『不安』はどうして大きくなってしまうのか、気が付いた時には自分でも抑えきれないくらい強くなってしまうのか。それは、『全容が見えない』からです。
目次
不安は『見えない』ほど大きく強くなるのはナゼ?
心の中に不安があると、いつの間にかそれは大きく成長して、気が付けば強い不安を感じるようになっていませんか?
その『不安』、正体が見えないから大きく強くなっています。
不安を感じる原因は様々ですが、共通するのは全容が見えないほど大きく強くなることです。
全容がわからないから、どんな怖いことが起きるか想定できない、何が起きるかわからない、もしかしたら考えている以上に悪いことが起きるかもしれないと、見えない不安が不安を呼び、どんどんその思いが加速してしまうのです。
不安に囚われてしまうと、何が不安の元だったのかわからないまま、ただただ大きくなっていく不安に潰されてしまいます。
そうなる前に、不安を和らげませんか?
不安を和らげるには、自分が何に対して不安を感じているかを知ることがポイントです。
次の三つのステップで、大きく強い不安を和らげ、生きやすくしていきましょう。
1.感情を認める・受け入れる
不安の正体を詳しく知っていく前に、『不安』な気持ちをひとまず落ち着かせることが大切です。
不安な気持ちは、何もしないでいると徐々に大きくなりますよね。これまでも、不安を放置していたらいつの間にかもっと不安を強く感じていたという経験があるでしょう。
気持ちを放置すると、場合によってはあまり良くない方向へと発展してしまうのです。
こういう時は、その感情が自分にあることを認め、受け入れる姿勢をとることで心を落ち着かせることができます。
「(自分の名前)は、今不安を感じている」と、第三者の目線から心にある気持ちを捉えます。
そして、「不安だと感じることは悪いことじゃない」と、自分の気持ちを受け入れる姿勢を言葉にします。
たったこれだけのことですが、この行動をするかしないかで、不安な気持ちが大きくなりにくくなります。人によっては不安を和らげることもできるので、試してみてください。
2.不安を紙に書き出す
気持ちを落ち着けたら、次は自分が『何に』不安を感じていたのかを知っていきましょう。
正体を知らないままでは、気持ちを受け止めてもすぐにまた大きな不安がやってきます。その繰り返しでは心が疲弊してしまうので、不安の正体を突き止めるのは重要なステップです。
まずは、不安な思いや怖いと思っていることを、気持ちのままに紙に書き出していきます。
紙に書き出すのは、気持ちの発散にも繋がるので、心を落ち着けるさらなる効果も期待できますよ。
紙に書き出していくうちに、徐々に自分の内側に隠れていた不安の正体が言葉となって書き出されていきます。紙に書き出すのは、こうした気持ちの掘り下げを行う際に、書いた言葉が刺激となってどんどん深く内面を探っていくことができるからです。
書くことがなくなったと思った時、紙に書き出された内容が不安の正体です。
あなたは、『何』を不安に思っていたのか気が付けましたか?
3.『今の自分』が出来ることを見つける
不安の正体を知ることができたなら、次は『今の自分に解決できるか否か』を決めることです。
もし不安の正体が「世界のどこかで戦争が起きたらどうしよう」だったとしたら、それは『今の自分』に解決できるでしょうか?
何もできることがなければ、それは今の自分が考えてもどうしようもない悩みだということがわかります。何もできることがない悩みは、一旦心の隅に片付けておきましょう。今は何もできなくても、これから先にできることがあるかもしれません。
『今の自分』が何かできることがあるならば、それを行動に移してください。
不安は、何もしないと大きくなっていきます。それならば、今の自分にできることをやって、最善を尽くせば「出来ることはやった」と自信を持って言えるでしょう。そうなれば、心の中にある不安は今ほど大きく強くはなりません。出来る限りをやったから。
向き合えば不安は和らぐ
不安を感じると、その不快感や恐怖感から逃れようと一種の現実逃避に近い行動をとることが多いでしょう。他の情報で頭の中を埋め尽くしたり、不安を忘れようとお酒を飲んだり。
けれど、不安はそれでは薄まりませんし無くなりません。
不安を和らげようとするならば、不安と向き合うのが一番です。
向き合うのは怖いですが、そんな時はこう考えてみてください。「この不安は、自分の他にもたくさんの人が感じて悩んだことのある不安だ」と。
あなたの周りには、あなたと同じように感じている仲間がいます。彼らを頼り、時には心の専門家を頼ってみてくださいね。
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