、落ち込んだり自分を卑下したりする考えが浮かんだら、それはあなたの心がひどく疲れている状態にあるということ。
そんな時に無理をしなくてもいいし、何よりも心に生まれた本音を否定も抑圧もする必要なんてありませんよ。

ネガティブな気持ちは、一片たりとも考えてはいけないというなら、人は生きていけません。ネガティブに物事を捉えることができたからこそ、危険を察知して生き残っていると考えてみてください。ネガティブ思考も、そう悪いものではありませんよね。

「嫌だな」や「どうせ自分には」なんてネガティブな思考が浮かんだ時には、その気持ちをまずは肯定してみてください。自分の心に否定せずに問いかけてみてください。

  • 嫌だな。
  • 何が嫌?
  • ポジティブになれない自分が嫌。
  • どうしてそれが嫌だと思うの?

こんな風に自問自答して、奥底に隠している言いにくい気持ちを掬い上げてみてください。そうすると、どうして自分がそう感じているのか、本当の理由に気がつけるでしょう。

そして、ネガティブな自分の気持ちを受け入れることで、受け入れてもらえた安心感が、心の回復を促進してくれます。
自分自身で気持ちを認めるだけでも、ネガティブな思考や感情は、ポジティブへと転ずることができるのです。

 

2.心の疲労に必要なもの

ポジティブを受け入れられない時、それは心がひどく疲れている時です。
それなのに、自分の心に無理をさせて『やらなきゃいけない』と思い込んでることをやろうとすると、あっという間に限界になってしまいます。

無理にネガティブ思考をやめさせようとするのと同じように、無理にポジティブ思考になろうとすることは、心にとって負担でしかありません。
人の感情には波があります。波が荒ぶっている時に無理に良くしようとしても、うまくはいきません。まずは、落ち着ける状態に戻すのが先です。

ポジティブを受け入れられないほど心が疲れていたら、そんなあなたに必要なものは『休み』です。

いっぱいになって疲れた心を休ませましょう。
積み重ね過ぎた情報という重石を下ろして、疲労を回復させましょう。
心の回復は、程度や個人差があるので、他の人と比べて回復が早い遅いを気にすることはありません。それは何の指針にもならないから、気にする意味はありません。

ただ、自分の心と向き合ってください。
ゆっくり休めているか。何かしたいと自然と思えるまで回復しているか。何も考えたくないなら、考えなくていい環境を整えようなど、自分の心を癒すことに専念しましょう。

 

まずは元気な自分に戻ろう

満開のチューリップの写真

人生のどんな瞬間でも、心身が不調では思ったように動けません。
体も心も健康であるからこそ、やりたいことにエネルギーを向けられるし、楽しいと感じられます。

いつも頑張り過ぎてしまうあなたには、もう少し休みが必要なのではないでしょうか?

ポジティブだから人生が楽しいのではありません。あなたの心が元気だから、人生を楽しめるのです。

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